INTERVIEW

これまでの経験は武器になる。Webマーケを掛け合わせ、理想を形にする「キャリアの統合」

これまでの経験は武器になる。Webマーケを掛け合わせ、理想を形にする「キャリアの統合」

導入

これまでの経験を活かしながら、さらに自分らしい働き方を追求したいーー

ライフステージの変化をきっかけに、今のキャリアの延長線上ではない、新たな領域への挑戦を模索している方は少なくないはずです。

今回は、当社のデジタルスキル講座「Break Marketing Program」(通称:BMP)を卒業し、異業種への転職を実現されたNさんにインタビューを行いました。Nさんは、百貨店や飲食店の店舗責任者として10年間にわたり「現場のマネジメント」の第一線で活躍されてきました。そうした中、お子さんの誕生を機に、家族との時間を大切にできるライフスタイルへの転換を決意されました。

現在は、地域特化型ビジネスを展開するインタラクティブ株式会社のクライアントサクセス領域で新たなキャリアを歩まれています。入社9ヶ月で社内表彰を受けるなど、目覚ましい成果を上げているNさんですが、未経験からどのようにして専門スキルを武器に変え、成果へと繋げたのでしょうか。これからのキャリアに悩む方のヒントになるお話を詳しく伺いました。

Nさんの自己紹介をお願いします。

Nさんインタラクティブ株式会社でクライアントサクセスを担当していますNです。これまでの歩みをお話ししますと、私は熊本出身で、大学進学を機に上京しました。新卒ではファッションに興味があったので大手百貨店に就職し、そこでは婦人服のアシスタントバイヤーなども経験しました。日々トレンドの最先端に触れながら、お客様一人ひとりと向き合う仕事には、大きな充実感を感じていました。

最初の転機は、父が経営する飲食フランチャイズ事業の拡大でした。父から「手伝ってほしい」と声がかかったこと、そして自分自身もいつかは地元に戻ろうという思いがあったことから、Uターンで熊本へ帰郷することを決めました。

熊本に戻ってからは約4年ほど、飲食店の店長として現場を切り盛りしながら、経営サポートにも携わりました。その中で「人のマネジメント」に強い関心を持つようになり、より専門的に追求したいという思いから、ご縁のあった大手カフェチェーンへ転職しました。

そこでも店舗責任者としてマネジメントに携わり、仕事自体にはすごく面白さを感じていたのですが、職種柄どうしても土日出勤がメインになります。土日休みの妻とはなかなか時間が合わず、家族で過ごす時間が十分に取れていないことが当時の課題でした。

さらに、子どもが生まれたことで「今しかない子どもの成長を近くで見守れるライフスタイルに変えたい!」という思いが決定打となり、本格的に転職を考えるようになりました。

転職を考えたときに、百貨店や飲食業界という異業種からBMPを受講しようと思ったきっかけはなんだったのでしょうか。

Nさん一番は、30代に入って自分のキャリアを一度、根本から選び直したいと考えたことです。大学卒業以来、百貨店や飲食業界で10年間、一貫して「現場での接客」や「人のマネジメント」に携わってきました。もちろん仕事にやりがいは感じていましたが、どこかで「自分の本当の強みは、別のところにあるのではないか?」という思いがありました。振り返ってみると、私は子どもの頃から、物事を深く考えたり、仮説を立てて検証したりするプロセスが好きな気質でしたので、飲食店でのマネジメントにおいても、実は数字から課題を抽出して打ち手を考える時間に一番の面白みを感じていました。
そこで、ずっと興味があった、深く思考し、PDCAを回す領域であるWebマーケティングの世界に挑戦したいと思いました。あと、現実的に考えて異業種への挑戦は難しいものになるだろうと考えていたので、自分の中で自信を持てる強みや「武器」が欲しかったという理由もあります。

さまざまなWebスキル講座がある中で、BMPを選んだ理由を教えてください。

Nさんずばり「実践形式で学べること」が決め手でした。他校も検討しましたが、BMPは課題が非常に豊富で、プロによる徹底した添削を受けられる点が、着実に力が身につく環境だと感じました。ブレイクの小川代表が「うちは大変ですよ、覚悟のある方だけ受講してください」と仰っていたのも、かえって信頼できるメッセージとして心に響きました。

実際に受講してみていかがでしたか?

Nさんすごく楽しかった!というのが率直な感想です。ただ、課題の量は想像以上でした(笑)。 早番なら7時始業、遅番なら深夜1時帰宅という不規則な生活の中で、1日10分でも5分でもいいからパソコンを開くという習慣を大切にしていました。体力的にはタフな毎日でしたが、楽しく続けることができたので、自分はやっぱり「深く思考し、PDCAを回すこと」が好きなんだと再認識できました。

特に印象に残っているカリキュラムや役に立っているスキルがあれば教えてください。

Nさん最初の「企業分析」がすごく面白かったです。ちょうど引っ越しを検討していたタイミングだったので、住宅メーカーの分析をしたのですが、かなり深く思考した自信がありますね(笑)。

実務で役にたっていると思うスキルは、CV(コンバージョン)を高めるための効果的なキャッチコピーの作り方です。「誰に・何を・どう届けるか」という思考プロセスは、現在の業務の一つであるバナー制作にも活きています。また、全課題を通して鍛えられた「徹底的に調べる力」は、今の仕事の土台だと思っていて、小川代表が繰り返し仰っていた「構え、打て、狙え」という指針は、今の私にとっても大切なビジネス哲学です。

BMPを受講しながら転職活動もされていたと思いますが、両立で大変だった時期はありますか?

Nさん正直なところ、受講そのものは全く辛くありませんでした。内容が本当に面白かったですし、自分自身の決意も固かったので、夢中で取り組めました。

ただ、転職活動に関しては、これまでに経験したことがないほどの壁にぶつかりました。これまで自分の経歴にそれなりに自信を持ってきましたが、いざ始めてみると書類選考すら通らない日々が続き、「やはり現実は甘くないな」と、落ち込む時期もありました。

転職活動では壁にぶつかったそうですが、BMPのキャリア支援を受けてみていかがでしたか?

Nさん一言で言えば、どこまでも手厚く寄り添っていただきました。実は並行して他の大手エージェントも利用していましたが、サポートの質が圧倒的に違いましたね。

なかなか選考が通過しなくて落ち込んでいた時も、担当の中島さんが「一人で悩まずにお話しましょう」とすぐに面談の機会を作ってくださいました。親身になって自分の話を聞いていただけたことが、何よりの心の支えになりました。

BMPの支援は、単に求人を紹介するだけではなく、受講生が本当に納得できるキャリアを共に描くことを大切にしています。面談を通じて、何か新しい気づきはありましたか?

Nさんはい、あの面談がまさに今の自分を作る大きな転機となりました。当初私は、「学んだWebマーケティングを直接活かせる仕事」という一点しか見えていませんでした。

ところが、担当の中島さんから「これまでNさんが培ってきた現場でのマネジメント力や深い接客経験は、カスタマーサクセス(CS)という職種でも、強力な武器になりますよ」というアドバイスをいただきました。

「Webマーケティング」という手法に、「マネジメント」というこれまでの経験を掛け合わせたわけですね。

Nさんその通りです。その言葉をきっかけに、自分のキャリアの可能性がパッと広がったのを覚えています。自分一人では、過去の経験と新しいスキルをどう結びつければいいのか気づくことができませんでした。その「掛け合わせ方」を一緒に見出していただいたことが、現在のインタラクティブ株式会社との出会いに繋がりました。あの時、視野を広げていただけなければ、今の自分はなかったと思います。

熊本オフィスでインタビューを受けるNさんの様子
熊本オフィスでインタビューを受けるNさんの様子

インタラクティブとの出会いやご入社の決め手について教えていただけますか?

Nさんきっかけは「ジョブアンテナ 熊本」という当社のサービスに登録したところ、運営元のインタラクティブからスカウトが届いたことです。そこで熊本オフィスの支社長とカジュアル面談をしたのですが、今までの面談では「審査をされる場」という感覚でしたが、支社長からは「その経験がうちのこういうところで活かしていただけそうですね。」と、これまでの経験とBMPで学んだことがどのように活かせる可能性があるかをお話してくれました。その中で「今後の人生の目標やありたい姿はありますか?」と会社の要望だけでなく、私の人生も考えた質問までしてくれたことがすごく嬉しかったのを覚えています。

Nさんはどのようにお答えしたのでしょうか?

Nさん「日本のどこにいても働けるような人材になりたいです。」と答えました。それに対して、「まさにうちが求めている人材です!当社の事業責任者も今は能登にいますよ。」と返してくれて。自分の理想のライフスタイルと仕事がリンクした瞬間でした。求人を探すつもりで登録した「ジョブアンテナ」でしたが、支社長との出会いから運営側のインタラクティブ株式会社に入社することになりました。

インタラクティブの事業と、その中でNさんがご担当されている業務について教えてください。

Nさん「地域の可能性を解放する」をミッションに掲げている、沖縄発のインターネットベンチャー企業になります。デジタルマーケティング事業と人材事業を軸にしており、人材・HR Tech領域では、求人媒体の「ジョブアンテナ」を運用しています。私はジョブアンテナのクライアントサクセスとして、地域の企業様が抱える採用課題をサポートする業務を担当しています。

「ジョブアンテナ」はどのような求人媒体ですか?

Nさん「ジョブアンテナ」は半年や1年など期間でご契約いただく有料型の求人媒体です。従来の求人媒体というよりは、今多くなってきているマッチング型で、企業側からも求職者側からも気になる募集や人に対して、「いいかも」を送り合える仕組みになっています。企業側にも求職者側にも「アンテナレベル」というものがついていて、人気を表す指標になっているのですが、運用次第で週間ランキングにランクインできたりしますので、小さな企業様でも良い人材を獲得できるチャンスがあるのが「ジョブアンテナ」の強みになります。

大手媒体の求人サービスや人材紹介もそれぞれ良いところがあると思いますが、ジョブアンテナの強みは、企業様のやる気次第で、求める人材にアプローチできて、接触できるところになります。沖縄をはじめ、熊本でもその採用実績からおかげさまでリリースして3年足らずで、熊本を代表する企業様にご利用いただいています。

ーー 企業様のやる気次第で成果が変わるからこそ、サポート体制も重要になりそうです。Nさんは具体的にどのような形で企業様と関わっているのですか?

Nさん社内には、営業チームとクライアントサクセスチームがあり、私はクライアントサクセスチームに所属しています。営業チームは新規のジョブアンテナを使っていただくための企業様への営業活動がメインで、クライアントサクセスチームはご契約いただいた企業様の運用サポートがメイン業務になります。月に1回、企業様と面談させていただき、レポートを確認したり、次の1ヶ月はどのような施策を行うのかを一緒に考えていきます。こうした地道な改善を積み重ねることで、大手媒体には載っていないような地元の優良企業の魅力が、求職者の方へ正しく届くようになると思っています。

まさにその「地域ならではの魅力」が詰まっているからこそだと思うのですが、BMPの転職支援でも、地域の求人を探す際はジョブアンテナを頼りにすることがあります。実は、熊本の受講生にジョブアンテナ経由のエントリーを促したこともあります。

Nさんそうだったのですね。知らないところで会員獲得にご協力いただいていたのですね(笑)。ありがとうございます!ジョブアンテナは、その地域のスタートアップから老舗企業まで幅広くご利用いただいています。「地域に特化した、本当に価値のある求人」を見つけやすいのが自慢ですので、ぜひこれからも活用していただけると嬉しいです。

ブレイクとしても地域の転職支援が多くなってきているので、今後多方面で連携できると嬉しいです。ちなみにNさんは、企業様の掲載ページの広告画像も作成されているのでしょうか。

Nさんはい。キャッチコピーはプロのライターが提案してくれる場合もありますが、担当企業様の画像のデザインなども私が行っています。現状、画像は無制限での変更可能なので、数字を見ながら改善を続けています。

今の業務にこれまでの人材育成の経験やノウハウも活かせていますか?

Nさんそうですね。実家の仕事をしていた時は、求人媒体を使う側だったので、採用に悩む企業様の気持ちはよく理解できているつもりです。

だからこそ、単に掲載ページを整えるだけでなく、時には一歩踏み込んだアドバイスをすることもあります。例えば、採用選考の進め方に慣れていない企業様には具体的なステップをご提案したり、求める人材を獲得するために整えておくべき、書面などの作成についてお話をすることもあります。

本来の業務範囲からは少し外れてしまうのかもしれませんが、根本的な部分が整っていないと、最終的に良い人材とのご縁は結べません。企業様の将来のためにも、そこはあえて線引きをせず、良きパートナーとして率直にお伝えするようにしています。

お話を伺っていると、すでにチームの主力として欠かせない活躍をされているのが伝わってきます。ご入社されてから、特に印象に残っているプロジェクトなどはありますか。

Nさん特に印象に残っているのは、採用に苦戦されていた地域企業様のご支援です。特殊な業界であることに加え、もともと人口が少ないエリアということもあり、一時は契約更新も危ぶまれるほど厳しい状況で私が引き継ぐことになりました。

まずは現状を知るためにデータ分析を行ったところ、そもそも「募集要項の中身まで見られていない(クリックされていない)」という課題が見えてきました。そこで、まずは興味を持ってもらうために、広告画像を大幅にリニューアルすることを提案しました。

その業界によくある堅いイメージ画像をやめて、企業様が広報用に使われていた可愛らしいキャラクターを活用し、ポップで斬新なデザインに一新しました。その結果、閲覧数が5倍にまで改善しました。

ただ、閲覧数が増えてもすぐに応募には繋がりませんでした。「なぜだろう?」とさらに改善を繰り返し、粘り強く伴走した結果、更新期限まで残り1ヶ月というタイミングでついに採用が決定しました。企業様に心から喜んでいただいて、無事に年間契約の更新もいただくことができました。

この成果を評価していただき、社内で表彰もしていただけたことは大きな自信になりました。入社して9ヶ月ほど経ちますが、今では地域を代表するような企業様の運用サポートも任せていただけるようになり、日々成長を実感しています。

業務中のNさんの様子
業務中のNさんの様子

このあとのキャリアビジョンや関わっていきたい領域について教えてください。

Nさん入社してまだ1年経っていませんので、まずは今の軸であるクライアントサクセスの仕事を極めたいと考えています。また、最近は自ら手を挙げて、新規の営業活動にもチャレンジしています。既存のお客様の運用サポートだけでなく、新しいお客様への提案も経験することで、より多角的な視点が持てるようになりますし、それが巡り巡って会社への貢献や自分自身のキャリアの幅を広げることにも繋がっていくと信じています。

実際に商談の場に立ってみると、「自分は意外とプレゼンが得意かもしれない」といった新たな自分も発見できて手応えを感じることができました。

まずは今の部署での経験を積みながら、幅を広げていきたいということですね。インタラクティブではデジタルマーケティング部門もあるかと思いますが、キャリアチェンジの選択肢として考えていますか?

Nさんそうですね。将来的には、ジョブアンテナの認知度を広げるためのより根幹部分のマーケティングもやっていきたいですね。現場で得た「企業様や求職者の生の声」を、より大きなマーケティング戦略に反映できることが理想です。

ご家族で過ごす時間はインタラクティブにご入社されて変わりましたか?

Nさんそこは一番大きいですね。熊本支社では週2回までリモートワークが認められているので、仕事が終わって、家族と一緒にすぐにご飯が食べられるのはとてもありがたいです。以前は、子どもの寝顔だけ見ることが多かったのですが、一緒にいる時間が増えて、起きているうちにコミュニケーションが取れるのは嬉しいですね。あとは、妻と休みが合うのは改めて最高だなと思っています。次の休みはどこに行こうかと一緒に計画を立てられる。そんな何気ない時間が本当に幸せなんです。子どもはすぐ大きくなっていくので、この瞬間を家族と一緒に過ごすこと以上に大事なものはないんじゃないかと思っています。

今しか味わえないお子さんとの時間だったりご家族の時間を大切にされているのがとてもよく伝わりました。最後にBMPの受講を迷っている方や、現在BMPで学んでいる受講生に向けて、メッセージをお願いします。

NさんBMPは単なる知識の習得だけでなく、物事の考え方や向き合い方そのものを学べる場所だと思っています。未経験の私でも、ここで学んだ「思考の型」があったからこそ、新しい世界で自信を持って働くことができています。決して楽なカリキュラムではありませんが、そこで得られるスキルと人との繋がりは、受講料以上の価値があると思っています。ぜひ助成金を活用できるうちにコスパよく学んでほしいです。

おわりに

10年間の店舗マネジメントで培った「現場のマネジメント」に、BMPで習得した「Webマーケティングの思考」を掛け合わせ、人材事業のクライアントサクセスという新たなフィールドで活躍するNさん。 家族との時間を大切にしたいというご自身の価値観を軸に、勇気を持って一歩踏み出したことが、結果として地域企業の採用課題を解決し、自らの武器を増やすことにも繋がりました。 確かな「思考の型」を身につけることで乗り越えたNさんの歩みは、キャリアとライフスタイルの両立に悩む多くの方にとって、一歩踏み出すための勇気をくれるのではないでしょうか。「一生モノの武器」は、現状を変えたいという強い意志と、それを形にするための正しい努力の先に必ず待っています。