広告・SEO・SNS…どれが正解?選ぶ前に知っておくべき“役割”の話
- 2025.12.18
- マーケティング
どうも!小川です。
Webマーケティングについて相談を受ける中で、
最近とくに増えている質問があります。
「広告とSEO、どっちから始めるべきですか?」
「SNSを頑張ったほうがいいんでしょうか?」
「正解が分からず、どれも中途半端になっています……」
マーケティングの選択肢が増えた今、
“迷わないほうが難しい”のが正直なところです。
ただ、ここでお伝えしたいのは、
「どの手法が正しいか」ではなく
「いま、あなたの課題に“どの役割”が必要なのか?」
という視点です。
今日は、この“役割の話”を、
初心者の方にも分かりやすいように
丁寧に整理していきます。
手法選びの迷いはこうして消える。“役割”がすべてを決める
広告・SEO・SNSは、それぞれ「得意な役割」が違います。
役割を理解せずに選ぶと、努力が空回りします。
逆に言えば、
役割 → 課題 → 手法
という順番で考えられれば、
手法選びの迷いはスッと消えていきます。
では、なぜ役割理解がそれほど重要なのか?
もう少し深く、丁寧に見ていきましょう。
なぜ「役割」を理解しないと迷走してしまうのか?
マーケティングの世界では、
“手段の目的化” という問題がよく起こります。
たとえば
・SNSを毎日投稿しているけど成果につながらない
・広告費を増やしたのに問い合わせが減ってしまった
・SEO記事をたくさん書いたのに順位が上がらない
これは、
“やるべき手段”を選ぶ前に
「なぜそれをやるのか」
を明確にできていないケースがほとんどです。
マーケティングは、ある程度順番があります。
1)目的を決める
2)必要な役割を決める
3)手法を選ぶ
4)導線を設計する
5)運用しながら改善する
この流れを無視してしまうと、
どれだけ頑張っても
“本来の目的に向かう導線”が作られず、
結果的に遠回りになります。
逆に言えばたった1つ、
「役割」が理解できるだけで、
全ての判断が一気にクリアになります。
3つの手法の「役割」をやさしく整理してみましょう
ここからは、
広告・SEO・SNSの3つを
最もシンプルに、初心者でもすぐ理解できる切り口で整理します。
結論、
それぞれの役割は以下のように分かれます。
①広告:すぐ届けるための“ブースター”
広告の最大の特徴は、
「今日配信すれば、今日見られる」
という圧倒的な即効性です。
だからこそ、
・短期で成果を出したい
・イベントやキャンペーンを告知したい
・集客の“初速”を作りたい
こういったニーズに合っています。
ただし、
広告は“興味がある人”だけに届くわけではないため、
常に改善(PDCA)とコスト管理が欠かせません。
メリット:素早い反応が得られる
デメリット:改善スキルが必要/費用が発生する
広告は、
「成果を早く見たい」というときの
ブースター(加速装置)
としてとても優秀です。
②SEO:検索ユーザーの“意思”に応える土台
SEOの強みは、
“すでに課題を持っている人”に見つけてもらえること。
検索している時点で、
・悩んでいる
・調べたい
・比較したい
と“明確な意思”が存在します。
だからこそ、
コンバージョン(成約)につながりやすい手法です。
ただし、
・効果が出るまで時間が必要
・競合が多いジャンルでは努力が報われにくい
という難しさもあります。
メリット:成約率が高い/長期資産になる
デメリット:成果まで時間がかかる
SEOは、
事業の“地盤”をつくる手法です。
③SNS:価値観を伝える“関係構築”
SNSの本質は、
「人柄・価値観・温度」を伝える場所
です。
文章だけでは伝わらない
“空気感”や“共感”が生まれやすく、
接触回数の積み重ねによって
信頼がじっくり育ちます。
そのため、
・ファン化
・コミュニティ形成
・ブランド浸透
といった役割でとても強力です。
メリット:関係構築に強い/拡散の可能性
デメリット:運用に時間がかかる/即効性は低め
SNSは、
広告やSEOでは補えない
“関係構築”の要になります。
では、どの順番で考えるべき?
今日お伝えしたい最も大切なポイントは、
「手法を選ぶ前に“役割”を見ること」
です。
手法の選び方は、以下の順番が正解です。
①課題は何か?
(認知不足?信頼不足?即効性?)
②その課題に効くのはどの役割か?
(ブースター?土台?関係構築?)
③その役割を担える手法はどれか?
(広告?SEO?SNS?)
この3ステップができるだけで、
マーケティングは驚くほどシンプルになります。
BMPの受講生も、
この“役割の視点”を身につけた瞬間、
手法選びの迷いがほぼゼロになりました。
さらに深掘り|手法ではなく「導線」で見る視点
ここからは、少しだけ応用編です。
とはいえ、初心者の方でも理解できるよう
できる限りやさしくお話しますね。
マーケティングの成果は、
単体の手法ではなく
「導線としてどうつながるか」
で決まります。
例えば──
・SNSで認知
↓
・SEO記事で比較検討
↓
・広告で最終の後押し
こんな“役割連携”ができるようになると、
集客は一気に安定します。
3つの手法は、
競い合うためのものではなく
補い合うためのものなんです。
1つ選ぶだけでOK。“今のあなたに必要な役割”を見つけよう
最後に、今日の学びを
“すぐ行動に変える”ための一問をお渡しします。
今、あなたの事業(または副業)では
どれが足りていないでしょうか?
・認知の広がり(SNSの役割)
・意思を持った集客(SEOの役割)
・短期的なブースト(広告の役割)
この問いに答えられれば、
明日からの判断は確実に変わります。
迷っている方ほど、
役割の整理から始めると
本当に道が見えてきますよ。
【BMPは経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象スクールです】
BMPでは、
「広告・SEO・SNSのどれが正解か」を教えるのではなく、
“あなた自身が考えて選べる力”
を育てるカリキュラムを大切にしています。
これは、
誰かの方法を“真似る”のではなく、
自分の目的に合わせて
最適な選択ができるようになるためです。
もし今、
「自分の集客のどこに課題があるのか見極めたい」
「体系的に学んで、判断できるマーケターになりたい」
「副業やフリーランスでも通用する力をつけたい」
そう思っているなら、
ぜひ一度、1Day無料体験授業にお越しください。
あなたの“目的”に合わせた最適な学び方を
一緒に探していきましょう。