未経験で突破!Webマーケティング転職の準備とエージェント対策
- 2025.07.06
- マーケティング
- webマーケティング, 初心者, 未経験, 転職

「未経験OK」と書かれたWebマーケティングの転職求人に期待して、エージェントに登録したのに「紹介できません」と言われた——
私も同じ経験をして、自信をなくしたことがあります。
でも今思えば、未経験だから断られたのではなく、何を準備して、どう伝えればいいかを知らなかっただけでした。
この記事では、私の失敗談をもとに、未経験でもWebマーケティング転職先を紹介してもらえる準備のコツをまとめました。あわせて、もし断られても諦めないための、次の一手も具体的に解説しています。
最後まで読むと、「自分に強みなんてあるのかな」と迷っていた人でも、今の自分を活かして転職のチャンスを広げる方法が見つかるはずです。
私がエージェントにWebマーケティングの転職先を紹介されなかった理由
事務職しか経験がない私でも、エージェントがWebマーケティングの転職先を紹介してくれるかもしれないと思っていました。
ただ、現実はそう甘くありませんでした。
担当のキャリアアドバイザーから言われたのは、「今のままだと紹介できる求人はほとんどありません」という一言…。
そのつまずきから学んだポイントをお伝えするので、あなたは同じ失敗をしないでくださいね。
職歴に一貫性が見えなかった
まず最初に指摘されたのは、「職歴に一貫性がないですね」という言葉でした。
私はこれまで、受付、事務、コールセンターなど、いろんな職種を経験してきました。
正社員の事務もあれば、派遣で数か月だけの仕事もありました。
どれも「人をサポートする仕事」という点では同じだと自分では思っていましたが、担当の方には「どんな力を積み重ねてきたのかが見えにくい」と言われてしまいました。
思えば、履歴書や職務経歴書にも「何を工夫してきたか」までは書いていませんでした。
ただ「在籍していた会社名」と「担当業務」を並べただけ。
これでは企業の採用担当者も「この人は何ができるんだろう?」と感じるはずですよね。
Webマーケティングの副業やスキルの実績がゼロだった
次に言われたのは、「未経験なら小さな副業経験があると強いですよ」という言葉です。
当時の私は、副業どころかSNSもほとんど投稿したことがなく、「ブログをやると良い」と聞いても「面倒そう」と思って動きませんでした。
「SNSでフォロワーを増やした」とか、「友達のお店のチラシ作成を手伝った」など、小さなことでいいから何か行動しておけば良かったと、本当に後悔しました。
Webマーケティング転職の動機があいまいだった
最後に一番痛かったのが、「転職したい理由がぼんやりしていますね」と言われたことです。
「Webマーケティングが人気って聞いたから」「SNSが好きだから」という程度で、「なぜこの仕事を選びたいのか」が自分の中でも整理できていませんでした。
担当のアドバイザーからは、「どうして事務からマーケティングなのか?」「何を活かせるのか?」と何度も聞かれました。私は「何となく新しいことをしてみたい」という答えしか出せず、これでは企業に紹介しても「すぐ辞めそう」と思われてしまうと言われました。
この面談のあと、私は「未経験だからこそ、準備をしなければ何も紹介されないんだ」と痛感しました。
そこで、今の私がすぐにできることをじっくり考えて、次の二つならすぐに改善できると思い立ちました。
・職歴の中で活かせることを整理する
・なぜWebマーケティングに挑戦したいのかを自分の言葉で説明する
次の章では、当時の私の経験をふまえて、あなたが紹介されるチャンスを増やすために、何をどう整えればいいのかを具体的にお伝えします。
未経験でもWebマーケティングの転職先をエージェントに紹介してもらう準備
未経験で、特別な資格や実績がなくても、今の職歴や小さな経験を整理しておくだけで、エージェントから転職先を紹介してもらえるチャンスはあります。
ここからは、Webマーケティング会社への転職を紹介してもらいやすくするために、どんなエージェントを選び、どんな準備をしておくと良いかを解説します。
Webマーケティング転職を扱っているエージェントで若手・未経験枠を狙う
未経験のままWebマーケティング業界に挑戦する場合、まずは若手・未経験枠を多く扱う総合型エージェントを選ぶのが基本です。
未経験でも挑戦しやすい代表的なエージェント
・ マスメディアン|広告・Web業界に特化しているので、未経験向けのマーケティング職求人を扱っていることもあります。
・ doda|大手総合型ですが、マーケティング職種専用の特設ページがあり、未経験向け求人も探しやすいです。
・ワークポート|IT・Web系に強い総合型エージェントで、未経験からの職種転換サポートで利用する人が多いです。
・リクルートエージェント|業界最大手で求人数も多く、未経験向けの広告運用補助などの求人も一部扱っています。
ポイント
・総合型エージェントを2〜3社登録して比較する
・担当者との相性、提案される求人の違いをチェックする
・副業経験があれば、小さな実績でも面談で必ず伝える
同じ「未経験OK」でも、保有している非公開求人や面談での提案内容は各社で異なります。複数の担当者と話してみるだけでも、どんな企業があり、どの求人なら自分でも挑戦できるのかが見えてきます。
面談に向けて職務経歴書を“今の経験”で具体化する
エージェントを決めたら、次に大切なのが 「職務経歴書をブラッシュアップすること」 です。
未経験の人ほど、これまでの仕事の中にある「役立つ部分」を整理しておくだけで、 紹介してもらえる可能性は大きく変わります。
職歴が長い場合
「何年働いたか」だけでなく、どんなことを意識して取り組んできたか を整理して伝えることが大切です。
営業事務として「データ集計や会議資料を5年間担当してきた」という経験があっても、何を意識して業務に携わっていたかまで伝えないと、強みとして伝わりません。
例えば、「会議資料を作るときに、どうすれば誰でもすぐに内容を理解できるかを考え、数字をグラフや図にまとめて見やすく工夫していた」と具体的に書ければ、マーケティング業界の広告レポート作成やデータ整理の仕事でも活かせると評価されやすくなります。
いろいろな職歴がある場合
職歴が短期間で変わっていたり、仕事内容がバラバラな場合は、「この人は続かないかも」と思われることもあります。
ただ、職歴がいろいろある場合は、「どんな理由でその仕事を選び、誰のために何を工夫してきたか」を説明できれば、目的を持って働いてきた人だと伝えることができます。
例えば、「営業担当者が商談で説明しやすいように、お客様の質問にすぐ答えられるQ&Aを資料に入れたり、複雑な数字をグラフにして比較しやすくした」等、目的と工夫を書くことで、あなたの仕事に取り組む姿勢が伝わりやすくなります。
面談で「紹介しやすい」と思わせる話し方のコツ
面談の場で一番大事なのは、「なぜWebマーケティング会社に転職したいのか」 を きちんと説明できることです。「面白そうだから」「時間と場所を選ばずに働けそうだから」だけでは面談は通りません。
担当者が企業に「この人なら活躍できます」と伝えられる理由が必要です。
STEP1.動機を整理する
・なぜWebマーケティング?
(例)事務職で支える役割が好きだった → 次はお店やサービスを多くの人に知ってもらう仕事に挑戦したい。
・なぜ今?
(例)将来も役立つスキルを今のうちに身につけたい。
・なぜ自分?
(例)データをまとめるのが得意で、誰かを支える調整役としての経験がある。
STEP2.実際に話す形にまとめる
私は人を支える調整役として働いてきました。これからはその力を活かして、もっとお店やサービスを多くの人に知ってもらう仕事に関わりたいです。
データをまとめるのが得意なので、広告運用の報告作成やSNSチームのアシスタントとして貢献したいです。
ここまで伝えられれば、キャリアアドバイザーは企業にあなたを紹介しやすくなります。
特別なスキルがなくても、エージェント選び・職歴の整理・話し方のコツ の3つを押さえるだけで、未経験からでも求人を紹介してもらえる確率はグッと上がります。
それでもWebマーケティングの転職先を紹介されない時は、別の突破口があります。
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Webマーケティング転職でエージェントに断られたときの“次の一手”
どれだけ準備をしても、タイミングや地域、求人状況によっては 「今のところ紹介できる求人がありません」と言われてしまうことがあります。
そんなときに「もう無理だ」と諦めるのは早すぎます。
ここでは、実際に未経験でチャンスをつかんだ人が使っている “次の一手” を紹介します。
求人サイトのスカウト機能を活用して逆指名を狙う
もしエージェントから求人が紹介されなかったとしても、 自分から動ける方法があります。それは、 求人サイトのスカウト機能を活用する方法 です。Wantedly や Green のように 「企業が気になる人をスカウトする仕組み」がある求人サイトが増えています。
なぜスカウトが突破口になるのか?
企業の担当者がプロフィールを見て、未経験でも「この人は伸びそう」と思えば面談につながります。
職務経歴・自己紹介欄の作り込みがカギ
WantedlyやGreenでは、職務経歴や自己紹介欄をしっかり書き込むほどスカウトされやすくなります。大切なのは「未経験でも挑戦したい理由」と「今の自分にできること」を具体的に書くことです。
自己紹介欄の具体例
・営業事務で「データをまとめる・見やすく伝える」力を身につけたこと
・どんなチームを支えてきたか、どんな成果につながったか
・SNSをしている人は、数字を入れて具体的に
例)Instagramで愛犬との暮らしについて投稿を続け、オーナーや動物好きの人達と交流。フォロワー300人。お気に入りのグッズや健康重視のフードを実体験を交えて紹介。
企業が注目するポイント
企業はスキルだけでなく、「ゼロからでも学ぶ姿勢があるか」「行動した経験があるか」 を重視します。
たとえば、「調整役としてチームの進行をまとめ、資料をわかりやすく整理してきた経験を活かして、SNS投稿の管理や広告レポートの作成を担当したい」等、担当者の目に止まるような工夫をしてください。
小規模エージェントや地域特化型エージェントで穴場を探す
大手エージェントでWebマーケティングの転職先を紹介されなかったときは、小規模エージェントや地域特化型サービスを併用するのがおすすめです。
なぜ小規模が穴場になるのか?
・大手には載らない地域密着型の企業や、中小の広告代理店の求人が出てくることがある
・地方都市では、商工会議所とつながりがある地域密着の人材紹介会社にWeb制作やマーケティング職が出ることもある
・年収は大手より低めでも、未経験で最初の実績を作るには十分な案件がある
・担当者が少人数で親身なので、面談での相談がしやすくフォローが丁寧
以下のリスト以外にも各地にエージェントがあります。あなたがお住まいの地域に特化したエージェントを探してみてくださいね。
小規模・地域特化型エージェント10選
会社名 | 地域 | 特徴 |
ヒューレックス | 全国(特に東北) | 地方求人が豊富、親身なサポート、U/Iターンに強い |
リージョナルキャリア | 全国(各地方) | 地方求人に強い、コンサルタントの質が高い |
キャリアクリエイト | 山形県 | 山形特化、20年以上の実績、手厚い支援 |
キャリアプラス | 福井県 | 福井特化、利用者評価が高い、親身な対応18192021 |
ちばキャリ | 千葉県 | 千葉の中小企業に強い、未経験OK求人も多い |
サイジンシャ | 岐阜・愛知 | 地域密着、丁寧なサポート、優良企業ネットワーク |
MUSUBU | 愛知・東海圏 | 東海特化、20~30代に人気、親身な対応 |
キャリア・ブレスユー | 和歌山県 | 和歌山特化、地元企業とのネットワーク |
Liberty | 福岡県 | 20~30代に人気、親身なサポート |
ジョブアンテナエージェント | 沖縄県 | 沖縄特化、求人件数が多く、地元密着 |
ここまでの方法を試してもWebマーケティングの転職先がなかなか見つからないときは、「今の自分にできることを増やす」という視点が大切です。
次の章では、武器がない状態から、不足を埋めて突破した人の例を紹介します。
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未経験でもWebマーケティング転職に成功した人の行動例
「武器がない」と思っていたとしても、一歩踏み出して学んだり実践することで、未経験からWebマーケティング転職を叶えた人はたくさんいます。
ここでは、実際に成功した人たちがやっていた “リアルな行動” を3つ紹介します。
Webマーケティングスクールで実務レベルの課題に取り組んだ
一番多い成功パターンは、 スクールを活用して基礎スキルを身につけ、未経験でも実務に近い経験を作った人です。
事例紹介)ホテル業界から未経験でアパレルEC会社のマーケティング担当に転職
久保さん|転職活動で10社程応募するも、全て不採用。Webマーケティングの知識やスキル不足が原因と分かっていたものの、具体的な改善案が見つけられずとても悩んでいました。結果、見事に転職しました。
スクールで、実際の現場で起きる課題や案件を通して学習を進め、Webマーケティングの土台となる知識やスキルをきちんと身につけました。
Webマーケティング副業で案件を経験した
「スクールにお金をかける余裕がなかった」という人は、 初心者向けの副業をしたケース も多いです。
・知人の飲食店のInstagram運用を手伝い、 投稿の企画から簡単な分析までを担当した
・クラウドソーシングで「SNS投稿代行」や「ブログ記事のライティング」など 1件数千円レベルの案件を受けた
こうした小さな副業経験があるだけでも、エージェントは企業に 「この人は未経験だけど既に動いている」と自信を持って紹介できます。
ポイント:
・副業はSNS投稿代行、ブログ、レビュー記事など小さな案件から着実にこなす
・実績を職務経歴書に「案件数」「成果物」として整理する
事例紹介)30代未経験ながら事業会社のWebマーケティング職に転職
イツキさん|30代未経験からWebマーケティング転職を実現。副業のブログ・SNS実績やビジネス経験を評価され、粘り強さと情報収集力が成功の鍵になった。
ポートフォリオで実績を見える化した
面談でどれだけ熱意を語っても、 未経験だと「本当にできるのか?」と企業が不安に思うことがあります。
そこで役立つのが、言葉だけでは伝わらない実績を見せるポートフォリオです。
職務経歴書や自己紹介欄と何が違うのか?
・職務経歴書やスカウト用プロフィール:「できること・やりたいこと」を文章で説明するツール
・ポートフォリオ :「実際にやったこと・結果・数字」を見せるツール
言葉だけで伝えきれない部分を、数字や画面キャプチャで示すことで、 採用担当者に「この人なら現場で役立つかもしれない」と思ってもらいやすくなります。
どんな内容をまとめればいい?
・SNS運用の実績(フォロワー数、いいね数、投稿の企画例)
・ブログ記事のスクリーンショットとPV数
・副業で手伝ったお店の集客チラシやInstagram投稿例
・スクールで学んだ広告レポートや課題の成果物
ポートフォリオの例:
私が沖縄県那覇市のテイクアウトスイーツ店のInstagram運用をお手伝いした際のことをポートフォリオにまとめたので参考にしてくださいね。



こうしたポートフォリオを、WantedlyやGreenのプロフィールに添付できます。
面談でキャリアアドバイザーに直接見せれば、職務経歴書だけでは伝わらない 「自分で考えて行動できる人」という印象を与えられます。
「未経験OK」でも、武器がないままは不安。
まずは自分に合う方法でWebマーケティングの基礎を身に付けて実績を作りましょう。そんなあなたにおすすめのスクールを、以下の記事で比較して紹介しています。ぜひご覧ください。
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まとめ|未経験からのWebマーケティング転職を諦めないために
「未経験だからWebマーケティングの転職先を紹介されないかもしれない」「武器がないから無理かもしれない」
そう思って最初の一歩を止めてしまう人は多いです。
でも実際には、小さな準備と小さな行動で、 未経験からWebマーケティング職へ転職を叶えている人はたくさんいます。
職歴が長くても多様でも、仕事に取り組むときに何を意識していたかを整理したり、小さな副業やSNS投稿にチャレンジすることは、今の自分にできる大切な一歩です。
何もせずに止まっていては、今日と同じ毎日が続くだけ。大切なのは、できる準備をひとつずつ積み重ねていくことです。
「何から始めればいいか分からない」なら、まずは情報を集めて、動き出すきっかけを作ってみてください。
・スクールの資料を取り寄せて比べてみる
・転職エージェントに登録してプロに相談してみる
小さな一歩でも、行動すれば未来は変わっていきます。
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