DX化の波に乗り遅れるとどうなるのか

DX化の波に乗り遅れるとどうなるのか

こんばんは、小川です。

近年、企業の重要課題としても注目されている

DX(デジタル・トランスフォーメーション)

DXとはデジタルの技術を活用して、

企業の取り組みをアップデートすることですが

デジタル社会実現手段の一つとして、

政府も推進しています。

国内のDX市場は年々拡大傾向となっており

多くの産業でトレンドとなっています。

富士キメラ総研が実施した調査によると

2022年の国内DX市場は2兆7,277億にもなり

2020年度からの2年間1兆3,456億円も

市場が拡大しています。

今回は国内のDXの現状と

マーケティングにおけるDX化について

解説していきますので

ぜひ参考にしてみてくださいね。

国内のDXの現状

2023年に生成AIがリリースされたことをきっかけに

急激に生成AIを活用したDXが加速していますが

スイスの国際経営開発研究所のが発表した

「世界デジタル競争力ランキング2021」の

レポートによると日本の総合順位は

64か国中28位となっており、

近隣国の中国(15位)や韓国(12位)と

比較しても遅れをとっている状態であり、

もっと積極的に取り組む必要があると言えますね。

実際に、米国の8割以上の経営者が

デジタル推進の準備ができていると

明らかになっているのに対し、

日本の経営者でデジタル推進が

できているとしたのは3割に留まっていると

コンサルティング会社の

マッキンゼー&カンパニーによる

調査結果が発表されました。

2022年時点でも、

特に中小企業におけるDX推進の遅れが

顕著であることが明らかになりました。

2025年の崖

2018年に経済産業省が発表した

「DXレポート」と呼ばれる資料の中で

日本国内の企業が市場で勝ち抜くためには

DXの推進が必要不可欠であり、

DX推進をしなければ

業務効率や競争力の低下は

避けられないとしています。

「もしDXが進まなければ、2025年以降

最大で年間12兆円の経済損失の可能性がある」

と警笛を鳴らし日本企業にDXを促しています。

これを「2025年の崖」と表現しており

政府の危機感を表していると言えます。

マーケティングにおけるDX化

それではマーケティングにおける

DX化はどうでしょうか。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で

顧客の購買行動にも変化があり、

ネットショッピング・ECサイトの

ニーズが増えてきています。

顧客のニーズに対応するためにも、

業務やサービスのデジタル化の流れが加速しており、

マーケティングにおいてもDX化が求められています。

コロナ禍をきっかけに

「デジタルマーケティング」や

「Webマーケティング」など

デジタルの活用が前提の

マーケティング手法が多く誕生しました。

アドビが行った

「アフターコロナに向けたデジタル戦略に関する調査」

によると、

デジタル活用の波に乗れた企業の中で

コロナ禍以前と比較して

業績が縮小したと回答した企業は27.1%、

デジタル活用の波に乗れなかった企業で

業績が縮小したと回答した企業は40.3%にのぼります。

この調査結果から、デジタルの活用ができている企業と

そうでない企業で大きな差が生まれており、

マーケティングDXを推進する企業の2極化が進んでいます。

マーケティングをDX化するメリット

・業務の効率化と生産性の向上

デジタル化に伴う業務の効率化は、

作業時間の短縮や人員の削減などに

大きな効果があります。

本来 人的リソースをかけるべき業務に

リソースをかけられる状態になるので、

企業全体の生産性が向上します。

・データに基づいた正確な分析と改善

マーケティング業務は移り変わる環境や

顧客ニーズへの対応が求められるため

スピーディーな判断が欠かせません。

マーケティングのDX化推進で、

データを基準にした正確な戦略設計ができるようになります。

・質の高い顧客体験の提供

DXの推進により、

これまで以上に顧客情報の収集や

分析・解析が可能になります。

これにより、変化する顧客のニーズを

常に可視化し把握することが可能です。

顧客の購買行動や行動データ・定性データを活用すれば、

今まで見えなかったニーズの発見や施策の立案、

そしてより質の高い顧客体験に

繋げられる可能性が高くなるでしょう。

マーケティングDXの推進が遅れている理由と課題

・DX人材の不足

マーケティングのDXがうまくいかない要因として

多くの企業で挙げられるのは人材不足です。

IT技術があるだけではマーケティングDXを推進できません。

IT技術を持った上で、マーケティング知識や

分析ができる人材が必要です。

こうしたスキルや資質を持つ人材は、

そう簡単に見つかるものではありません。

マーケティングDX推進のためにも

人材確保と人材育成は大きな課題になると言えます。

・従来の業務への固執

従来のやり方に固執したり、

過去の実績に囚われすぎることで

マーケティングDXの推進が

うまくいかなくなる可能性があります。

また、従来のシステムの複雑化・老朽化で

ブラックボックス化したシステムが

DX推進の際の妨げになってしまうケースも多くあります。

・目的の明確化と全体の協力

DX推進は、目的を明確化し会社全体で共有することが大切です。

それぞれの部署で目的意識が異なってしまうと、

衝突が起こってしまう可能性があります。

経営陣やIT担当者だけでマーケティングDXを推進しようとしても

理想的な効果を出すことは難しいでしょう。

まとめ

今後の日本国内のDX市場は、デジタル化が遅れていることから

市場が成長するポテンシャルが高いと予測されています。

今後も拡大を続けていくDX市場ですが

この流れに取り残されないように

できることから段階的に取り組むことが必要ですね。

PS.

実は4月9日から約1ヶ月間、父と2人でヨーロッパに行く予定です。

今年定年退職を迎えた父(65)は昔からサッカーが大好きで

まだまだ現役でプレーしていて

先日は60歳以上の東京代表として全国大会に出ていました。

特に海外サッカーが大好きで、

DAZNやWOWOWなどあらゆるチャンネルを契約し、

毎週末深夜〜朝方にかけてヨーロッパの試合を

リアルタイムで観ているのを子供の頃から実家でよく見ていたので

「いつか父に現地で試合を見せてあげたい」

というのは僕自身の夢でもありました。

イギリス→ドイツ→フランス→スペインを約1ヶ月間かけてまわり

各国でサッカーの試合を観戦しながら観光して回る予定を立て、

エージェントは使わず、自分で飛行機やホテル、

サッカーチケット等を手配したんですが、

いやーーー、円安やばいですね。。。

リバプール ( https://japan.liverpoolfc.com/ )という

イギリスの人気チームの観戦チケットを買ったんですが、

一般席2名で15万円でした。

他の試合も同額程度だったので、チケットだけでもそれなりにしますね。笑

もちろん仕事も随所でする予定ですが、

時差が9時間ほどあるため、

日本にいるスタッフとは早朝に起きて

ヨーロッパ各地からミーティングを行おうかなと考えています!

ネットが繋がるPCさえあればあれば仕事が出来るのは、

リモートワークで成り立つWeb会社をやっている

一番のメリットですね^ ^

帰りの飛行機チケットはまだ取っていないので、

もしかしたら2ヶ月くらい向こうにいるかもしれません。笑

小川