数字の先にある答えを見つける。改善のための仮説思考法
- 2025.08.08
- マーケティング

どうも、小川です!
Webマーケティングに欠かせない
PDCAサイクル。
その中でも「改善」のステップになると
急に手が止まってしまう…
という声をよく聞きます。
「数字を見ても、
何をしたらいいかわからない」
「とりあえず直してみたけど
根拠がない…」
この原因のひとつは、
筋道を立てて考える力
(論理思考/ロジカルシンキング)
が必要になるから。
改善は思いつきで動くのではなく
理由づけしながら
一歩ずつ試すことが大切です。
そこで今回は
改善の思考法として役立つ
「仮説思考」 を紹介します。
論理思考の一つとして
数字の裏にあるユーザー心理を読み解き
次の一手を決めるためのコツを
見ていきましょう!
なぜ「改善」で止まる人が多いのか?

BMPの講座でも
Lesson9〜10で
「データ分析と改善」を学びます。
実はこのフェーズで
手が止まってしまう受講生さんが
少なくありません。
「レポートは作れたけど
次に何をしたらいいかわからない…」
「数字を見ても
改善策が思い浮かばない…」
準備段階(サイト制作や広告設計)では
手順通りに進めれば形になります。
しかし改善フェーズは
単に手を動かすだけではなく
「課題を見つけて仮説を立てる」 という
より思考力が求められるステージです。
この壁を越える鍵になるのが
仮説思考です。
改善=仮説思考とは?

改善になぜ仮説思考が必要かというと、
設定した施策を
「やりっぱなし」にするのではなく
結果を見て考え
また次に活かすという繰り返しが
大切だからです。
数字そのものは「事実」を示してくれますが
なぜそうなったのか?
という原因までは教えてくれません。
・このページの離脱率が高いのは、内容がわかりにくいから?
・それとも、そもそもニーズとズレているから?
この「数字の裏にある理由」を推測し
次の行動を決めるために必要なのが仮説思考です。
仮説思考は
「データ→課題→仮説→施策」
という筋道を立てて考える方法です。
・データを見て課題を発見する
・その原因を「こうかもしれない」と仮説を立てる
・小さく試して、結果を見ながら修正する
このサイクルを回すことで
思いつきではなく
根拠のある改善ができるようになります。
改善において大切なのは
完璧な正解を探さないこと。
マーケティングには
100%の答えが存在しないからです。
仮説は外れても構いません。
むしろ「なぜ外れたのか?」を考えることで
次の改善のヒントになります。
改善は「正解探し」ではなく「実験の連続」。
その視点を持つだけで
数字の見え方が一気に変わりますよ!
仮説思考の3ステップ

ここでは、実際に使える
3ステップの流れを紹介します。
【Step1】
現状把握:数字とユーザー行動をつかむ
改善で最初に確認すべきなのは
「なんのために改善するのか?」
という目標です。
CV率を上げたいのか、
離脱を減らしたいのか、
流入を増やしたいのか。
目標を見失わず、
そこに近づくための改善であることを
意識しましょう。
そのうえで、
GA4やサーチコンソールなどのツールで
現状のデータを確認します。
・どのページがよく見られている?
・離脱率が高いのはどこ?
・どのキーワードで流入している?
数字は「事実」を示してくれますが
それだけでは課題の原因までは分かりません。
ここで重要なのは
ユーザー目線で数字を読むことです。
【Step2】
「なぜ?」を重ねて原因仮説を立てる
数字を見ながら
「なぜそうなっているのか?」
を問いかけます。
・なぜこのページの離脱率が高いのか?
・なぜこのキーワードからのCVが少ないのか?
1回で終わらず
2回3回と「なぜ?」を
重ねてみてください。
すると、数字の裏にある
ユーザーの行動や心理が見えてきます。
【Step3】
小さく試して結果で検証する
仮説を立てたら
まずは小さく試してみましょう。
・見出しやCTAの言葉を変える
・導線を少し短くしてみる
・ページ内の順番を入れ替えてみる
小さな変更でも数字は変わります。
結果を見て
仮説が正しかったのか、
次にどう修正するかを考えます。
仮説思考が「マーケ脳」を鍛える理由

仮説思考を繰り返すと
マーケターとしての思考力が自然と育ちます。
ここでいう「マーケ脳」とは
論理思考(ロジカルシンキング)をベースに
数字から仮説を立てて検証する力のこと。
導入でお伝えした通り
改善にはこの論理思考が不可欠であり
仮説思考はその実践的な形のひとつです。
・失敗も成功も改善材料になる
→失敗が「次の仮説のヒント」になるため、試行錯誤の質が上がる
・データの優先順位付けができる
→どの数字を先に見るべきか、どの課題から解決すべきかが判断できる
・実務のPDCAに直結する
→どの業界でも通用する「考え方の筋肉」が鍛えられる
この経験は
講座卒業後の現場でも
大きな強みになりますよ!
まとめ

改善は「正解を出す作業」ではなく
考え方を鍛える練習です。
・数字を眺めるだけで終わらない
・「なぜ?」を問いかける
・仮説を立て、小さく試して確かめる
このサイクルを回すうちに
マーケティングの本質である
「仮説→検証→改善」のリズムが
自然と身につきます。
受講中にこの思考法を体験できるのは
大きな財産です。
焦らず、
まずは一歩目の仮説を立ててみましょう。
【BMPは経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の対象スクールです!】
BMPは
Webマーケティングを幅広く学べる
オンラインスクールです。
データ分析やフレームワークを通じて
数字の裏にあるユーザー心理を読み解き
仮説を立てて改善する。
そんな“論理思考(マーケ脳)”を
鍛えられるカリキュラムを提供しています。
この力は
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小川
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