「それってどういうこと?」と言わせない。論理的に伝える3つのポイント
- 2025.10.23
- マーケティング
どうも!小川です。
「ちゃんと説明したはずなのに伝わらない…」
「プレゼンやチャットのやり取りで
思った通りに受け取ってもらえない…」
どんな仕事でも、こうした“伝わらない壁”に
一度はぶつかりますよね。
それは、マーケティングでも、営業でも、
チーム内コミュニケーションでも同じ。
そしてもちろん
Webマーケティングを学ぶ上でも
論理的に伝える力は必須です。
なぜなら、マーケティングとは
「相手の理解を設計する」仕事だからです。
この記事では
論理的に伝える3つのポイントについて
解説していきます!
論理的に伝える3つのポイントとは?

「論理的に考える」力と
「論理的に伝える」力は
似ているようで違います。
「論理的に考える」とは
“自分の中で構造を整理する力”のこと。
一方で「論理的に伝える」力とは
相手の中で『ああ、そういうことか!』
と腑に落ちる順番を作る力です。
どんなに良い考えでも
伝わる順番が違えば相手には届きません。
相手の理解の流れを設計する。
それが、“伝える力”の本質です。
そのためには
次の3つの構造を意識することが大切です。
1️⃣主張と根拠を揃える
2️⃣前提を共有する
3️⃣結論を先に伝える(PREP法)
それぞれを順に見ていきましょう。
① 主張と根拠を揃える:思考の骨組みを整える
伝えるときの第一歩は、
「主張」と「根拠」を
セットにすることです。
この2つがズレると
どれだけ丁寧に話しても
説得力が生まれません。
たとえば仕事で
こういう報告をしたことはありませんか?
💬「サイトの離脱率が高かったので、デザインを変えました。」
一見、筋が通っているように見えますが、
相手からすると
「なぜ離脱率が上がったの?」
「なぜデザイン変更が解決策になるの?」
という疑問が残ります。
ここで必要なのは、
「原因→対策」の構造を明確にすること。
💬「離脱率が高かったのは、ページの読み込み速度が遅かったため。
そのため、画像サイズを最適化し、読み込み時間を短縮しました。」
このように主張と根拠を揃えるだけで
伝わり方がまるで変わります。
論理的に伝えるとは、
“あなたの思考の骨組みを
相手にそのまま見せること”なんです。
② 前提を共有する:相手の理解を設計する
次に重要なのは
「どんな前提で話しているか」
を伝えることです。
マーケティングでもチーム内でも
議論がすれ違う多くの原因は
“前提のズレ”です。
たとえば、あなたが
「女性向けに訴求を強化したい」
と提案したとします。
でも“女性”が誰を指すのか
(20代?主婦層?学生?)
を相手が知らなければ、
議論はすぐに噛み合わなくなります。
💬「25〜44歳女性の購入率が他層の約2倍と高いため、女性向けの広告を強化します。」
たった一文、前提を明示するだけで
相手の理解の精度が一気に上がります。
前提を共有することは
「相手が判断できる条件を整える」こと。
つまり、伝える前に
“相手の思考の土台”を整える
設計作業ということです。
③ 結論を先に伝える(PREP法):人の理解の順序に合わせる
論理的に伝えるための
定番フレームワークが
PREP法です。
・Point(結論):何を伝えたいのか
・Reason(理由):なぜそう言えるのか
・Example(具体例):どんなデータ・事例があるか
・Point(再主張):もう一度結論で締める
PREP法の強みは
人が理解しやすい順序で
情報を並べられること。
多くの人は、
まず「何の話なのか」を
知ってから理由を聞きたいものです。
先に方向性がわかると
聞き手の中で理解の準備が整う。
PREP法は、
そんな“理解の流れ”に沿った
伝え方なんですよ!
💬「結論から言うと、今月はSNS広告の改善が必要です。
理由は、クリック率が1.2%と前月比で40%低下しているため。
特に動画クリエイティブの視聴完了率が落ちており、訴求内容を再設計すべきと考えます。」
このように結論を先に伝えると
相手が「何を聞けばいいか」が
明確になります。
“話の順序”を設計することで
理解の流れをコントロール
できるようになるんです。
“伝わる人”は、順序を設計している

伝える力がある人は
話し方が上手いのではなく
順序設計がうまいんです。
彼らは本能的に
「相手がどんな情報を先に知りたいか」
「どの順番なら納得できるか」
を考えています。
たとえば、プレゼンで
「データを分析した結果こうなった」
と言う前に、
「まず結論をお伝えします」
と宣言するだけで、聞き手は安心します。
“話の地図”を先に提示してくれる人は
常に信頼されるんです。
逆に、順序がバラバラだと
「何を言いたいの?」となり、
内容が正しくても
“伝わらない人”になってしまいます。
伝わる人になるためには
相手の理解の順序をデザインする。
それが論理的に伝える第一歩です。
「考える力」と「伝える力」はセットで伸びる

多くの人が誤解しているのは
「考える」と「伝える」が
別のスキルだということ。
でも実際には、伝える力がある人ほど
考える力が深いんです。
自分の考えを整理して順序立てられる人は
相手にも同じ順序で
理解してもらうことができます。
逆に、伝えようとして言葉が出てこないときは
頭の中の整理がまだ追いついていないサイン。
つまり、「伝え方」を整えることが
「考え方」を整える練習にもなるんです。
この2つは表裏一体。
どちらかだけでは、
自走できるマーケターにはなれません。
まとめ:伝える力は、信頼を生む力

「論理的に伝える力」は
単に話し方のテクニックではありません。
それは、
相手が安心して理解できるように
話の流れを組み立てる力です。
主張と根拠を揃え、
前提を共有し、
結論から伝える。
この3つの流れが整ったとき、
あなたの言葉はただの説明ではなく
「納得を生む提案」になります。
マーケティングでも、
チームでも、日常の会話でも。
「それってどういうこと?」
と言わせない人は、
相手の理解をデザインできる人です。
あなたの言葉が、誰かの行動を変える。
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ツール操作や分析手法だけでなく、
「相手に正確に伝える力」を
重視しています。
どんなに良いアイデアも
伝わらなければ成果にはつながりません。
だからこそ、課題では
“論理的に伝える順序”を意識した
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相手の理解を設計する力を磨き、
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BMP東北メンバーの皆さんと、山形で「 芋煮会 & Jリーグ観戦会 」を実施しました!


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■芋煮会とは?
芋煮会とは、秋に東北地方を中心に河原などへ集まり、大鍋で里芋や肉、野菜を煮て食べる季節行事で、地域交流の場として親しまれているイベントです。
一番有名な芋煮会は、、、
山形で開催される「ショベルカー」で調理する「芋煮会フェスティバル」https://news.yahoo.co.jp/articles/0c222088009b48252190701564269b89930757bc
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そんな僕の思いに共感してくれて、東北在住のBMP受講生の皆さんがイベント運営に名乗り出てくれた方々が準備をしてくれました。
当日は仙台や秋田からも参加していただき、みんなで美味しい芋煮&山形名産品を堪能しました!
当日の朝まで気温30度の熊本にいたので、短パンTシャツのまま山形に行ったら寒くて死にましたね。笑

翌日は、山形のサッカーJリーグチーム「モンテディオ山形」の試合観戦へ。

僕が講師として関わっている「U23マーケティング部」の学生がプロデュースした特別試合。
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・8月に実施した夏合宿の様子はこちら
https://break-marketing-program.jp/blog/2025/08/21/customer_insight/
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・【U-23マーケティング部 PRESENTS】
10.19ホーム熊本戦「Over the Rainbow 〜未来へのかけはし〜
supported by MUSCAT GROUP」開催決定のお知らせ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000415.000055205.html
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対戦相手は熊本でも関わりを持たせてもらっている「ロアッソ熊本」。
知り合いのロアッソサポーターの方々もわざわざ熊本から山形に来られてました!
学生たちがテーマを決めて実施した、入場時の応援歌「Over The Rainbow」
https://youtu.be/ieK2xggUREI
目標来場数13,000名に対して9,600名、試合結果は 1-1 と残念な結果になりましたが、学生たちが10ヶ月間真剣に準備してきたものが実現できて感動しました。



ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました^ ^
せっかく日本全国に約3,000名の受講生がいるので、皆さんをお繋ぎして、各地域の良さをもっと知って貰いたいと個人的に考えています。
Webスキルの習得だけではなく、その先の地方創生に繋がる仕掛けを色々やっていきます!
「うちの地域でもやりたい!」という方は、ぜひ一緒に企画しましょー!
小川
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