“なんとなく”を抜け出す。考える力を鍛える3つの習慣
- 2025.10.16
- マーケティング
どうも!小川です。
「論理的に考えて」と言われて
どうすればいいのか
分からなくなったことはありませんか?
でも実際のところ、“論理的に考える”とは
特別な思考法を使うことではありません。
考える順序を整えるだけで
誰でも論理的に整理できるようになります。
マーケティングの現場でも
分析や企画の場面で「もっと論理的に」と
言われることは多いもの。
けれど、
その“論理的に”の正体を説明できる人は
意外と少ないのではないでしょうか。
帰納法や演繹法といった
“考え方の型”は確かに存在しますが、
その土台には、
「情報を筋道立てて整理する順序感覚」
があります。
この記事では、
その順序感覚を育てるための
3つの習慣を紹介します。
🟩考える力を鍛える3つの習慣
①前提を言語化する – 「なぜそう言えるのか?」を明確にする
②因果をたどる – 結論を出す前に筋道をつくる
③結論から整理する – 思考の出口を明確にする
“なんとなく判断する”から抜け出して、
思考の道筋を自分で描けるようになる
ヒントを見つけましょう。
「前提」を言語化する。考える力はここから始まる
論理的に考えるときに最初にぶつかる壁が
「前提があいまいなまま考え始めてしまう」
ということです。
ここでいう“前提”とは
自分が「当然そうだ」と思い込んでいる
条件や背景のこと。
たとえば
「広告からのアクセスが減ってきた。
だから、クリック単価を上げて
露出を増やそう」
と考えたとします。
一見、正しそうな判断ですが
このとき頭の中ではすでに
「アクセス減=集客不足」
という前提が働いています。
でも、もしかしたら
最近ユーザー層が変わって
これまで刺さっていた訴求が
届かなくなっているだけかもしれません。
もしそうなら
「広告を強化する」よりも
「メッセージを見直す」方が有効です。
つまり、“前提”とは
「なぜそう考えたのか?」の
“出発点”のことなんです。
この“出発点”を言葉にできる人ほど
考える順序が安定していきます。
🟩習慣化ポイント
・問題を見たらまず「なぜそう言えるのか?」を問い返す
・書き出して「これは事実?それとも思い込み?」を仕分けする
「前提」を見える化するだけで
思考のズレがぐっと減ります。
そして、この“前提”は、
次に考える「因果(理由の筋道)」や
「結論(導き出す答え)」にも
つながる出発点です。
つまり、思考の順序は
「前提 → 因果 → 結論」という一本道。
どこかひとつがズレると
たどり着く結果もまったく違ってしまうのです。
「因果」をたどる。結論を出す前に“筋道”をつくる
前提が整理できたら、
次はその前提からどう考えて結論に至るか、
つまり「因果関係の筋道」を
たどっていきます。
論理的に考えるとは、
「AだからBになる」という流れを整えること。
前提がズレていれば出発点が違うように、
因果がズレていれば道中で方向を誤ります。
どちらも最終的な
“結論(出口)”を変えてしまう要因なんです。
たとえば、GA4のデータを見て
「直帰率が高い」と気づいたとき
「コンテンツの質が悪い」
と即断するのは早計です。
実際には、
期待した内容と違ってすぐ離脱したのか、
ページ構造が複雑で目的にたどり着けなかったのか、
原因によって改善策はまるで異なります。
だからこそ、
結果(B)に対して「なぜそうなったか(A)」
をたどる癖が大事なんです。
🟩習慣化ポイント
・「A→B→C」と一度、因果を文章でつなげてみる
・途中に“飛び”がないか(根拠のないジャンプ)を確認する
この思考順序は
帰納法・演繹法といった論理形式にも通じます。
型を知らなくても
まずは「筋道で説明できるか」を
意識することが大切です。
「結論から整理する」。思考の出口を明確にする
「考えるのが苦手」と感じる人ほど
最初から情報を詰め込みがちです。
頭の中が混乱しているのは
情報が多いからではなく、
“出口が見えていない”から。
まずは、「この話の結論は何か」を
言語化してみましょう。
それだけで、思考の方向が定まり
情報の取捨選択がしやすくなります。
ここでの“結論”は、単なる答えではなく、
前提(スタート地点)と
因果(ルート)を通って
導き出された“到達点”のこと。
もし前提がズレていたり、
因果の筋道が途切れていたら、
その結論も当然、正しくはたどり着けません。
🟩習慣化ポイント
・話す前・書く前に「結論=何を伝えたいか」を一行で書く
・情報が散らばったら「この話は結論に関係ある?」で取捨選択する
補足:結論を“先に置く”という考え方
実は、
この「結論から考える」というのは
仮説思考にもつながります。
ゴール(結論)を仮に先に置いておくと
「そのために必要な前提は?」
「筋道は?」
と逆算して考えることができます。
つまり、「結論から整理する」とは、
“ゴールを明確にして
思考をコントロールする”ことなんです。
仮説を先に置くと
考えるプロセス自体がブレにくくなります。
まとめ
「論理的に考える力」は
特別な才能ではなく、“順序の癖”です。
・前提を明確にする
・因果をたどる
・結論から整理する
この3つを繰り返すだけで、
思考は自然と構造化され、
“なんとなく”の判断が減っていきます。
そして、この3つは一度きりの順序ではなく
仮の結論(仮説)を置いて、
前提を見直し、
因果を確かめながら更新していくループです。
考えるとは、結論を導くだけでなく、
結論を何度も磨き直すプロセスでもあります。
マーケティングでも、日常の判断でも、
大切なのは、
「考えの筋道を立てられる」こと。
その順序を意識できる人ほど
迷わず動けるようになります。
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かっこいい。。。。
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昔ながらの技術や、手作りの良さを改めて感じましたね。
こだわりすぎて、1枚あたり800円以上になったけど。笑
世界に150枚しかない数量限定の名刺なので、貰えた方はラッキーですよ😎
コニーさん、ありがとうございました!
小川