Google広告のマッチタイプとは?それぞれの違いを解説

Google広告のマッチタイプとは?それぞれの違いを解説

こんばんは、小川です。

この7月から
Google広告のマッチタイプのひとつ
「部分一致」が
「インテントマッチ」に改称されました!
(参照:Google広告ヘルプ「インテント マッチ(旧:部分一致): 定義」)

そこで今回は、
改めてマッチタイプの解説と
インテントマッチとは何か?
について紹介していきます。

リスティング広告の要となる
キーワードの登録。

マッチタイプはそれに関わる重要な設定です。

効率的な広告運用に欠かせない
マッチタイプについてしっかりと理解し
広告運用の成果を最大化する
きっかけになれましたら
幸いです!

Google広告のマッチタイプとは

Google広告のマッチタイプとは
ユーザーが入力した検索語句に対して
設定したキーワードと
どの程度一致していれば
広告を表示させるのか、
その範囲を決めておく設定のことです。

マッチタイプの設定を間違うと
意図しないキーワードにまで広告を配信して
無駄なクリックを招いてしまったり、
逆にコンバージョンに近いユーザーに
広告配信されずに機会損失してしまったり
ということが起きかねません。

予算を適切に消化するためにも
マッチタイプの設定は重要です。

広告運用の成果を高めるには
マッチタイプの設定も
重要なポイントとなりますので
それぞれの違いをしっかり把握して
運用に活かしていきましょう!

マッチタイプの特徴

キーワードのマッチタイプには
以下の3種類があります。

・完全一致
・フレーズ一致
・インテントマッチ

それぞれの特徴を解説していきますね!

完全一致

完全一致とは
登録したキーワードと検索語句が
完全に一致する場合に
広告表示させる設定です。

表記の揺れや語順の違い、
同義語などが一致していれば
広告配信されますが
検索意図が違うと判断されるものには
広告配信されません。

ピンポイントで広告配信できるので
コンバージョンしやすいユーザーに
広告を届けやすいのがメリット。

広告スコアが高まるため
低い入札単価でも広告が配信され
結果として低いCPAで
成果を上げられるようになります。

ただし、類似キーワードには
広告が配信されないことになり
機会損失を招く恐れも。

完全一致で設定するなら
漏れているキーワードがないかの
精査が必要です。

フレーズ一致

フレーズ一致は
登録したキーワードと検索語句が
同じ意味だと解釈できる場合に加え
別のキーワードが追加された場合にも
広告が配信される設定です。

例えば登録キーワードが
「東京 ラーメン」のときに
検索語句が
「東京 ラーメン おすすめ」であっても
対象となるということですね。

絞り込みが狭すぎず
広すぎないため
使いやすい設定でもあります。

完全一致と違って
周辺キーワードが入力された場合でも
広告配信対象となるのがメリット。

コンバージョンが見込めるキーワードなら
設定しておく方が良いでしょう。

ただ、基本的には
登録キーワードと検索語句の
関連性が高い場合に
広告配信される設定のため
見込み層の獲得には向いていません。

インテントマッチ

インテントマッチとは
かつての部分一致から名称変更した設定です。

この設定では
非常に広い範囲のキーワードが
広告配信の対象となります。

確実なキーワードにのみ広告を配信する
完全一致やフレーズ一致と違い
登録しているキーワードが含まれていない場合も
関連していると判断されれば広告配信されます。

広告の表示機会が非常に多く
想定外のキーワードで検索しているユーザーへの訴求や
思わぬキーワードの発見につながるのがメリット。

ただしキーワードの範囲が広すぎて
無駄なクリックを招く危険性も持ち合わせています。

検索語句をこまめにチェックし
無駄なキーワードの除外設定を行うなど
メンテナンスに気を遣う設定です。

部分一致はなぜインテントマッチに変わったのか?

対象範囲が広すぎて
予算が低いときや
運用が始まったばかりのときには
ちょっと怖い設定だった部分一致。

ですが今はGoogleのAI技術の進化により
飛躍的に精度が上がっているんです!

そこでGoogleは
現在の本質をより正確に表現するものとして
部分一致を「インテントマッチ」に改称しました。

「インテント」とは「意図」を意味する言葉。

検索語句のみでユーザーニーズを
判断するのではなく
語句からさらに
ユーザーの「インテント」を判断して
ユーザーが本当に求めている情報を提示する。

それが「インテントマッチ」という機能なのです。

ちなみにこのインテントマッチという機能、
ユーザーのインテントのみに対応しているのでは
ありません。

広告のテーマやLPなど、
企業側のインテントも捉えています。

それによりさらに精度の高い広告配信を
行えるようになっているんです!

マッチタイプの使い分け方を解説!

新しいインテントマッチについても
把握できたので
マッチタイプの使い分け方を見ていきましょう!

完全一致の使い方

過去にコンバージョンしているキーワードなど、
コンバージョンにつながるキーワードが
わかっている場合は完全一致がいいでしょう。

自社名・商品名など
固有名詞も完全一致が向いています。

固有名詞で検索しているユーザーは
コンバージョンに近い可能性が高いからですね。

他社の広告に上位を取られないよう
広告スコアを高める方法として
完全一致が使えます。

また、広告配信先のキーワードを限定できるので
無駄クリックを防ぎたいときにも有効ですね。

フレーズ一致の使い方

フレーズ一致では完全一致と違って
登録されていないキーワードが追加された場合でも
広告配信の対象となるため
登録していないキーワードまで拾うことができます。

なので狙っているキーワードの
検索ボリュームが大きすぎる場合や
反対にボリュームが少ない場合にもおすすめです。

検索ボリュームが大きい場合は
「キーワード+自社の強み」を入れて
対象を絞ったり
検索ボリュームが少ない場合は
単一キーワードで登録しておいて
想定していないキーワードが追加された
検索語句を拾うということもできます。

インテントマッチよりは
対象が狭いため
慎重に運用したいときは
フレーズ一致の方がいいでしょう。

インテントマッチの使い方

キーワードではなく
ユーザーの「意図」に着目する
インテントマッチ。

機械学習と一番相性の良い設定です。
Googleはインテントマッチの利用を推奨しています。

従来の部分一致の考え方と同様、
予測していないキーワードの発掘や
見込み顧客の獲得に向いている設定です。

コンバージョンが見込めるキーワードの
想定ができない場合や
潜在層へのアプローチが目的の場合
インテントマッチは有効と言えます。

機械学習向きの設定なので
スマート自動入札と組み合わせると
さらに効率的な運用ができますね。

ただし、機械学習させるには
一定のデータ量が必要です。

データが少ない場合は
機械学習ではない目的の方を
意識して利用しましょう。

まとめ

今回はGoogle広告のマッチタイプについて
紹介しました。

AIの進化によって
さらに効率的に運用することも
できるようになったリスティング広告。

その特徴をとらえて
今後の広告運用に活かしていってくださいね!

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Web広告運用について
もっと知りたい!と思う方は
ぜひお声がけくださいね。

PS.

名古屋懇親会にご参加いただいた皆さん
ありがとうございました!

今週末はついに上半期全国BMP受講生懇親会
ラストの仙台へ!

といいつつ、

ほぼ毎週全国を飛び回っているので
タイミングが合えば是非みなさん
飲みにいきましょー!

(8月は大阪、東京、金沢、山形、大分、熊本、岐阜、沖縄を訪問予定)

小川