【悪用厳禁】女性を振り向かせる魔法の言葉”〇〇〇”

こんにちは、BMP講師の後藤です。

本日は「この商品良さそうだな〜」と手に取った、ある外国の食品についてのお話です!

いきなりですが皆さんに質問です。

カルシウムはキウイの2.1倍

カリウムはバナナの1.8倍

マグネシウムはレーズンの2倍

食物繊維はごぼうの1.4倍

鉄分はほうれん草の2.1倍

黒糖のように甘い味がやみつきになる


さて、すごそうな予感のするこの商品、何だと思いますか?



正解は…「デーツ」です!

デーツは「ナツメヤシ」の実で、古代から世界で親しまれている天然のドライフルーツです。
木に実をつけたまま自然乾燥し、太陽の光を浴びて樹上で完熟していくデーツは、果実の中でも栄養価がトップクラス。
絶世の美女”クレオパトラ”も愛した果実と言われています。

栄養価が高く、“スーパーフード”の名で親しまれる人気のフルーツですが、
今回私が興味を持ったのは以下の3点です。

1.商品の配置場所

2.洗練されたパッケージデザイン

3.「罪悪感」というワード

順番に見ていきましょう。

1.商品の配置場所

購入場所は、関東を中心に展開する東証一部上場企業のドラッグストア「クリエイトSD」の食品コーナー。家から近いので割とよく利用しているのですが、
誰もが通る通路のちょうど曲がり角の腰の位置あたりに、パッとこの商品だけ目立つように上手に置いてあるんですよね。

ぼーっとして歩いていても目に入ってくるような配置でした。見つけてもらえなければ存在しないも同然です。

配置のセンスも良いな〜と感心しました!

2.洗練されたパッケージデザイン

このデーツは中東のイラン産ですが、

イスラムの王様を彷彿させるキャッチコピーに
宮殿や王様の冠のデザインが秀逸に施され、
高級感を意識したゴールドのデーツとラクダのロゴデザイン。

想像しただけで王様気分になれそうです(笑)

ベースのホワイトカラーに、中央最上部のデーツのロゴデザインと同じ透かしが使われている部分にもセンスを感じました。

パッケージデザインは売上を大きく左右する要素です。

ただ目立つところに置いてあるだけなら買わなかったので、
なんだかリッチな感じがするな〜!とワクワクしました。

3.「罪悪感」というキーワード

皆さんそれぞれいいな〜とか注目するポイントは違うかもしれないですが、
私が注目したのはパッケージ裏側のこの文言です。

“甘いものは食べたい、でも砂糖は控えたい・・・
そんな方にぴったりな罪悪感ゼロの自然なスイーツ”

そう、「罪悪感」というワード。

このワード、女性向けに使われることが多いと感じており、今回も上手に使っているな〜と思いました。

もちろん、女性だけでなく健康意識の高い人などもターゲットだとは思いますが。

甘いものは好きだけど、ダイエットしたり控えてる人でも、
自然なフルーツなら健康的だしいいじゃん!て思ってしまいそうですよね。

ちなみに、こんなデータがあります。

外出自粛期間中、食事への罪悪感「増した」が55%

引用:マルコメ株式会社  NEWS RELEASE

コロナによる外出自粛で運動不足になる人も増えていて、
健康維持に配慮した食事が注目されるようになりましたね。

そのような背景から食に対する罪悪感が生まれています。

人間の心理は複雑なもので、

「甘いものが食べたい」
「でも太るのは嫌」
「身体に良いものなら食べてもいいのでは?」
「でも遠慮しながら食べるのは嫌だし、せっかく食べるなら楽しみたい」

こんなやり取りを無意識のうちに頭の中でしているものです。

これだけ物やサービスが溢れる現代ですから、この罪悪感が商品やサービスの購入を妨げている場面はわりと多いと思うんです。

ここで罪悪感を解消できないなら、その商品やサービスを利用する確率は減るかもしれません。

そんな時に、上手に罪悪感を解消できるキャッチコピーは、購入の後押しをすることができそうですね♪

さらに、こんな興味深い調査もありました!

消費における購買意思決定権をもつのは、女性が8割

引用:株式会社MaVie  ライフスタイルに関するインターネット調査

男性単独の購買に対しても、7割に女性の意思が影響するようです。

女性はマーケットの主要な意思決定権を持っていると言えそうですね。

ということは、、女性の気持ちを動かすことがかなり重要ですよね!

女性の社会進出も加速していくであろうこのご時世で、
上手に背中を押すキャッチコピーを考えることができたとしたら…

とても有益な予感がしませんか??

女性を振り向かせる魔法の言葉「罪悪感なく〇〇できる」

先手で免罪符を打つ戦略をあなたのマーケティングにも取り入れてみてはいかがでしょうか?

他にも最近上手いな〜と思ったネーミングはパピコの「デザートベジ

https://twitter.com/PAPICO_JPN/status/1508972306219307011?s=20&t=aZzUkHEmjwdCedYPhYrrkQ

食後についつい手を出してしまう甘〜いアイスもこれなら罪悪感なく、ヘルシーに食べられそうですよね^^

この辺りも上手いな〜と感じますね!

“おいしい”は罪ですか?

”罪悪感ゼロ”のギルトフリースイーツ「ブリスボール」

ペルソナに向けて適切なメッセージを伝えられるよう、日々研鑽していきましょう♪


ps.

ちなみにこの「王様のデーツ習慣」
たったの290円でした!
290円なら罪悪感なく買えるな〜と思って購入しました(笑)
→こちらは「290円なら多少まずくても許容範囲(損したくない)」がインサイト(深層心理)ですね。

お味はお値段以上でした♪
しかもメルマガのネタになるなんて、コスパ良すぎです!笑

身近なものを研究してみるとたくさんの気付きがあって面白いですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

本日も素敵な1日になりますように^^


後藤