Google検索のアルゴリズムが明らかに！今後のSEO対策はどうなる？

こんばんは、小川です。

あれは先週のことでしたね…

SEO業界に激震が走りました。

Google検索のアルゴリズムに関する文書が
流出したとのニュースが報じられたからです。

初めは本物かどうか疑われていたものの、
それでも多くの専門家が内容を精査したり
分析したりした結果をWeb上にアップしました。

ただ専門的すぎて
専門家以外には難解との話も…

そこで今回は
流出したGoogleの文書の概要や
今後のSEO対策への活かし方などを
簡単にわかりやすく解説していきますね！

流出したGoogleの内部文書とは？

米国時間5月27日に流出した2500ページ超の文書。

Google検索のアルゴリズムに関する文書でした。

流出元はGithub。

ソースコードやデザインデータを保存したり
共有したりできるシステムですが
共有するにあたり設定できる公開範囲が、
誤って外部にも公開される状態に
なっていたようです。

恐ろしいミスですね…

Googleもこの文書が本物の社内文書であると認めました。

古くなったデータも含まれていたり、
使われていないデータポイントがあったり
する可能性は否定できませんが
含まれている情報は
2024年3月時点の新しいものであると
SEOの専門家たちはみなしています。

Googleがこれまで明らかにしてこず
ブラックボックスとも呼ばれていた
検索アルゴリズムの真実が垣間見えたことで
SEO施策に関わる多くの人の注目を集めました。

流出文書でわかった検索アルゴリズムの主な概要

流出した文書は正確に言うとAPIに関する文書です。

APIとは
ソフトウェア同士を連携して
データをやりとりしやすくする仕組みのこと。

なのでこの文書も
検索エンジンのランキング要素自体が
書かれたものではありません。

ただ、どんなデータがピックアップ
されているのかがわかるので
そこからSEOのランキングに
影響していそうな項目の予測ができる
というわけですね。

文書にはたくさん項目があるのですが
特に注目しておきたい部分を
以下にピックアップしておきます。

今までの公式発言との食い違いが判明

API文書でどんなデータが
やりとりされているのかわかったことで
Googleが今までランキング要素について
「存在しない」「関係ない」
と言ってきていたことが実は嘘だった…
ということが判明しました。

特に大きなポイントは以下の4つです。

・ドメイン権威が影響
・CTRなどユーザーのクリックデータが使われている
・サンドボックスは存在した
・Chromeのデータは利用されていた

ひとつずつ見ていきましょう！

ドメイン権威が影響

今までGoogleは
「ドメイン権威という指標は使用していない」
と公言していましたが
流出した文書には
「siteAuthority」という属性があったことで
ドメインパワーが実在していることが判明しました。

CTRなどユーザーのクリックデータが使われている

これもGoogleが否定してきた要素です。

とはいえユーザーの行動が
ランキングに関係しないはずがないですよね。

ユーザーがサイトを有益だと思って
回遊したり長く滞在したりすることは
今までもSEO対策として重視されてきたポイントです。

ユーザーにとって有益なサイトであることは
検索上位獲得に重要な要素です。

サンドボックスは存在した

サンドボックスとは
出来立てのサイトが上位表示されない
フィルターのような現象を指す言葉で
SEO担当者の間では
長らく指摘されてきた概念です。

しかしGoogleはサンドボックスの存在を
繰り返し否定してきました。

ところがAPI文書には「hostAge」という定義が。

このデータが取得されていることで
新しいサイトは隔離されていることが
判明しました。

この属性は一定の期間、
新しいサイトに信頼性を証明できる期間として
与えられている属性だと考えるといいですね。

Chromeのデータは利用されていた

「ChromeInTotal」というモジュールがあったことから
Chromeのデータが
ランキングアルゴリズムに組み込まれていることが
判明しました。

世界一のシェアを誇るWebブラウザChromeから
ユーザーのオンライン上の行動を把握している
ということになりますね。

ここまで、
文書と公式発言との食い違いを説明してきました。

事実と異なる公式発言をしていたことで
Googleを批判する風向きもあるようですね。

ただ、アルゴリズムが公開されていると
それを悪用する悪質なサイトが
検索上位にたくさん上がってくる恐れがあります。

そうなることを防ぐために
たとえ事実と違っていても
Googleは今までの公式発言を
行ってきたのだと、
ユーザーの利益を守ってきたのだと、
考えられますよね。

Googleは信頼できない秘密主義の会社
というわけではないので
そのことは忘れないでくださいね！

今後のSEO対策で注意するポイント

文書によって
データポイントは明らかになりましたが
ランキングの重み付けまで
判明したわけではありません。

それでは今後のSEO対策では
どのような対処をしていけばいいのか。

今までの情報から
以下のような対策を行っておくことが
望ましいと考えられます。

・ドメインパワーを強くする
・ユーザー行動の最適化
・長期的な視点でサイトの品質を高める
・Googleのランキングシステムを理解しよう

こちらもひとつずつ見ていきましょう！

ドメインパワーを強くする

ドメイン権威が影響しているとわかったので
ドメインパワーを強くしましょう！

ドメインパワーを強くするには
高品質のコンテンツを発信し続ける
必要があります。

そしてサイトのテーマと関連性が高い
外部サイトからの被リンクを集めることも
ドメインパワーの強化には有効です。

ドメインパワーは
GoogleのE-E-A-T評価にも影響すると
言われてきました。

E-E-A-Tとは以下の略称です。

Experience（経験）
Expertise（専門性）
Authoritativeness（権威性）
Trustworthiness（信頼性）

E-E-A-Tの要素が高いコンテンツは
高品質だと判断されやすく
結果的に被リンクなども集まりやすくなります。

E-E-A-Tを満たす高品質のコンテンツを発信し続けて
ドメインパワーを強化していきましょう！

ユーザー行動の最適化

クリックデータも取得されているということなので
ユーザー行動の最適化を図りましょう！

サイトはユーザーにとって
回遊しやすい作りになっていますか？

ユーザーがストレスなく滞在できるよう
UXの向上が必要です。

GA4など分析ツールを駆使して
ユーザー行動を把握・分析し
導線の最適化を図りましょう！

長期的な視点でサイトの品質を高める

SEOとは長期的に計画する施策だと
今までも言われてきましたが
今後もそれは変わりありません。

すぐに成果が出ないのがSEO施策。

長期的な視点でサイトの品質を高めていきましょう。

新しいサイトも諦める必要はありません。

できたばかりのサイトは
サンドボックスに入れてもらえるのですから
その期間中に質の高いコンテンツや被リンクを増やし
信頼を構築できるように努力を続けましょう。

Googleのランキングシステムを理解しよう

Googleは、多種多様なデータを分析して
ユーザーが求める情報を一瞬で表示できる
ランキングシステムを導入しています。
（参照：Google 検索ランキング システムのご紹介）

多数のシステムが連携して検索結果が表示
されているわけですが、
ランキングシステムを理解することで
Googleが重視していることが見えてきます。

自身のサイトの性質と
ランキングシステムの仕組みを見極め
SEO戦略を構築していきましょう。

高品質のコンテンツを制作して検索上位を目指そう

Googleの流出した文書から読み取れる情報をもとに
これからのSEO戦略について考えてみました。

ここまでを振り返ってみて、
今までSEO対策で重要視されてきていたことは
大きく間違っていなかったことがわかりましたね。

Googleはユーザーにとって
質の高いコンテンツを提供したいと考えています。

なのでこれからも
ユーザーニーズに応える高品質のコンテンツを作って
SEO対策をしていきましょう！

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