マーケティングと山登りの共通点
- 2022.07.06
- マーケティング
こんにちは、BMP講師の後藤です。
ものすごい暑い日が続いていますね。
熱中症には気を付けていきましょう^^
夏と言えば、海にプールに、レジャーシーズン到来でもありますね!
私はというと、、数年前まで山登りにハマっていた時期がありました。
実は山登りって、ものすごくマーケティングとの共通点があるんです!
この共通点を活用すると、山登り以外にも、アウトドアや旅行など、
身近なレジャーシーンがもっともっと楽しくなります♪
一見アナログなレジャーシーンに役立つ、
とっておきの秘策とは…
ポジショニングです!
むむむ?ポジショニングて企業が取る戦略では?
なぜポジショニングがレジャーに役立つの?
PEST分析とか、ひたすらリサーチしまくって
四角い枠の中に分析情報をまとめた後に設定するアレですよね?
いや〜すごい苦手なんですよね。。
そんな声も聞こえてきそうですね。
ですが、マーケティングの成果の7〜8割はリサーチで決まってくると言われています。
私も実際に入念なリサーチ+ポジショニングを山登りに活用したことで、200%ぐらい楽しめるようになったと思っています!
では、どのように活用したのか?簡潔にお話します。
今回は大好きな山域である「北アルプス」を題材にしてみました♪
北アルプスは、富山県、新潟県、岐阜県、長野県にまたがり、
3,000m級の山々が連なるスケールの大きい山域です。
美しい景観や名峰が多く、外国人もわざわざ登りに来るほどの人気です。
1.まずは目的の設定!
そもそも、目的を達成するためにリサーチなどを行いますよね。
ここでは、
少人数で快適な登山を実現すること
を目的としました。
これだと漠然としているので、
少人数=多くても4人まで
快適=混雑の少ないルート、山小屋を経由する
と定義します。
北アルプスは、基本どこを登っても満足できるような名峰揃いですが、
行程が長く険しい場所も多いです。
社会人で限られた日数で登山する場合、
体力レベルの合う少人数でないと逆に疲れてしまいます。
また、行程が長いので宿泊は必須となります。
土日は限られた山小屋に泊まる人で混雑するので、
*布団1枚に2人で寝ることになるとか、、(←リサーチで判明した事実)
体がバキバキになって死にそうですね。
これだけは絶対に避けたかったのです。
*山小屋は予約制のところも多いですが、行程通りに進まない
登山者の宿泊を急遽受け入れないといけない性質があります。
2.入念なリサーチ
目的を達成するべく、リサーチを行いました。
PEST分析や驚異(リスク)・機会(チャンス)の分析に近いことをしましたが、とても役立ちました。
一例として、
・山小屋の経営状況→運営日や混雑情報の事前入手
・登山道の状況→崩落や通行止めの箇所、熊の出没状況
・複数の天気予報サイトで天候の予測→台風など悪天候を避ける
などが挙げられますね。
3.ポジショニング
そうすると自ずと取る戦略が見えてきました♪
リサーチしたことを踏まえて、
今回は登山者としてのポジショニングを考えてみます。
ポジショニングの縦軸には必要な時間、
横軸にはルートの難度を設定してみたところ、
以下のような傾向があるのではないかと仮説することができました。
この表から、実現したい登山の目的(少人数で快適な登山)にもっとも合うのは
左上のポジションであることが分かります。
特に土日をまたいで登山しないといけない場合、
行程が長くて険しいルート上にある山小屋を選べば、
大人数の団体とは一緒にならず混雑を避けられる可能性が高そうです。
もちろん、デメリットもあります。
行程が長くてキツイ=体力が必要、事故があった時にすぐに助けてもらえない
ですが、一緒に登山するメンバーの考えや経験値とも合っていたので、
ここのポジションで実行したところ、、、
4.結果と考察
山小屋は空いている!
やったーーーーー!!
そして、入念なリサーチのおかげで、*通算で晴天率90%超の山登りをすることができました!
*数年間(20回ほど)の登山での晴天率としては高い方だと思います。
副次的な効果としては、似た趣向の人に出会うことが多くなるので、
山小屋やルート上での情報交換などもとても盛り上がります♪
(単独や少人数の男性の比率が上がりますが、、笑)
ポジショニングをしないと、目的の実現は難しくなります。
またリサーチをおろそかにすると、天候に恵まれなかったり、
混雑で大変な思いをしたり、といった声も聞くので、
やはりリサーチは重要だということを実感しました!
ps.
いかがでしたでしょうか?
他にも旅行やアウトドアなどのシーンでも、
ポジショニングを考えることでより有意義な時間を過ごせそうですね♪
その時の状況に合う目的と戦略をとる。
ビジネスでもプライベートでも疎かにできないですね。
普段の生活の中でもマーケティング思考を鍛えられるシーンがたくさんあるので、ぜひ考察してみてくださいませ♪
本日もありがとうございました^^
後藤