導入
「今の自分を変えて、新しい分野に挑戦してみたい」 そんな想いを抱きながらも、未経験からのキャリアチェンジに不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
今回は、当社のデジタルスキル講座「Break Marketing Program」(通称:BMP)を卒業し、キャリア支援を通じて異業種からの転職を叶えた市川さんにインタビューを行いました。BtoB営業からWebマーケターへと転身し、転職先の株式会社リライアス(以下、リライアス)では、入社わずか3ヶ月でリーダーへと抜擢された市川さん。
「未経験からどのようにスキルを習得したのか?」「キャリア支援をどう活用して転職を成功させたのか?」などについて詳しくお話を伺いました。
また、記事の後半では、インタビューにご同席いただいたリライアス人事担当の高橋さんにも、社内での市川さんの活躍ぶりや、同社が「いま求めている人材」についてもお話しいただいています。
まずは市川さんのプロフィールを教えてください。
市川さん出身は青森県の三沢市です。福島の大学を卒業後、新卒でIT企業に入社し、BtoBのソリューション営業を経験しました。前職で営業として勤務しながらBMPを受講し、2025年1月に株式会社リライアスに転職しました。
現在はHRマーケティング部門に所属し、広告運用を担当しています。主にIndeedの広告運用が多く、入社後半年ほどはLINE広告やMeta広告にも携わっていました。2025年4月頃からは広告運用チームのリーダーを任せていただき、現在は4名のメンバーとともに業務を進めています。
営業職からWebマーケティングの領域にチャレンジしようと思ったのはどんなきっかけがあったのでしょうか?
市川さん前職のBtoBの営業では、社内のシステムエンジニア(プロパーやパートナー)の派遣先の仕事を取ってくることや、持ち帰り案件の獲得、セキュリティ製品やPC販売、サーバー更新など、既存顧客との関係性を深めながら継続的に案件をつくっていく営業活動が中心でした。
そのような業務の中で私自身が「将来的に青森の実家に帰る可能性が出てきた」ことが、転職を考える大きなきっかけになりました。実際に地元に戻った場合、同じ営業職を続けられるのかという不安がありました。
特に「場所を選ばず働ける仕事ではない」という点が大きな課題でした。今後、環境の変化に対応できるスキルがより必要となる時代がくるのではないかと感じ、場所や時間にとらわれず価値提供できるスキルを身につけたいと考えるようになりました。
さまざまなWebマーケティングスクールがある中で、BMPを選んだポイントはどんなところでしたか?
市川さんきっかけは広告だったのですが、最終的な決め手としては3つあります。
1つ目は、経済産業省認定のプログラムという点です。信頼性の高さに魅力を感じました。
2つ目は、異業種からでもスキルの習得ができて、卒業生が活躍している事例があったことです。主婦の方が未経験からWebマーケターにキャリアチェンジしている事例をみて、自分でも可能性があると思いました。
3つ目は、費用面や習得までの日数を考慮したときに、働きながらでも学習できて、転職に繋げられそうという点も大きかったです。
ブレイクでは覚悟を持って学んでもらいたいので、あらかじめ「BMPのプログラムは大変です」と受講検討者にお伝えしていますが、実際に働きながら仕事と学習の両立はどうでしたか?
市川さんBMP受講中は始業前に1時間半ほど早く会社に行って学習したり、終業後は最寄り駅近くのワークスペースで勉強したりしていました。業務時間外の時間を捻出しながら学習を進めるのは、正直大変でした。
その大変だった学習のなかで身についたと感じるスキルはなんですか?
市川さん特に身についたと感じるのは、リサーチとフレームワークです。
広告運用やデータ分析をする前段階の思考として、顧客分析などが必要になりますが、BMPでその基礎を体系的に学べたのはとても大きかったです。広告の配信結果だけを見るのではなく、リサーチ情報や顧客の前提条件を踏まえて分析する視点が身につきました。新たな気づきも多く、今の実務にも直結しています。
実際に実務で活かされていると感じる部分はどんなことですか?
市川さんWebマーケティングの基礎がしっかりとカリキュラムに組まれていたので、未経験ながらも転職後に置いていかれることなく業務に入ることができました。
また、「TTM(徹底的に真似る)」のマインドが強く印象に残っています。転職当初は分からないことだらけでしたが、先輩社員のやり方を徹底的に真似することで理解が深まり、スキルの向上につながったと感じています。
BMPのキャリア支援を利用しての転職活動はいかがでしたでしょうか。
市川さん実際に転職成功につながったので、とても満足しています。
特に、担当のキャリアアドバイザーの中島さんが人事のご経験が長く、採用側の視点をフォローしてくださり、書類や面接対策での客観的なアドバイスが非常に参考になりました。転職を成功させることだけでなく、今後の中長期的なキャリアビジョンや人生で何を大切にしていきたいかなどの自己理解を深める機会にもなり、「自分の市場価値をどう高めていくか」「どんな将来像を描きたいのか」といった点も一緒に言語化してもらえました。その上で今の企業を紹介していただけたことには、とても感謝しています。
最終的にリライアスへの転職を決めた理由は何だったのでしょうか?
市川さん1番は企業理念に共感したからです。リライアスには「クライアントファースト」の理念があり、クライアントの事業成長に真剣に向き合うことが、そのまま自分自身の成長や価値向上にもつながると感じました。
前職は上場企業だったこともあり、数字主義な側面が強く、クライアントの本質的な課題と数字を追うことの間にギャップを感じることもありました。その点で、リライアスの理念には根本から共感できました。
1番は企業理念に共感したからです。クライアントの事業成長に真剣に向き合うことが、そのまま自分自身の成長や価値向上にもつながると感じました。
リライアスでは「クライアント価値の最大化」をミッションに掲げられていますが、クライアントファーストの文化を感じる具体的な場面はどんなときですか?
市川さんリライアスでは、クライアントにとって無理な提案は決してしません。たとえクライアントからの要望であっても、クライアントにとって無理な予算設定だったり、クライアントのためにならないと判断した場合は、データをもとに理由を丁寧にお伝えして、別の選択肢を提案します。
また、クライアントと一緒に案件を進めていく文化が根付いている点も印象的です。定例ミーティングでは配信結果や改善点を都度振り返り、クライアントの意見を伺いながら次の施策を検討していきます。こうした「顧客に正直に向き合う姿勢」は、日々のプロジェクトを通じて強く感じています。
入社されていろいろなご経験をされたかと思いますが、特に印象に残っているプロジェクトや業務があれば教えてください。
市川さん特に印象に残っているのは、入社から3ヶ月ほど経った頃に担当した、大手派遣企業様の採用支援プロジェクトです。その企業様は全国に多くの支店を展開されていたため、当初は各支店ごとに広告配信を行っていました。それらを本部で集約し、1つのアカウントとして運用していく体制に切り替えるプロジェクトでした。
運用額も大きく、地域や職種によって反応が異なるため、データを見る切り口も多く、分析には苦労しました。その分、クライアントと密に状況を共有しながら、進め方を一緒に考えていく経験ができ、学びの多いプロジェクトだったと感じています。
入社から3ヶ月で大きなプロジェクトに携わられたのですね。その頃にリーダーも任されるようになったと思いますが、入社3ヶ月でリーダーに決まったときの率直な気持ちを教えてください。
市川さん最初は正直「自分で大丈夫かな」という不安がありました。まだ試用期間が終わったばかりでしたので。
ただ、他のメンバーも未経験スタートが多く、他のリーダー陣も入社が数ヶ月違いという、距離の近い方が多かったので、一緒に成長していける感覚がありました。メンバーそれぞれの考え方やスキルを柔軟に取り入れながら成長できることが、リーダーになって一番の学びでした。
異業種からの転職や未経験の方が多いとのことですが、リライアスの入社後の教育体制やフォロー体制はどのようになっていますか?
市川さん未経験入社であっても、キャッチアップのしやすい環境が整っていて、私自身も未経験で不安でしたが、しっかりとしたオンボーディングのプログラムのおかげで安心して業務に入ることができました。
また、定期的な1on1や目標のフィードバック面談もあり、自己内省の機会が多いので目標を見失わずに取り組むことができます。会社自体が20名規模と少数精鋭で、経営陣とも距離が近く、理念も浸透しているため、教育体制・フォロー体制は手厚いと感じています。
転職後、市川さんの中でプライベート面で変化はありましたか?
市川さん仕事と直接関係する話ではないかもしれませんが、転職前は悩みながら働いていた部分が正直大きかったので、転職後は性格が明るくなったと思います(笑)。筋トレを始めたり、プライベートでも新しいことへのチャレンジが増えました。転職してキャリアだけでなく、人間的な部分もポジティブな変化があり、転職して良かったと思っています。
今後挑戦したいことや関わりたい領域について教えてください。
市川さん個人としては、場所や時間に縛られず、成果に結びつく価値を提供できる人材になることが目標です。まずは、HRマーケティング領域で専門性を高め、再現性のある成果を出せるスペシャリストを目指しています。将来的には、マーケティングの知見を活かし、広告運用の枠を超え、より上流の課題整理や意思決定にも関われるコンサルティング領域にも挑戦したいです。
組織としてはリライアスでは幅広い業界の採用課題に向き合う機会が多いため、さまざまな案件を経験しながら、業界や企業規模を問わず、成果を出せる採用支援ができる人材へと成長していきたいです。
現在BMPを受講中の方や、受講を迷っている方へ先輩としてアドバイスをお願いします。
市川さん時間は有限です。今の学習が「自分の人生が変わる瞬間」だと思って、有意義に、かつ積極的に取り組んでほしいです。そして、BMPで学んだスキルを時間を空けることなく、すぐに実務に活かしたり、永続的に取り組むことが大切だと感じています。
どんな方にBMPをおすすめしたいですか?
市川さんWebマーケティングに興味がある方はもちろんですが、「今の仕事に明確な目標が持てない」と悩んでいる方にもぜひおすすめしたいです。学んでみると想像以上に奥が深く、将来的にフリーランスや副業など、働き方の選択肢が大きく広がると思います。
貴重なお話をありがとうございました。ここからは人事の高橋さんにもお話を伺いたいと思います。人事からの目線で、社内の市川さんの活躍をどうご覧になっていますか?
高橋さん市川さんは、マーケティング・広告運用実務のご経験こそありませんでしたが、BMPでマーケティングに関する基礎知識を徹底的に習得された上でのご入社でした。そのため、他の未経験入社の方と比較し、広告媒体や実務オペレーションに対する理解が非常にスムーズで、オンボーディングもつまづくこともなく進んだのが印象的でした。
そこに持ち前の、真摯で実直なお人柄と、「確動性(やり抜く力)」が高く評価され、瞬く間に社内からの信頼を獲得し、入社わずか3ヶ月という短期間でのリーダー任命となりました。ちょうどそのタイミングで会社としても大きな案件が決まり、誰を担当にするか検討したなかで、確動の高い市川さんに任せたいということになりました。現在でも、弊社において最も運用額の大きいアカウントを担当し、活躍の幅を広げています。
運用していくなかでも、前例に捉われることなく、多角的な分析と仮説検証を重ね、常に当事者意識を持ってクライアントと向き合い、クライアントの期待を超え続けようとするスタンスは、他の社員も見習うべき市川さんの大きな強みだと思っています。今後も社内にポジティブな影響をあたえ続けてくれることを大いに期待しています。
確動性(やり抜く力)が高く評価され、瞬く間に社内からの信頼を獲得し、入社わずか3ヶ月という短期間でのリーダー任命となりました。
今後もBMP卒業生にリライアスをご紹介したいと思うのですが、どんな方が合っていると思いますか?
高橋さん繰り返しにはなりますが、「クライアントのために価値を還元したい」という想いのある方にはとても向いていると思います。例えば、私たちは単に広告の運用額をあげていけばいいというわけではなく、運用額を下げてでも、採用成功にコミットする提案が求められます。自分たちの利益を追求していくという方よりクライアントのための提案をしてくれる方が活躍のできる土俵だと思っています。
また、現在は20名規模で、良くも悪くも整いすぎていないので、運用フローやクライアントとの関わりなど、「自分の色」を出しやすかったり、自分で作り上げていけるフェーズになっています。決まっているレールに乗って走っていくというよりは、自分で作り上げることを楽しめるようなマインドを持っている方には相性の良い会社だと思います。
採用基準となる、誠実さの有無を判断するのは難しいかと思うのですが、選考ではそうした「誠実さ」をどのように見極めているのでしょうか。
高橋さん今の業務での課題や不満を深掘りし、「そのしがらみがなくなった時に、どうクライアントに関わりたいか」を詳しく伺います。面接対策として用意された回答ではなく、本当に本人が感じているのかどうかを見極めながら、それが、本人が仕事をするうえで優先度の高い事項なのかどうかは念入りに確認するようにしています。
そこが市川さんは面接の時点でマッチしてると感じたところだったのですね。最後に、今のフェーズのリライアスで必要とされるスキルセットを教えてください。
高橋さん大きく2つあります。1つ目は市川さんが入社したときと比べると、従業員の人数も増えてきたこともあり、「仕組み化」をより取り組んでいかなくてはいけないフェーズに入っていきています。その中で「カオスな状態を整える」ことが得意な方や好きな方は非常にありがたいですね。
2つ目は比較的、大手のクライアントが増えてきたということもあり、リテールよりも大手企業とのコミュニケーションを取ることが必要になってきました。法人向けの提案や商談経験のある方、なかでもエンタープライズ企業と対峙されてきた経験がある方はとても欲しい人材になります。
自走できる力や自分で何もないところから生み出すことの楽しさを大事にできる方は欲しい人材ですよね。組織としても新しい挑戦が続いているようですが、今後の展望はいかがでしょうか。
高橋さん実は今年の4月に、リライアスとして初めての新卒1期生が2名入社します。彼らにとっては、リライアスでの経験が社会人としてのスタンダードになります。だからこそ、改めてリライアスはベンチャーマインドを持ち、しっかりと「量」で勝負していくんだという姿勢に拘っていきたいと考えています。最初から効率や器用さを求めるのではなく、愚直に場数を踏む。その圧倒的な積み重ねこそが、ある時、自分たちでも驚くような高い次元の質へと変化するものと信じています。
新卒の方々が入ることで、社内にも新しい風が入り、雰囲気も変わりそうですね。
高橋さんそうですね。新卒メンバーが加わることで、既存のメンバーにとっても、当たり前だと思っていた基準を見直す良い機会になると考えています。彼らのフレッシュなエネルギーが刺激となり、組織全体がさらにアップデートされていく。そんな相乗効果が生まれることを、今からとても楽しみにしています。
おわりに
今回のインタビューを通じて、市川さんがBMPで築いた思考の土台と、リライアスが大切にする「クライアント価値の最大化」という理念の相乗効果が、未経験からのスピード成長を支える大きな原動力となったことが伝わってきました。
今春には初の新卒1期生を迎え、さらなる飛躍の年になるリライアス。市川さんのように自走する力を持ち、クライアントのために価値を提供したいと願うプロフェッショナルたちが、今後も組織の成長を加速させていくはずです。
「今の環境を変え、確かなスキルを身につけたい」と考えている方に、BMP卒業生である市川さんのキャリアチェンジが、一歩を踏み出すためのきっかけになれば幸いです。