差別化だけでは売れない?

こんにちは、小川です。

商品やサービスを販売する時に
差別化しましょう!
という話をよく聞くと思います。

まず差別化の定義を押さえておきましょう。

Weblioによると、

差別化とは、同じ種類のもの同士に明確な区別をつけること

と、あります。

同じ商品やサービスと区別をつけることですね。
つまり、独自性のことです。

この独自性を打ち出すことで
他の商品やサービスとは違う!
お客様が感じます。

ここであなたに質問です。

差別化することで本当に売れると思いますか?





差別化する”だけ”では「売れない」ですよね。

押さえておきたい前提として、お客様が
あなたの商品やサービスを購入するのは

「他とは違う」
「今までとは違う」

コンテンツがあるからです。

他と同じであれば
わざわざあなたの商品を選ぶ理由がありません。

このことから
差別化は必要なのです。

こう言うと

・誰も知らないことであればいい
・何でもいいから誰も知らない意外性のあることを言えばいい

というように
差別化だけを追求する方がいます。

これでは本末転倒です。

差別化したところで、その商品やサービスを
本当にお客様は欲しがっているのでしょうか?

企業目線で差別化を打ち出すだけでは
買ってくれない原因がここにあります。

差別化の先に
ベネフィットがあるか?を考えると良いですね。

ポイントは

————————————–

①お客様が本当に欲しがっているもので
②競合にはない独自性を打ち出し
③ベネフィットが明確であること

————————————–

です。

ここを理解せずに
単に意外性や差別化を図ろうとすると
全く売れないコンテンツが出来上がります。

あくまで顧客ファーストです。

ある本で紹介されていた事例が
とても参考になったのでご紹介します。

あるTV番組で
家電マニアが炊飯器について
討論をしていました。

複数メーカーの炊飯器が並び

・この炊飯器の釜は〇〇製
・こっちの炊飯器の釜は〇〇製

だから美味しいご飯が炊ける
とアピールしています。

しかし、釜の材質を言われても
私たち一般消費者には
どっちがいいかわからないですよね?

これが間違った方向で
独自性を打ち出している典型例です。

話は続きます。

この中に1つだけ異質な炊飯器がありました。

それは、あるメーカーの
一人暮らし用の炊飯器です。

ご飯を炊けることはもちろん
下部を取り外すことで
IH調理器として使える

上部はお櫃(おひつ)
下部はIH調理器

さらにズボラに嬉しい
お米を適当に入れても
その量に合わせて
入れる水を計算してくれる。

まさに一人暮らしの不を解消し
他の炊飯器と差別化が図れています。

ベネフィットも明確ですよね。

このように正しく差別化を図ることが
売れる商品・サービスを生み出すには必要
です。

自社やクライアントの
商品・サービスの販売をする際は
ぜひ一度、考えてみてください。

お客様起点でリサーチすると
打ち出し方を変えるだけでも
売れていなかった商品が
売れる商品に変わるかもしれません。

あなたのマーケティング活動の
ヒントになれば幸いです!






ps..

実は、弊社沖縄SVというサッカーチームのスポンサーをしておりまして
チームの監督が元日本代表、高原直泰選手なんです!
代表兼監督兼選手というハイパーパワフルな方!
お会いしましたが、、やはりオーラが別格でした…!


マーケターという職種で考えた時に
代表兼プレイヤーはやはり最強なんですよね。
自分もプレイヤーをしていると
育成していくこともできるので事業が拡大していくスピードが圧倒的に違います。

また、マーケティングの現場では、現場を離れてしまうと顧客が求めていることや
スタッフとの認識が必ずズレがでてしまいます。

マーケターであるからには、現場主義は変えずに、
まずは「状況を自分の目で把握する」は絶対的に大事だなと改めて痛感したのと
自分自身も代表であるとかは関係なく、日々研鑽し続けないといけないと
高原選手にお会いして感じました。

とりあえず、高原選手のように40代でもサッカーばりばりできるよう
ダイエットもがんばります(笑)

(いろんな意味での体格差が,,,汗)

小川