【「半農半X」で叶えた、自分らしい暮らし|大分移住のリアル⑦】
- 2026.08.05
- 大分移住のリアル
農業と好きなことに、思う存分時間を使う
豊後高田市で手に入れた、充実の日々。
Gさん
福岡県
↓
大分県豊後高田市へ移住
(地域おこし協力隊・農業)
「半農半X」という生き方を求めた地方移住への挑戦
以前から農業に関心がありましたが、
新規就農で100%農業だけに集中することには
ハードルの高さを感じていました。
そこで、農業と別の仕事を組み合わせる
「半農半X」という生き方ができる環境を探し始め、
自然と地方移住を検討するようになりました。
プロジェクト参加当初は、
「半X」の部分としてWebマーケティングの仕事に挑戦したいと考えていました。
新しいスキルを身につけながら、将来的には農業と組み合わせた働き方を実現したい。
そんな想いを胸に、移住への一歩を踏み出しました。
農地と海の近さに惹かれた豊後高田市での新生活
移住先として選んだのは、大分県豊後高田市でした。
決め手となったのは、市から格安で農地や農機具を借りられる環境と、
海が近く自然を身近に感じられる暮らしでした。
現在は、職場の近くかつ圃場(畑)にも通いやすい場所に住まいを構えています。
平日は地域おこし協力隊として、
外国人技能実習生の監理団体で書類作成などの業務に従事。
一方で、早朝や退勤後、週末の時間を活用して
約200㎡の畑で野菜の露地栽培を行っています。
収穫した野菜は直売所などへ出荷し、
少しずつ農業での収入づくりにも挑戦しています。
途中で立ち止まったからこそ見えた本当にやりたいこと
プロジェクトのサポートを通じて、大分市内のIT関連企業を訪問した際には、
「大分にもこんなに面白い企業があるんだ」と大きな刺激を受けました。
一方で、Webマーケティング講座については、
課題提出の初期段階で一度手を止め、卒業には至りませんでした。
同時期に参加していた農業研修や援農アルバイトを優先したためです。
結果的に、当初考えていた「半X」の形は変化しましたが、
途中で離れてしまっても関わり続けることができ、
温かく見守ってくれたプロジェクトの存在にはとても感謝しています。
移住を通して、自分が本当に大切にしたいことや、
これから挑戦したいことを改めて考えるきっかけになりました。
趣味と仕事と農業を両立する豊かな日常
人口2万人弱の豊後高田市への移住前は、
「趣味のバドミントンを続けられるのだろうか」という不安もありました。
しかし、実際に暮らしてみると週2〜3回のペースで練習を継続できています。
さらに、市の代表選手として大分県民スポーツ大会へ出場するという、
移住前には想像していなかった貴重な経験にも恵まれました。
チェーン店や娯楽施設は都市部と比べると少ない環境ですが、
その分、職場まで車で約5分という通勤時間の短さがあります。
生まれた時間を畑仕事やバドミントンなど、
自分が大切にしていることに使える今の暮らしは、とても充実しています。
収入よりも大切な価値観を優先した地方暮らしの選択
地方での暮らしでは、都市部と比べて給与面での違いや、
野菜販売の収益化など、まだ課題もあります。
一方で、娯楽費や外食費がほとんどかからなくなったことで、
支出を抑えながら安定した生活を維持できています。
また、成果主義の仕事への憧れや、
医療機関の選択肢の少なさ、日中の仕事環境におけるギャップなど、
地方暮らしならではの悩みを感じる場面もあります。
それでも、冬に気軽に入れる温泉や、
日々感じられる豊かな自然が、
暮らしの中で大きな癒やしになっています。
移住を考えている方へ、私から伝えたいこと
移住生活には、不便さや課題もあります。
しかし、自分が大切にしたいことを実現できているからこそ、
現在は「満足が不満足を大きく上回る」毎日を送っています。
これから移住を考えている方には、まず、
「自分が人生で何を大切にしたいのか」
「どんなことに挑戦したいのか」
を明確にすることをおすすめします。
そして、その選択によって理想とする暮らしや挑戦が実現できるのか、
という視点で移住先を考えてみてください。
住む場所を変えることは、人生の優先順位を見つめ直す大きな機会になります。
自分らしい生き方を叶えるための選択肢として、
地方移住や「半農半X」という暮らし方を検討してみてはいかがでしょうか。