GA4コンバージョン(CV)はどこ?設定・確認ポイントを徹底解説

GA4コンバージョン(CV)はどこ?設定・確認ポイントを徹底解説

「設定したはずのコンバージョン(CV)が、GA4のレポートのどこにも表示されない…」
「GA4のコンバージョン(CV)、どこで確認すればいいの?」

GA4の導入や運用に伴い、このような悩みを抱えている
経営者の方や若手マーケティング担当者の方は多いのではないでしょうか。

ご安心ください。

この記事では初心者の方にも分かりやすく、設定から確認、分析方法を解説します。

「コンバージョン(CV)が表示されない」
「コンバージョン(CV)どこ」

といった悩みの解決策から
設定ミスの見つけ方、トラブルの対処法まで一緒に学んでいきましょう。



目次

GA4のコンバージョン(CV)について基本を押さえる

まず、GA4におけるコンバージョン(CV)の基本的な考え方と、なぜその分析が
重要なのかを理解しましょう。

GA4におけるコンバージョン(CV)の定義

GA4におけるコンバージョン(CV)とは、


ウェブサイトやアプリにおけるユーザーの重要なアクションを計測するために、
「コンバージョン(CV)としてマーク」されたイベントを指します。

例えば、以下のようなユーザー行動がコンバージョン(CV)として設定されます。

・商品購入完了

・お問い合わせフォーム送信

・資料請求

・会員登録

・特定ページの閲覧(サンクスページなど)

GA4では、あらかじめ用意されている推奨イベントや自動収集イベントの他に、
独自にカスタムイベントを作成し、それをコンバージョン(CV)として設定することも可能
です。

この柔軟性がGA4の大きな特徴の一つです。

GA4でコンバージョン(CV)の分析が重要な理由


コンバージョン(CV)分析は、ウェブサイトやアプリの成果を測り、

ビジネスを成長させる上で非常に重要です。

具体的には、以下のような理由が挙げられます。

GA4のコンバージョン(CV)分析を正しく行うことで、

データに基づいた意思決定が可能になり、

マーケティング活動全体の効率と効果を高めることができます。

GA4でのコンバージョン(CV)とは?|設定方法を簡単解説!

それでは、具体的にGA4でコンバージョン(CV)を設定する方法を見ていきましょう。

「どこで設定するの?」という疑問を解消します。


GA4のコンバージョン(CV)設定は、主にGA4の管理画面で行います。

既存のイベントをコンバージョン(CV)として設定する方法


GA4では、特定のユーザー行動(例:purchase, file_download, form_submit など)が
自動的に、あるいは推奨イベントとして計測されている場合があります。


これらの既存イベントをコンバージョン(CV)として設定するのは非常に簡単です。

設定場所:
GA4管理画面 > 左下の歯車アイコン「管理」 > データの表示列の「キーイベント」

手順:

1.GA4の左側ナビゲーションメニュー下部にある「管理」(歯車アイコン)をクリックします。

対象のアカウントとプロパティが選択されていることを確認し、
プロパティ列にある「キーイベント」をクリックします。

ここには、GA4が自動的に収集しているイベントや、GTM(Googleタグマネージャー)などで設定したカスタムイベントの一覧が表示されます。

2.表示されたイベント一覧を確認して






コンバージョン(CV)として設定したいイベント名の右側にある
キーイベントとしてマークを付ける」というトグルスイッチをオン(青色)にします。


これだけで、指定したイベントがコンバージョン(CV)として計測されるようになります。

非常に簡単です。


そのイベントがまだGA4に1度も送信されていない可能性があります。

イベントが実際に発生してからGA4にデータが反映されるまで少し時間がかかる
ことがあるため、

しばらく待ってから再度確認してみてください。

新しいイベントを作成し、それをコンバージョン(CV)として設定する方法


計測したい行動が既存のイベントとしてGA4に存在しない場合は、

新たにイベントを作成する必要があります。

イベント作成には主に以下の2つの方法があります。

①GA4の管理画面でイベントを作成する方法
(推奨イベントやカスタムイベントのパラメータを利用する場合など)


②Googleタグマネージャー(GTM)を使ってより柔軟にイベントを設定する方法

GA4の管理画面でイベントを作成する

特定のページビュー(例:サンクスページの表示)や、既存のイベントのパラメータ条件に基づいて新しいイベントを作成したい場合に便利です。

設定場所:
GA4管理画面 > 左下の歯車アイコン「管理」 > データの表示列「イベント」 > 「イベントを作成」ボタン

手順:

1.GA4の「管理」 から「イベント」画面に移動して、右上にある「イベントを作成」ボタンをクリックします。



2.右側に表示される「作成」ボタンを再度クリックします。




3.「カスタムイベント名」に新しいイベントの名前を入力します(例:thankyou_page_view)。命名規則に従い、分かりやすい名前をつけましょう。

4.「一致する条件」セクションで、この新しいイベントが計測される条件を指定します。


・例えば、「特定のサンクスページ(例:/thanks.html)が表示されたとき」をイベントとしたい場合:

パラメータ: event_name、演算子: 次と等しい、値: page_view
かつパラメータ: page_location (または page_path)、演算子: 次を含む (または 次と等しい)、
値: /thanks.html (実際のサンクスページURLに合わせてください)

必要に応じて「パラメータ設定」を行うこともできます(通常は不要な場合が多いです)。

5.右上の「作成」ボタンをクリックするとイベントの作成が完了します。



こうして作成したカスタムイベントも、前述の「既存のイベントをコンバージョン(CV)として設定する方法」と同様に、「イベント」一覧に表示された後、「コンバージョン(CV)としてマークを付ける」トグルをオンにすることでコンバージョン(CV)として設定できます。

※注意
GA4の管理画面で作成したイベントは、データ処理の遅延により、すぐに「イベント」一覧に表示されないことがあります。最大24時間程度かかる場合もあります。

Googleタグマネージャー(GTM)を使ってイベントを設定する

GA4管理画面より複雑な条件下でのイベント(例:特定のボタンクリック、フォームの特定の項目の入力完了など)を計測したい場合や、ウェブサイトのコードを直接編集せずにタグ管理を行いたい場合は、GTMの利用が推奨されます。

GTMでのイベント設定は、トリガー(いつ)とタグ(何を)を組み合わせて行います。


※GTMを使った詳細なイベント設定方法は多岐に渡るため、ここでは概要のみの説明とします。
より詳しい設定方法は、GTMの関連記事や『参考:タグマネージャーヘルプ』をご参照ください。

GTMでの一般的なイベント設定手順の流れ:

1.GTMの管理画面で新しい「GA4イベントタグ」を新規から作成します。

2. タグの種類: 「Google アナリティクス: GA4 イベント」


3.設定タグ: 事前に設定した「GA4設定タグ」を選択


4.イベント名: GA4で認識させたいイベント名を入力(例:contact_form_submit


5.必要に応じてイベントパラメータを設定

6.そのイベントタグを作動させる「トリガー」を作成または選択します。

7.設定を保存し、GTMコンテナを公開します。

GTMで設定したイベントも、GA4にデータが送信されるようになると、
「管理」 > 「イベント」の一覧に表示されます。その後、同様に「コンバージョン(CV)としてマークを付ける」ことでコンバージョン(CV)として設定できます。

ここまで、GA4でコンバージョン(CV)を設定する「場所」と「方法」の基本について解説しました。

次は、設定したコンバージョン(CV)が正しく計測されているかを確認する方法を見ていきましょう。

設定したコンバージョン(CV)はどこ?|確認方法:初心者向けに簡単解説

「コンバージョン(CV)を設定したけど、ちゃんと動いているか不安…」

「GA4のレポートのどこを見ればコンバージョン(CV)数が分かるの?」

という疑問に本章でお答えします。
設定したコンバージョン(CV)データを確認できる主な「場所」は以下の通りです。

リアルタイム レポートで即時確認

設定したコンバージョン(CV)が正しく作動しているかをすぐに確認したい場合に最も便利なのが「リアルタイムレポート」です。

確認場所:

GA4レポート画面 > 左側ナビゲーション「レポート」 > 「リアルタイムの概要/リアルタイムページ」

確認方法:

  1. GA4の左側ナビゲーションから「レポート」を選択し、次に「リアルタイムの概要(サイト全体)」か「リアルタイムページ(特定のページ)」をクリックします。


         

  2. リアルタイムレポート内のキーイベント(CV)(イベント名)というカードを探します。

    もしコンバージョン(CV)イベントが発生していれば、このカードにイベント名と過去30分間の発生回数が表示されます。
  3. また、「イベント数(イベント名)」カードでも、コンバージョン(CV)としてマークしたイベントが発生しているかを確認できます。


           

自分でテストコンバージョン(CV)を発生させてみて(例:サンクスページを表示する、資料請求フォームを送信してみるなど)、数秒~数分後にこのリアルタイムレポートに反映されるかを確認しましょう。これが最も手っ取り早い動作確認方法です。

もしここに表示されない場合は、設定ミスやタグの不具合の可能性があります。(詳しくは後述のトラブルシューティングで解説します)

ビジネス目標 レポートで履歴を確認

過去のコンバージョン(CV)データを確認するための主要なレポートが「ビジネス目標 レポートです。

確認場所:
GA4レポート画面 > 左側ナビゲーション「ビジネス目標」 > 「見込み客の発掘※1」 > 「概要」 > 「「イベント(コンバージョン(CV)として設定したイベント名)」

※1 ビジネス目標は5つの指標に分かれています。
(見込み客の発掘、売上の促進、ウェブ / アプリのトラフィックの分析に関する概要、ユーザー エンゲージメントとユーザー維持率の把握に関する概要)
設定した目的に応じて、確認する場所を変更してください。

確認方法:

  1. GA4の左側ナビゲーションから「レポート」を選択します。
  2. 「見込み顧客の発掘」セクション内の確認したいエンゲージメント概要を展開し、
    コンバージョン(CV)をクリックします。
    デフォルトでは「イベント名」ごとのコンバージョン(CV)数が表示されます。

        



    ・各コンバージョン(CV)イベントについて、「コンバージョン(CV)数」「総ユーザー数」「イベント収益」などの指標を確認できます。
    ・右上の日付範囲を変更することで、特定の期間のデータを見ることができます。

     

このレポートを見れば、どのコンバージョン(CV)イベントがどれだけ発生しているのか、その推移などを把握できます。

探索レポートで確認

「探索」は、より自由にデータを深掘りしたい上級者向けの機能ですが、
コンバージョン(CV)分析においても非常に強力です。

標準のレポートでは見られない組み合わせでデータを分析できます。

確認場所: GA4 左側ナビゲーション「探索」

確認方法:

  1. 左側ナビゲーションから探索をクリックします。

           

  2. 「空白」か、テンプレート(例:「自由形式」「経路データ探索」など)を選択します。

         

  3. 「変数」列でディメンション(例:参照元/メディア、ランディングページなど)と
    指標(例:コンバージョン(CV)数、コンバージョン率(CVR)など)を追加し

    「設定」列でレポートの形式(表、円グラフ、経路など)を構成します。

    例えば、「経路データ探索」では、コンバージョン(CV)に至ったユーザーの具体的な行動フローを追跡できます。


探索レポートは慣れが必要ですが、
使いこなせるとコンバージョン(CV)分析の幅が格段に広がります。

これらのレポートの「どこ」を見て

コンバージョン(CV)データが確認できるかを把握しておけば、

日々の効果測定や改善活動に役立てることができます。

当社ではGA4のコンバージョン(CV)データの分析は勿論、貴社の案件を持ち込んで課題として一緒に取り組むことができる法人向けWebマーケター人材養成講座を提供しています。

コンバージョン(CV)が表示されない?どこにもデータが反映されない原因とは?



「GA4でコンバージョン(CV)を設定したはずなのに、レポートのどこにもデータが表示されない…」

「ga4 コンバージョン(CV)表示されない!」

という状況は、非常によくある悩みのひとつです。原因は様々考えられますが、主に以下の3つのカテゴリに大別できます。一体「どこに」問題があるのか、切り分けていきましょう。

原因1  コンバージョン(CV)設定そのものの不備

GA4の管理画面でのコンバージョン(CV)設定や、その前提となるイベント設定に誤りがあるケースです。「どこ」の設定を見直すべきか、具体的なポイントを見ていきましょう。

イベント名やパラメータの記述ミス

確認場所: GA4管理画面 > 「管理」 > 「データの表示」 / 「キーイベント」


チェックポイント

✅GA4の管理画面でイベントを作成した場合(「イベントを作成」機能)、指定したカスタムイベント名や、一致条件で設定した既存のイベント名、パラメータ名、値のスペルミス、大文字・小文字の違いはありませんか?(GA4は基本的に大文字・小文字を区別します)

✅GTMで設定したイベント名と、GA4側でコンバージョン(CV)としてマークしようとしているイベント名が完全に一致していますか?

「コンバージョン(CV)としてマーク」のし忘れ

確認場所: GA4管理画面 > 「管理」 > 「データの表示」 / 「キーイベント」

チェックポイント

✅コンバージョン(CV)として計測したいイベントが、「イベント」一覧に表示されているにも関わらず、その右側にある「コンバージョン(CV)としてマークを付ける」のトグルスイッチがオフ(灰色)のままになっていませんか?
これをオンにしないと、コンバージョン(CV)としては集計されません。

正規表現の誤り

確認場所: GA4管理画面 > 「管理」 > 「データの表示」>「イベント」 > 「イベントを作成」の一致条件 / 又はGTMのトリガー設定など

チェックポイント

✅イベント作成やGTMのトリガー条件で正規表現を使用している場合、その記述が正しくない可能性があります。その場合は意図しない挙動になるため、正規表現チェッカーなどでテストしてみましょう。

GTM(Googleタグマネージャー)との連携ミス

確認場所: GTMの管理画面 / GA4のデータストリーム設定

チェックポイント

✅GTMでGA4イベントタグを設定する際、正しい「測定ID」(G-XXXXXXXXXX形式)を指定していますか?

✅GTMのコンテナが正しく公開されていますか?
(下書きのままでは反映されません)

UAの目標移行時に発生しやすい問題

UAの目標設定とGA4のイベント/コンバージョン(CV)設定の違いを理解していないと正しいコンバージョン設定ができている判断ができません。

GA4の正しいコンバージョン設定の定義を確認してイベント設定を見直しましょう。

確認場所: GA4管理画面 > 「管理」 > 「データの表示」>「イベント」

チェックポイント

✅UAでは「到達ページ」だけで目標設定できましたが、GA4では基本的に「page_view」イベントに対してページパスやページロケーションのパラメータで条件付けしてカスタムイベントを作成し、それをコンバージョン(CV)としてマークする必要があります。このロジックの違いを理解せず、UAと同じ感覚で設定するケースもあるため気をつけましょう。

・カスタムイベントの作成方法

画面右上の「イベントを作成」を押す。

カスタムイベント一覧画面の右上の作成ボタンを押す。

カスタムイベント名を入力し、一致する条件のパラメーターに計測したいコンバージョンの条件を設定し右上の作成ボタンを押す。

原因2  計測タグ(GTM/gtag.js)の設置ミス

ウェブサイトに設置したGA4の計測タグ(gtag.js)や、GTMのタグ自体が正しく動作していないケースです。この場合、コンバージョン(CV)だけでなく、PV数なども含めGA4全体のデータが計測されていない可能性があります。サイトのソースコードやGTMの「どこ」に問題があるかを確認しましょう。

GA4設定タグが正しく作動していない

確認場所: GTMのプレビューモード / ブラウザのデベロッパーツール (Networkタブ) / Google Tag Assistant (Legacy) 拡張機能

<GTMのプレビューモードを確認方法>
・GTMの管理画面にログインし、編集したいコンテナを選択します。
 画面右上にある「プレビュー」ボタンをクリックすると、GTMプレビューモードが有効になります。

テストしたいウェブサイトのURLを入力し、「リンク」をクリックします。すると、新しいタブが開き、対象ウェブサイトのプレビュー画面が表示されます。


<ブラウザのデベロッパーツール (Networkタブ)画面>

Webページ上で右クリックし、「検証」を選択、WindowsであればF12キーを押します。

デベロッパーツールが開いたら、上部にあるタブの中から「Network」をクリックします。



「Network」タブ内で、フィルタを設定してGA4関連のリクエストのみ表示されるようにします。

フィルターボックスに「collect」と入力します。これにより、GA4のデータ収集リクエストに絞り込みタグが正しく作動しているか確認することができます。


<Google Tag Assistant (Legacy) 拡張機能>

Tag Assistant

Google Tag Assistant画面、Summary欄の[Tags Fired]の下に、GTMがこのページで配信したタグが表示されます。

「Google タグ」もしくは「Googleアナリティクス:GA4イベント」が表示されていればタグが作動しています。

チェックポイント

✅GTMを使用している場合、GA4設定タグ(コンテナ読み込み時に全ページで作動するよう設定するもの)が、全てのページで正しく作動していますか?

✅gtag.jsを直接設置している場合、サイトの全ページのタグ内の適切な位置に、正しい測定IDで記述されていますか?



イベントタグが正しく作動していない

確認場所: GTMのプレビューモード / ブラウザのデベロッパーツール (Consoleタブ、Networkタブ)

チェックポイント

✅GTMで設定したGA4イベントタグが、意図したタイミング(トリガー条件)で作動していますか?
プレビューモードで対象のアクションを実行し、タグの作動状況を確認しましょう。

✅JavaScriptでカスタムイベントを送信している場合、コードにエラーはありませんか?


トリガー設定の誤り

確認場所: GTMのトリガー設定画面

チェックポイント

✅GTMでイベントタグに設定したトリガーの条件(例:ページURL、クリック要素のID、フォーム送信など)が、実際のウェブサイトの構造や動作と一致していますか?

✅「一部のページビュー」や「一部のクリック」などのトリガータイプで、フィルター条件が厳しすぎたり、間違っていたりしませんか?

データレイヤーの不備

確認場所: ウェブサイトのソースコード / GTMのプレビューモード (Data Layerタブ)

チェックポイント

✅ECサイトの購入完了イベントなどで、商品情報などを動的にデータレイヤーにpushする必要がある場合、そのdataLayer.push()の記述場所、タイミング、データ構造が正しいですか?

✅データレイヤー変数をトリガー条件やタグのパラメータ値として使用している場合、その変数が期待通りにGTMに渡されていますか?

原因3  GA4レポート画面側の問題

GA4のタグ設定やコンバージョン(CV)設定自体は正しくても、レポート画面の表示設定やデータが見えていないだけのケースもあります。GA4のレポート画面の「どこ」を確認すべきか見ていきましょう。


フィルタリング(IP除外、内部トラフィックなど)の影響

確認場所: GA4管理画面 > 「管理」 > 「データストリーム」 > 対象のウェブストリームを選択 > 「タグ設定を行う」 > 「すべて表示」 > 「内部トラフィックの定義」 および 「データフィルタ」




チェックポイント

✅社内IPアドレスなどを「内部トラフィック」として定義し、それを除外するデータフィルタを有効にしていませんか?もしテストを社内IPから行っている場合、このフィルタによってデータが除外されている可能性があります。テスト時は一時的にフィルタを無効化するか、テスト用のIPアドレスを除外対象から外す操作が必要です。

✅意図しないIPアドレスや参照元ドメインを除外するフィルタが設定されていませんか?


セグメント適用によるデータ表示の制限

確認場所: GA4各レポート画面の上部(日付選択の右隣など)


チェックポイント

✅レポート表示時に、画面上部左のタブに意図しないセグメント(例:「モバイルトラフィックのみ」など)が適用されていませんか?「すべてのユーザー」になっているか確認しましょう。

✅比較対象を追加している場合、その比較条件によってデータが絞り込まれすぎていませんか?




期間選択の誤り

確認場所: GA4各レポート画面の右上


チェックポイント

✅レポートの表示期間が、コンバージョン(CV)イベントが発生したはずの期間と一致していますか? 未来の日付や、あまりにも過去の日付を選択されていないか確認しましょう。

✅GA4のデータ処理には遅延が生じることがあります。設定してすぐの場合、「今日」を選択してもまだデータが反映されていない場合があるため、翌日以降に確認してみましょう。

レポートの閾値(しきい値)によるデータ非表示

確認場所: レポートに黄色い三角の警告アイコンが表示されている箇所 / GA4管理画面 > 「管理」 > 「データの表示」 > 「レポートID」

チェックポイント

✅GA4では、Googleシグナルを有効にしている場合などで、個々のユーザーを特定できないようにするために、データ量が少ない場合に「閾値」が適用され、一部のデータが表示されないことがあります。
レポートの表の上部やグラフの近くに三角形の警告アイコンが表示されていたら、閾値が適用されている可能性を考えましょう。


閾値設定の対処法

1.レポートの期間を広げてデータ量を増やす。

2.レポートの表の上部やグラフの近くに三角形の警告アイコンが表示されていたら、閾値が適用されている可能性を考えましょう。

3.一時的に「レポートID」を「デバイスベース」に変更する(ただし、クロスデバイスでのユーザー重複排除ができなくなるなどの影響があります)。「管理」 > 「レポートID」 > 「すべて表示」 > 「デバイスベース」を選択。確認後は元に戻すことを推奨します。

これらの原因とチェックポイントを一つずつ確認していくことで、コンバージョン(CV)が表示されない問題の「どこに」原因があるのかを特定し、解決に繋げることができるはずです。


【解決策】トラブルシューティング実践編:コンバージョン(CV)はどこ?の悩みの具体的な解決方法・修正手順

前章で挙げた原因を踏まえ、実際にコンバージョン(CV)が表示されない問題を解決するための具体的な手順と、GA4や関連ツールの「どこ」を見れば良いのかを解説します。

リアルタイムレポートでの即時確認

まず最も基本的な確認方法です。

確認場所: GA4レポート画面 > 「レポート」 > 「リアルタイムの概要/リアルタイムページ」

  •  イベントが正常に動作しているか、パラメータは正しいか
    1. テストコンバージョン(CV)実行:
      自分でウェブサイト上でコンバージョン(CV)アクション(例:資料請求フォーム送信、サンクスページ表示)を実行します。
    2. リアルタイムレポート確認:
      GA4のリアルタイムレポートを開き、「イベント数(イベント名)」カードと「コンバージョン(CV)(イベント名)」カードを確認します。
    3. 数分待つ:
      リアルタイムレポートでも反映に少し時間がかかることがあります。

見るべきポイント

✅設定したイベント名が 「イベント数」カードに表示されているか?

✅コンバージョン(CV)としてマークしたイベントが「コンバージョン(CV)」カードに表示されるか?

✅イベントをクリックすると、そのイベントに付随するパラメータ (event_category,event_label など)が期待通りに計測されているか?

ここでイベント自体が発生していない場合は、タグの設置ミスやGTMのトリガー設定ミスが考えられます。イベントは発生しているがコンバージョン(CV)としてカウントされない場合は、「コンバージョン(CV)としてマーク」のし忘れやGA4側の設定不備の可能性があります。

デバッグビューを徹底活用する

リアルタイムレポートよりも詳細なイベント発生状況を確認できるのが「DebugView」です。開発時やトラブルシューティング時には非常に強力なツールです。

デバックビュー設定前の準備:

  • Google Chrome拡張機能「Google Analytics Debugger」をインストールして有効にする。
  • GTMのプレビューモードを開始する。

    これらのいずれかを行うと、自身のアクセスがデバッグモードとしてGA4に認識されます。

確認場所: GA4管理画面 > 「管理」 > データの表示列の「DebugView」

イベント名の確認、パラメータの確認、エラーメッセージの解析

DebugViewを開く:

 GA4の「管理」画面から「DebugView」を選択します。


    • テストコンバージョン(CV)実行DebugViewタイムラインでイベントの確認:

      デバッグモードを有効にしたブラウザで、コンバージョン(CV)アクションを実行します。
      アクションを実行したら「DebugView」の画面に戻り、画面左のタイムラインでイベント発生状況を確認します。

    見るべきポイント

    ✅左側の秒単位のタイムラインに、実行したアクションに対応するイベント(例:page_viewなど)が青いアイコンで表示されるか?

    ✅コンバージョン(CV)としてマークしたイベントは緑色のアイコンで表示されます。期待通りに緑色になっているか?

    ✅イベント名をクリックすると、中央のペインでそのイベントがGA4に送信された時刻、関連するパラメータ(ga_session_id,page_locationなど)の詳細が確認できます。パラメータ名や値が正しいかチェックしましょう。
    ✅イベント名が赤色で表示されている場合は、何らかのエラーが発生しているためエラーメッセージを確認し、原因を特定します。

    ✅イベント名をクリックすると、中央のペインでそのイベントがGA4に送信された時刻、関連するパラメータ(ga_session_id,page_locationなど)の詳細が確認できます。パラメータ名や値が正しいかチェックしましょう。


    DebugViewを使えば、イベントがGA4にどのように送信され、どのように処理されているかを詳細に追跡できるため、問題の切り分けに非常に役立ちます。

    「どこ」で処理が止まっているのか、あるいは「どこ」のデータが間違っているのかを突き止めやすくなります。

     ※DebugViewが使えない場合の代替策
    ブラウザのデベロッパーツールでGA4への送信リクエストを確認する方法もあります(5-5で解説)。

    Googleタグマネージャー(GTM)での検証

    GTMを使ってGA4のタグを管理している場合は、GTMのプレビューモードが最も重要なデバッグツールとなります。

    確認場所: GTMの管理画面

     プレビューモードでのタグ正常確認

    1.GTMでプレビューモードを開始:
    GTMのワークスペースのタグから右上の「プレビュー」ボタンを押し、対象のウェブサイトURLを入力して接続します。

    2.ウェブサイト操作:
    別タブで開いたウェブサイトで、コンバージョン(CV)アクションを実行します。

    3.プレビューモードのデバッグウィンドウ確認:
    画面下部(または別ウィンドウ)に表示されるデバッグコンソールを見ます。
    「Tags Fired」に表示されていれば、設定したコンバージョン(CV)タグが計測されていることが分かります。
    下段の「Tags Not Fired」に表示されていた場合、何らかの理由でそのタイミングではタグが発火していません。



    見るべきポイント(左側のイベントー覧)

    ✅コンバージョン(CV)アクションに対応するイベント (例:gtm.click,gtm.formSubmit,Page Viewなど)が発生しているか?


    見るべきポイント(Tagsタブ)

    ✅対象のイベントが選択された状態で、「Tags Fired」セクションに設定した GA4イベントタグが表示されているか?

    ✅「Tags Not Fired」にGA4イベントタグがある場合、その理由(トリガー条件が 満たされなかったなど)を確認します。

    ✅作動したタグをクリックすると、そのタグの詳細(送信されたイベント名、 パラメータなど)が表示されます。GA4のDebugViewと照らし合わせて確認 するとより確実です。

    GTMのプレビューモードは、「どこ」の段階でタグの作動がうまくいっていないのか、あるいは「どこ」のデータが間違っているのかを特定するのに不可欠です。

    GA4管理画面での設定再確認

    GA4側の設定も見直しましょう。

    確認場所: GA4管理画面 > 「管理」

    イベント設定、カスタム定義、オーディエンス設定など

    GA4管理画面 > 「管理」> イベント を確認する

    「イベント」で確認するポイント

    ✅「既存のイベント」一覧で、コンバージョン(CV)としてマークしたい イベント名がGA4に認識されているか(データが1度でも送信されている か)。

    ✅「コンバージョン(CV)としてマークを付ける」がオンになっているか。

    ✅ GA4の「イベントを作成」機能で作成したカスタムイベントの場合、 その一致条件(パラメータ、演算子、値)が正しいか。 特にevent_nameの指定や、大文字·小文字の区別、正規表現の妥当性を 確認します。

    GA4管理画面 > 「管理」> カスタム定義 を確認する

    「カスタム定義」で確認するポイント(カスタムディメンション/カスタム指標)

    ✅コンバージョン(CV)イベントに紐づけてカスタムパラメータを送信し ている場合、それらをレポートで使用するためには「カスタムディメンシ ョン」または「カスタム指標」としてGA4に登録する必要があります。 この登録が正しく行われているか、パラメータ名とスコープ(イベント スコープかユーザースコープか)が適切かを確認します。登録漏れや設定 ミスがあると、レポートでパラメータ値を見ることができません。

    GA4管理画面 > 「管理」> データフィルタ を確認する

    「データフィルタ」で確認するポイント

    ✅「内部トラフィックの除外」やその他のデータフィルタが有効になっていて、テストアクセスが除外されていないか確認します。テスト時は一時的 に無効化することも検討しましょう。


    GA4管理画面 > 「管理」> レポートID を確認する

    「レポートID」で確認するポイント

    ✅コンバージョン数が少ないなど閾値の影響でレポートが表示されないことが疑われる場合、一時的にレポート用識別子を「デバイスベース」に変更してデータが表示されるか確認します(ただし、ユーザー識別の精度は低下します)。

    ・レポート用識別子を「デバイスベース」に変更する手順

    すべて表示をクリックします。

    「デバイスベース」を選択して、「保存」をクリック

    以下のポップアップが表示されるので、「確認」をクリック

    ブラウザのデベロッパーツールを使った確認

    GTMのプレビューモードやGA4のDebugViewが使えない場合や、より低レベルでの通信を確認したい場合に使用します。

    確認場所: 各ブラウザのデベロッパーツール (通常F12キーで起動)

    ネットワークタブでのHTTPリクエスト確認

    デベロッパーツールを開き(Windows: F12 キーを押す)、

    「Network」(または「ネットワーク」)タブを選択します。

    フィルタ欄に collect?v=2&tid=G- (GA4の場合) または google-analytics.com/collect (共通) と入力し、GA4への送信リクエストを絞り込みます。

    ウェブサイトでコンバージョン(CV)アクションを実行します。

    デベロッパーツールに戻り
    GA4への送信リクエスト(通常 collect?v=2&… で始まるもの)が発生するか確認します。

    見るべきPoint

    ✅リクエストヘッダーやペイロード(またはクエリ文字列パラメータ)の中に、イベント名 (en) やイベントパラメータ (ep.)、測定ID (tid) などが正しく含まれているか確認します。

    ✅コンバージョン(CV)イベントの場合、そのイベント名が正しく送信されているかを確認します。

    ✅ステータスコードが 200 OK (または 204 No Content) であることを確認します。エラーコード(4xxや5xx)の場合は送信自体に失敗しています。


    コンソールでのエラー確認

    デベロッパーツールの「Console」(または「コンソール」)タブに、JavaScriptのエラーメッセージが表示されていないか確認します。サイトのJavaScriptエラーが原因で、GA4の計測タグやGTMのイベントリスナーが正常に動作していない可能性があります。

    それでも解決しない場合はGoogle アナリティクス ヘルプセンターへお問い合わせ!

    上記の方法をすべて試しても問題が解決しない場合は、設定が非常に複雑であったり、GA4側の不具合である可能性もゼロではありません。


    その場合は、Googleの公式サポートに問い合わせることも検討しましょう。具体的な設定状況などを伝えることで、専門的なアドバイスが得られる場合があります。
    Google アナリティクス ヘルプセンター

    これらのトラブルシューティング手順を一つずつ丁寧に実行することで、「コンバージョン(CV)がどこにも表示されない」という悩みは、解決できるはずです。諦めずに原因を特定し、正しい計測環境を構築しましょう。

    コンバージョン(CV)データの分析方法

    コンバージョン(CV)が正しく計測できるようになったら、次はそのデータを分析し、ビジネス改善に活かしていくフェーズです。GA4のどこで、どのようにデータを見れば良いのでしょうか。

    レポート画面でのデータの見方

    まずはGA4の標準レポートでコンバージョン(CV)データを確認する基本的な方法です。

    「ビジネス目標」 > 「売上の促進」>「e コマース購入数」レポート

     確認場所: 「レポート」 > 「ビジネス目標」 >「売上の促進」> 「e コマース購入数」


    見るべきPoint

    コンバージョン(CV)数:
    各イベント名(コンバージョン(CV)としてマークしたもの)の発生回数。これが最も基本的な成果指標です。

    総ユーザー数:
    そのコンバージョン(CV)を達成したユニークユーザー数。

    イベント収益:
    value パラメータと currency パラメータをイベントに付与している場合、コンバージョン(CV)ごとの収益額が表示されます。Eコマースサイトなどで重要な指標です。


    分析のポイント

    期間比較:
    前月比、前年同月比などでコンバージョン(CV)数の増減を確認し、施策の効果や季節変動を把握します。

    イベント別比較:
    複数のコンバージョン(CV)を設定している場合、どのコンバージョン(CV)が最も多く発生しているか、あるいは目標に対してどの程度達成できているかを確認します。



    「見込み顧客の発掘」 > 「トラフィック獲得」レポート

    確認場所: 「レポート」 >「ビジネス目標」>「見込み顧客の発掘」 > 「トラフィック獲得」


    見るべき指標(コンバージョン(CV)列)

    ✅各「セッションのデフォルトチャネルグループ」(例:Organic Search, Paid Search, Directなど)ごとのコンバージョン(CV)数。

    ✅特定のコンバージョン(CV)イベント。


    分析のポイント

    チャネル別の貢献度:
    どの集客チャネルが最もコンバージョン(CV)獲得に貢献しているかを把握し、予算配分や施策の優先順位付けに役立てます。

    チャネル別のコンバージョン率 (CVR):
    「コンバージョン(CV)数 ÷ セッション数」で簡易的なチャネル別CVRを計算できます(GA4標準レポートでは直接表示されないため、探索レポートやLooker Studio連携で見るのが一般的)。



    「ウェブ/アプリのトラフィックの分析」 > 「ページとスクリーン」レポート

    確認場所: 「レポート」 > 「ビジネス目標」>「ウェブ/アプリのトラフィックの分析> 「ページとスクリーン」


    見るべき指標(コンバージョン(CV)列)

    ✅各ページ(ページパスまたはページタイトル)が閲覧されたセッションでのコンバージョン(CV)数。


    分析のポイント

    貢献ページ特定:
    どの集客チャネルが最もコンバージョン(CV)獲得に貢献しているかを把握し、予算配分や施策の優先順位付けに役立てます。

    チャネル別のコンバージョン率 (CVR):
    「コンバージョン(CV)数 ÷ セッション数」で簡易的なチャネル別CVRを計算できます(GA4標準レポートでは直接表示されないため、探索レポートやLooker Studio連携で見るのが一般的)。


    コンバージョン率(CVR)を改善するための分析テクニック

    コンバージョン(CV)数だけでなく、コンバージョン率(CVR)も重要な指標です。CVRは「コンバージョン(CV)数 ÷ 特定の母数(例:セッション数、ユニークユーザー数など)」で計算され、ウェブサイトの効率性を示します。GA4の標準レポートでは直接的な「セッションのコンバージョン(CVR)率」などは表示されにくいため、「探索レポート」の活用が鍵となります。

    探索レポートでコンバージョン率(CVR)を分析

    確認場所:「探索」

    作成例:「自由形式」レポートでチャネル別コンバージョン率(CVR)を確認

    1.「変数」列で、ディメンションに「セッションのデフォルトチャネルグループ」、指標に
    「エンゲージメントのあったセッション数」「コンバージョン(CV)数(例.総購入者数)」
    を追加します。

    2.「設定」列の「行」に「セッションのデフォルトチャネルグループ」をドラッグ&ドロッ
    プ。

    3.「値」に「セッション数」「コンバージョン(CV)数」をドラッグ&ドロップ。

    4.指標の右にある「+」から「カスタム指標を作成」を選択し、「コンバージョン(CV)数
    /セッション数」という計算式で「セッションのキーイベント率(コンバージョン率(CVR))」を作成し、値に追加します。


    分析のポイント

    ✅デバイス別CVR比較:モバイル、タブレットでCVRに大きな差がないか。特定のデバイスで極端に低い場合は、そのデバイスでのUI/UXに問題がある可能性があります。

    ✅ランディングページ別CVR比較: どのランディングページが効率よくコンバージョン(CV)に繋げているか。CVRの低い重要ページは改善対象です。

    ✅新規ユーザーとリピーターのCVR比較: どちらのセグメントがよりコンバージョン(CV)しやすいか。施策のターゲット設定に活かせます。



    ファネルデータ探索

    確認場所: 「探索」 > テンプレート「ファネルデータ探索」

    設定方法:

    コンバージョン(CV)に至るまでの主要なステップ(例:カート投入 > 配送先入力 > 支払い情報入力 > 購入完了)を定義します。各ステップは特定のイベントやページビューで設定します。

    分析のポイント

    ✅ステップ間の離脱率: どのステップでユーザーが最も多く離脱しているかを特定し、その原因を深掘りします(例:フォームが複雑、エラーメッセージが分かりにくいなど)。

    ✅離脱ユーザーのセグメント分析: 特定のステップで離脱したユーザーの属性や参照元などを分析し、改善のヒントを得ます。



    経路データ探索

    確認場所: 「作成」 > テンプレート「経路データ探索」

    設定方法:

    始点(例:特定のランディングページ)または終点(例:コンバージョン(CV)イベント)を設定し、ユーザーがそこに至るまで/そこから遷移する主要な経路を可視化します。


    分析のポイント

    ✅コンバージョン(CV)ユーザーの主要経路: 成功ユーザーがどのようなページ遷移を経てコンバージョン(CV)しているかを把握し、その経路を強化・促進する施策を検討します。

    ✅非コンバージョン(CV)ユーザーの行動パターン: コンバージョン(CV)に至らなかったユーザーがどこで迷ったり、離脱したりしているかを発見します。



    これらの分析を通じて、「どこ」に改善の余地があるのかを見つけ出し、具体的な施策に繋げていくことが重要です。GA4は多機能なため、最初は戸惑うかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。

    GA4をさらに使いこなすためにスキルアップする方法!

    GA4は進化の速いツールであり、常に新しい機能が追加されたり、仕様が変更されたりします。また、そのポテンシャルを最大限に引き出すためには、継続的な学習とスキルアップが不可欠です。ここでは、GA4をさらに使いこなすためのスキルアップ方法をいくつかご紹介します。

    Google公式ヘルプを確認する

    まず基本となるのが、Googleが提供している公式のヘルプドキュメントや学習リソースです。

    他社のGA4の成功事例やケーススタディを調べる

    実際にGA4を活用して成果を上げている企業の事例や、専門家による分析・解説記事は、具体的な活用イメージを掴むのに役立ちます。

    • Webマーケティング関連のメディアやブログ:
      GA4の活用法やTipsを発信しているサイトは多数あります。
    • 業界カンファレンスやセミナーの資料:
      最新のトレンドや実践的なノウハウが得られることがあります。

    動画、書籍で勉強する

    体系的に知識を整理したり、視覚的に操作方法を学びたい場合は、書籍や動画教材も有効です。

    • YouTubeやUdemyなどの動画プラットフォーム:
      GA4の設定方法やレポート解説などを、実際の画面を見ながら学べる動画コンテンツが豊富にあります。GA4はUIが変わりやすいため、なるべく最近更新された動画を選びましょう。
    • GA4専門書籍:
      初心者向けから上級者向けまで、様々なレベルの書籍が出版されています。自分のレベルや目的に合ったものを選びましょう。
      以下の記事では、初心者向けから上級者向けまでのレベル別にお勧め本を紹介しています。

    Webマーケティングスクールで知識を深める

    独学でのスキルアップに限界を感じたり、より実践的なスキルを効率的に身につけたい場合は、専門のWebマーケティングスクールで学ぶという選択肢も非常に有効です。

    特に、GA4のような専門性の高いツールをビジネス成果に繋げるためには、表面的な操作方法だけでなく、データ分析の考え方や施策立案のノウハウまで習得することが重要です。

    具体的な実践を通じてデータ分析から売上へ直結する導線を設計したい場合は、当社のBMP(Break Marketing Program)が提供する『法人向けWebマーケター人材養成講座』で徹底解説しておりますのでご検討ください。

    まとめ.GA4コンバージョン(CV)の「どこ?」を解消し、成果へ繋げよう

    本記事では、「GA4のコンバージョン(CV)はどこ?」という疑問を解消するために、設定方法、確認場所、トラブルシューティング、そして基本的な分析方法に至るまで、網羅的に解説してきました。

    最後に今回のポイントをおさらいしましょう

    GA4の操作について最初は戸惑うことも多いかもしれませんが、その分、より柔軟で詳細な分析ができるポテンシャルを秘めています。

    一つ一つのどこで何ができるのかを理解していけば、必ず使いこなせるようになります。

    この記事が、あなたのGA4に対する不安を少しでも和らげ、コンバージョン(CV)分析を通じたマーケティング成果の向上にお役立ていただければ幸いです。

    GA4の活用は、デジタルマーケティングにおいて必須のスキルの1つです。
    しかし、ツールの使い方を覚えるだけでなく、それをどうビジネスに活かすかという戦略的視点や分析スキルを磨くことが、より重要になります。

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