【完全攻略】Webマーケティング業者の選び方|依頼相場や外注の利点・注意点を解説

「外注コストが不明瞭で、成果が出るか不安」「専門知識がないため、依頼内容が適切か判断できない」
「デメリットをどう解消すればいいのか分からない」といった声が多く聞かれます。

本記事では、Webマーケティングを依頼する際の具体的なコスト相場や、成功するためのポイント業者選定の基準を詳しく解説します。

この記事を最後まで読むことで、信頼できるパートナーとの協働を通じて、オンライン施策を効果的に実施するための具体的なステップが明確になります

Webマーケティングで何が解決できるのか

Webマーケティングで解決できることを、事例を交えてご紹介します。

認知拡大

Webマーケティングを活用すると、オフラインだけでは届かなかった幅広い層に、自社の商品やサービスを知ってもらうことができます。
検索エンジン対策(SEO)、SNS運用、広告配信などを組み合わせることで、全国へ情報を届けることが可能に。

 事例紹介)  サイト流入数4.75倍!オウンドメディアで新たなターゲットへの認知拡大
        ※出典:Techro

顧客獲得

Webマーケティングでは、見込み客との接点を作り、その後の関係を育てて顧客化する仕組みを作ることができます。
たとえば、サイトに訪れた人へメルマガを送ったり、SNSでフォローしてもらうことで、興味を持った人との継続的な関係が可能に。
展示会やセミナーなどのオフライン施策と組み合わせれば、顧客獲得の機会が広がります。

 事例紹介)  営業活動を行わず、SEO・SNS対策とデータ分析でインバウンドの受注増
        ※出典:小さな会社のWEBビジネスの方程式

売上アップ

Webマーケティングは、単なる集客だけでなく、売上向上にも直結します。
たとえば、広告運用やリターゲティング施策によって、購買意欲の高い人に効果的にアプローチでき、成約率を高めることが可能に。
また、データ分析で成果を見ながら施策を改善できるため、効率よく売上を伸ばしていける点が強みです。
 事例紹介)  広告運用でアポ獲得率60%以上、受注率15%と安定して新規顧客獲得
        ※出典:小さな会社のWEBビジネスの方程式 


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Webマーケティングを依頼する場合のメリットとデメリット

先の章で、Webマーケティングを活用した「認知 → 興味喚起 → 顧客化 → 売上アップ」という流れをご紹介しました。
次は、そのメリットとデメリットについて説明します。

Webマーケティングを依頼する場合のメリット

 

①本業に集中できる
・社内のリソースを本来の業務に集中させることができる
・営業活動や商品開発、顧客対応など、ビジネスの核となる
 仕事に専念できるため、全体のパフォーマンス向上につながる

②専門家のアドバイスを受けられる
・経験豊富なマーケターから、集客や売上アップに向けた具体的なアドバイスを受けることができる
・最新のトレンドや効果的な手法に基づいた提案を受けられる
・社内だけでは見落としがちな改善ポイントにも早く気づけ、施策の精度を高めることができる

③施策を確実に実行できる
・忙しい業務の中でも、マーケティング施策を計画的に進める体制を整えることができる
・外部パートナーと連携することで、スケジュール通りに広告運用やWebサイトの改善が進む
・社内の担当者が他業務と並行しないですむので、Web施策を安定した成果につなげやすくなる

 

Webマーケティングを依頼する場合のデメリット

 

①費用がかかる
・外部委託の場合、社内で行うよりも一定のコストが発生
・毎月の運用費や成果報酬、制作費等、短期的な負担

②ノウハウが蓄積されない
・外部委託の場合、自社内にWebマーケティングの知識や経験が蓄積されにくくなる

対策としては、外部委託に頼りきるだけでなく、社内担当者が施策に関わる体制を作ることが重要です。将来的には内製化することも想定して、依頼先を決めることもお薦めです。

③期待とのズレ
・依頼する側と受ける側で、目指すゴールや施策の進め方にズレが生じることがある
・「思っていた成果が出ない」「ターゲットとのズレがある」などの不満

事前のすり合わせが肝心なので、事前に目標や役割分担を明確にしておき、定期的に打ち合わせを行い疑問点を解消しましょう。

Webマーケティング依頼時の3つのデメリット。これらがネックで、外注を踏みとどまることはないでしょうか。

ただ、このデメリット、対策を取ることで短期的なものにとどめることができます。
次の章から、長期的にはメリットに変えるための対策方法をお伝えします。

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外注費用を把握する|デメリットを解消するために①


費用面は頭の痛い問題ですが、予算とのバランスを見ながら、どこまで依頼するかを検討しましょう。優先順位の高い順に小さく始めてみることもお薦めです。

Webマーケティングの施策

どこまで依頼するか検討するために、まず、Webマーケティング会社の業務内容をご紹介します。

①コンサルティング
会社の状況に合わせて「マーケティング戦略」を立案し、施策実行から改善までサポートします

②Web広告運用
インターネット広告で、見込み客にリーチし、集客・売り上げにつなげる業務です。広告配信だけでなく、データ分析による改善まで行います。
Google広告、SNS広告(Facebook広告・Instagram広告など)の実施のことです。

③Webサイト制作
「集客できる」「売上につながる」設計・デザインのWebサイトを作ります。
・コーポレートサイト:会社概要、事業内容、サービス紹介、実績、採用情報、ニュースリリース、問い合わせフォームなど、会社全体を紹介するサイト
・ランディングページ(LP):「資料請求」「無料相談申込」「商品購入」など、アクションに誘導することを目的とした1ページ完結のサイト。Web広告とセットで使います。

④SEO対策
ネット検索でのサイト流入を増やすため、サイト全体を「検索に強い」設計にします。
検索エンジン(Googleなど)で自社サイトを上位表示させるために、キーワード設計、コンテンツ制作、内部構造の最適化などを行います。

⑤SNS運用支援
ターゲットに合わせたコンテンツ企画、ファン育成、広告活用まで支援します。
Instagram、X(旧Twitter)、TikTokなどのSNSアカウントを活用し認知拡大・エンゲージメント向上を目指す施策です。

Webマーケティングの費用相場

先の項でご紹介した業務について、以下の表で費用感をイメージしてください。

費用
※1
戦略施策
コンサルWeb広告サイト制作SEOSNS
10万円以下おススメ①
スポットコンサル
おススメ①
・広告費:一般的には10万円以上
・手数料:最低運用費用は、10万~15万程
・SEO分析
・SEO記事制作
SNSアカウントの運用
10万~30万おススメ②
総合的なコンサル(戦略設計、施策提案、改善提案、コンテンツ企画、データ分析、実行支援、教育支援等)※2
・中小企業向け 20~30万程
・大企業向け 100万~
おススメ②
ランディングページ
SEOコンサル(キーワード調査、サイト構造の分析、改善提案)
30万~50万Webサイト(~300万)包括サービス(戦略立案、コンテンツ制作、効果分析)
50万円以上メディア運営
補足
(料金形態)
・月額制
・成果報酬型
・月額制が一般的
・広告費に対する手数料(15~30%)
・案件ごとの金額・月額制が一般的・月額制が一般的
Webマーケティングの費用相場

※1地域やwebマーケティング会社の規模によって金額に差があります。
※2提案内容によって料金に幅があります


中小企業向けの例を想定すると、次のようなスタートが考えられます。

おススメ① 最初の一歩に!
オンライン施策の効果を確認したく、小さく試してみる。 
・スポットコンサルで課題を共有、施策の優先順位のアドバイスを受ける:10万円
・優先順位の高い施策から試してみる:Web広告(3か月程)30万円+手数料6万円

おススメ② 納得できれば今すぐ始めたい!
既に課題感があり迅速にWebマーケティングを展開する。
・コンサルタントに市場分析から戦略設計まで依頼:30万
・施策まで依頼:Web広告(3か月~)60万+手数料12万、ランディングページ制作30万

 

ノウハウをブラックボックス化しない|デメリットを解消するために②

Webマーケティング会社は、専門的なサービスを迅速に提供してくれますが、完全にお任せしてしまうと、いつまでも費用が発生し続けます。
以下のような対策をとることで、将来的には内製化を目指し、知識を積み上げることができます。

ミーティングで疑問点を確認する

Webマーケティング会社とのミーティングでは、進捗状況や結果の報告があります。
その際は、事前に作業や提案を理解できるよう参考資料を読み込み、自社に必要な知識を吸収しましょう。
理解できない場合は担当者に確認し、社内勉強会等の機会を別に設けてもらうことも効果的です。
業務の依頼だけではなく、意見を交わしながら、目標達成に向けて協働するパートナーという意識を持つことが大切です。

担当者にWebマーケティングの研修を受講させる

社内の担当者にWebマーケティングの知識があれば、自社の課題を適切に伝え、調整をスムーズに進めることができます。
そのためにも、マーケティングに関する基本知識を社内に蓄積し、外部パートナーと建設的なコミュニケーションを図れる体制を整えていきましょう
今後、Webマーケティングで事業拡大を目指したいのであれば、社内にWebマーケティングの基礎知識を持っている担当者を育成することがお薦めです。
コスト面でも人材育成の面でも、長期的にはメリットとなります。

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依頼内容を決めてゴールを設定する|デメリットを解消するために③

この章では、外部パートナーであるWebマーケティング会社が最適な提案をできるように、自社の課題や目標を具体的に設定する方法をお伝えします。
依頼したい内容と数値目標を理解できていない場合、こんなはずじゃなかったと不満につながりますので、必ず理解してください。

Webマーケティングの依頼内容を決める

Webマーケティングの目的は、誰でも同じではありません。
全部を一度にやろうとすると、効果がぼやけるので、「今どこに一番課題があるか」を見極めることが大切です。その出発点をWebマーケティング会社と一緒にあぶりだしましょう。
例えば、次のような目的と課題があります。

目的認知拡大リード(見込み客)獲得売上アップ
課題まずは自社を知ってもらわないと何も始まらない名前は知ってもらえている。でも問い合わせが来ない問い合わせはあるけど、成約に結びついていない
ゴール「会社や商品を多くの人に知ってもらう」「興味を持った人から問い合わせをもらう」「商品やサービスを実際に買ってもらう」
必要な施策例広告やSNSで認知を広げる
Web広告(認知型)、SEO対策、SNS運用、
問い合わせフォームを作り、広告やコンテンツで誘導する
ランディングページ制作、資料ダウンロード施策
購入率を上げるためにサイト改善やリピーター施策を行う
ECサイト改善、広告リターゲティング、メルマガ配信

依頼内容への評価基準を決める

依頼内容のイメージがつかめたら、どんな状態を目指すか数値目標を設定します。

目的認知拡大リード(見込み客)獲得売上アップ
現状サイト訪問数:5,000件/月問い合わせ件数:10件/月購入・成約件数:5件/月
目標サイト訪問数:6,000件/月(1.2倍)問い合わせ件数:15件/月(1.5倍)購入・成約件数:8件/月(1.6倍)
ゴールより多くの新規ユーザーに自社を知ってもらう資料請求や相談件数を安定して増やす成約率を高めて売上アップを実現する

※目標値:現状の1.2~1.5倍が一般的

Webマーケティングを依頼する場合に確認すること

先の章では、どんなWebマーケティングがあるかをご紹介して、自社に必要なことは何かイメージしていただきました。
これらをふまえて、実績・料金・サポート体制を確認するためのチェックリストをご用意しました。初回打ち合わせや依頼前面談時にご利用ください。
すべてにチェックが入るパートナーであれば、安心して依頼できる確率が高まります。

【外注先選定チェックリスト】
実績・料金・サポート体制の確認ポイント


まずは、専門家にWebマーケティングを依頼することからスタートして、
将来的にはWebマーケティングを内製化していきたい場合、こちらの記事もおすすめです。

まとめ|デメリットをメリットに替えることができる

Webマーケティングは、Web広告やSEO等を活用して、認知拡大、リード獲得、売上アップを目指す手段です。

外部パートナーに依頼することで、専門的なサポートが受けられ、本業に集中できるメリットがあります。
費用負担やノウハウが蓄積されないといった懸念点もありますが、Webマーケティングの知識を持つ社員を育成することで、長期的にはメリットとすることができます。
そのためには、単なる代行依頼ではなく、施策内容や改善ノウハウを社内に取り込めるよう、知識共有や教育支援をしてくれるパートナーを選びましょう
目標設定やKPI設計を明確にし、社内担当者が積極的に関わる体制づくりが成功の鍵になります。最終的には、自社でマーケティングを進められる力を育てることが理想です。

株式会社BREAKは、Webマーケティング支援だけではなく、2000名以上のWebマーケター教育実績があります。業務委託から社員教育まで、気になる点はお気軽にご相談ください。

Webマーケの知識を使って、外部委託もスムーズに進めよう!
今すぐ相談する Break Marketing Program法人コース