UFOキャッチャーにやられた話

こんばんは、小川です!

始めにお伝えすると
UFOキャッチャーにやられたのは
僕じゃないです。笑


先日、
2人の子どもがいる弊社講師と
話をしてふと思ったんですが

UFOキャッチャーって
人間心理を上手く利用した遊びですよね。


その講師から聞いた話をお伝えすると

子どもがすみっコぐらしのぬいぐるみを
欲しがっていたので
UFOキャッチャーをしたら

・上まで上がるけど振動で落ちる
・取れそうで取れない

となかなか取れなかったようです。


よくあるシチュエーションですよね。


でも次は取れるかもしれない‥

という気持ちでもう一度挑戦。


でも取れない‥


すでに1,000円使っているので
ここで諦めるともったいないという気持ちで
何度もチャレンジ!



でも取れない。


結局、引き際を見失って
2,000円くらい使ってしまったとのこと。



あなたも経験があるかもしれません。



これって実は
人間の心理効果が働いていて

・コンコルドの誤謬
・コンコルド効果
・サンクコストバイアス

と呼んだりします。




このままお金や時間を費やしても
損になるとわかっていても
今まで投資したお金や時間を
惜しんで続けて投資してしまう

という意味です。



アメリカの行動科学者の
リチャード・セーラー氏が
初めて紹介しました。


本来であれば
損とするとわかっているのであれば
すぐに投資をやめるべきですよね。



でも「もったいない」という気持ちで
お金や時間をかけ続けてしまいます。





実はこの心理効果は
企業のマーケティング活動でも
使われています。


それほど効果が強いとも言えますね。




例を挙げると
・サブスクサービス
・オンラインゲーム
・新規事業

などで使われています。







————————–

サブスクサービス

————————–

サブスクサービスって
無料お試しで入会することが
多くないですか?


実はここに狙いがあります。

名前やクレジットカードなどの
個人情報を入れて

「(手間をかけて)せっかく入会したんだから
解約するのはもったいない」

「無料だから使い倒さないと!」

と思ったことはないですか?



手間をかけて入会したことがトリガーとなり
そのまま継続してしまうんですね。





————————–

オンラインゲーム

————————–

スマホのオンラインゲームを
イメージしてみてください。


・強いキャラクター
・好みのキャラクター
・レアアイテム

など、なかなか無料で集めるのは
難しい仕組みになっています。




そこで課金をしてしまうと
一気に運営側の思うツボ。


なかなか目当てのキャラクターや
アイテムが出なくても

「次は出るかもしれない」
「ここまでやったんだから出るまでやろう」

といった心理効果が働き
どんどん課金してしまいます。




ギャンブルも同じような現象が発生し
のめり込む方が多いですよね^^;


————————–

新規事業

————————–

新規事業を作るとなると
投資資金が必要となります。


この資金がもったいないと
感じてしまい

「いつか収益が出るだろう」

とそのまま赤字を垂れ流しがちです。



事業の撤退ラインを決めて
収益の見通しが立たないのであれば
すぐに撤退することが重要ですね。




3つ事例を共有しましたが
他にもたくさんあります。



無料クーポンや次回来店時に使えるクーポンで
と「りあえず来店してもらう」ことを狙ったもの

当てはまりますよね。



事例を知っていることで
あなたのクライアントの施策にも
使うことができるかもしれないので
日々、意識しながら集めてみましょう!





小川




ps

結局ぬいぐるみは取れなく
簡単にとれそうだった
スティック型の消しゴムが取れたそう。

しかも3本まとめて。

お子さまがいる方は
散財に気をつけましょう。笑