「この図、何が言いたいの?」と言われないための伝え方
- 2025.10.30
- マーケティング
どうも!小川です。
「図にしたのに、伝わらない…」
「なんとなくまとめたけど、
結局何を言いたいの?
と言われてしまった…」
そんな経験、ありませんか?
Webマーケティング、教育、
企画、プレゼン。
どんな場面でも
“視覚的に伝える力”の重要性は
高まっています。
でも、「見やすい図」と
「伝わる図」は同じではありません。
デザインセンスよりも大切なのは
考えを整理し、理解の順序を設計すること。
この記事では、
「伝わる図」を作るための考え方を
紹介します。
図をうまく描くコツではなく、
“図で考えを整える力”を磨くことが目的です。
図には“順番と主役”がある

図を作るとき、まず考えるべきは
「どんな順番で見てもらいたいか」です。
人は、文章なら左から右、
あるいは上から下へと読み進めます。
図も同じで、見る順序が決まっていないと、
「どこから見ればいいの?」と
迷わせてしまいます。
たとえば、
ステップを示すなら左→右へ流す。
階層構造を表すなら上→下へ重ねる。
比較を見せたいなら左右対称に置く。
「目線の流れを設計すること
=理解の流れを設計すること」です。
そして、もう一つ大切なのが
「主役を決める」こと。
図に情報を詰め込みすぎると
何が中心なのかが伝わりません。
・主役の要素を太字や濃い色で示す
・補足的な情報は小さく、薄く配置する
・矢印や線を主役に集約させる
図は“目で追う文章”だと考えてみましょう。
伝えたい順番と焦点を決めてあげるだけで
伝達力が格段に上がります。
距離と方向で“関係”を伝える

図で最も大事なのは、
「関係性をどう見せるか」です。
たとえば、
「原因→結果」の流れを描くなら、
矢印の方向がそのまま
“論理の向き”を示します。
一方で、
分類やグループを表したいときは、
距離の近さが重要になります。
人の目は
近くにあるものを“関連がある”と感じ、
離れたものを“別グループ”と認識します。
だから、
・関係の強い要素は近づける
・対比させたい要素は離す
・グループの境界を線で囲う
これだけで、
図の意味が一気に伝わりやすくなります。
図は単なる装飾ではなく、
意味を空間で表す言語なんです。
文字で「関係があります」と書く代わりに
距離や方向で
“関係を見せる”ことができるのが
図の強みです。
図だけに頼らず、言葉で“理解を固定する”

図を使うときにありがちなのが
「図を見ればわかるだろう」という誤解です。
でも、図は見る人によって解釈が変わります。
たとえば
マーケティングフローの図を示したとき
「この矢印は時間の流れ?それとも因果関係?」
と聞かれたことはありませんか?
そんな時に大切なのが、ひとこと補足です。
「左の矢印は時間の流れを示し、上の矢印は成果への影響を表しています。」
たったこの一文で図の意味が固定され
誤解がなくなります。
つまり、図と文章はセット。
図は“考えの地図”、文章は“道しるべ”。
両方そろって初めて、相手が迷わず理解できます。
「見せる図」と「考える図」を使い分ける

図と聞くと、
プレゼン資料やパワーポイントを
思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、図解にはもう一つの側面、
「思考を整理する図」があります。
マインドマップのように、
頭の中の要素を放射状に広げて
関係性を見える化すると、
自分でも気づかなかった
“抜け”や“重なり”が浮かび上がります。
また、Notionのデータベース構築も
実は同じ発想です。
情報を階層的に整理し、
関連をつなぎ合わせて俯瞰する。
これは“見せるための図”ではなく
“考えるための図”の使い方です。
つまり、図解には2つの使い方があります。
・思考を整理する図(自分のための図)
・相手に伝える図(他者のための図)
この2つを行き来できるようになると、
情報の理解力と表現力が一気に高まります。
図は「見せる技術」でありながら
「思考を深める技術」でもあるんです。
「考えがまとまらない」ときこそ
図にしてみてください。
書いて、眺めて、整理する。
その繰り返しが、伝える力を育てます。
まとめ:図解は“考えを見える形で届ける技術”

図は、単なる飾りやイメージではありません。
思考を見える形にして、
相手と共有するための手段です。
順番をつくり、主役を決め、
距離で関係を示し、言葉で意味を固定する。
そのすべてが、
「伝わる図」をつくる基本です。
そして、
マインドマップやNotionのように
自分の思考を整えるための図を
日常的に使えるようになると、
考えを“動かしながら整理する”力が
鍛えられます。
企画でも提案でも、図解できる人は
“考え方がわかりやすい人”として
信頼されます。
ぜひ今日から、
図を「飾るもの」ではなく
「考えるための道具」として
使ってみてください。
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Webマーケティングを
幅広く学べるオンラインスクールです。
BMPでは、
ツールの使い方だけでなく
「考えを整理して“見える形”で伝える力」
も重視しています。
KWグルーピングやLP構成、
プレゼン資料づくりなど、
図解力はすべて
“相手の理解を設計する力”につながります。
見やすく伝える力を磨き、
企画や提案で
“納得を生む可視化”を実現していきましょう!
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PS.
10月27日は僕の【40歳】の誕生日であり、
31歳の時に起業した株式会社BREAKの【創業9周年】記念日でした。
今年の誕生日当日は、うちの役員メンバーに沖縄でお祝いして貰いました。
ありがとう!

改めて人生を振り返っていたんですが、30代を通じて本当に沢山の挑戦や失敗、出会いや別れを経験したなぁと。。。
・完全歩合の飛び込み営業から独立
・起業してすぐ倒産危機
・Web会社への完全ピボット
・借金地獄から解放へ
・結婚と離婚騒動
・スクール事業立ち上げと拡大
・全国地方オフィス展開
・コロナ禍で母との死別
・黒字倒産のピンチとチャンス etc.
今思い返すと、あの時もっとできた事があったんじゃないかと後悔している一方で、どれも必然の出来事だったのでは、という冷静な視点も。
関連記事:【自己紹介】幼少期から人生を赤裸々に振り返ってみたら、大卒ニートがなぜ起業に至ったのか分かった( https://note.com/ekusiek99/n/n98c1f99fd0a3 )
特に大きな出来事は「母の死」であり、大切な人の死が現実になるなんて一ミリも思ってなかったので、事実を受け入れるのに相当時間がかかりました。
いつかやろうとしていた親孝行も、もう2度と出来ない。人生はやりたいと思った時にやらなければ絶対に後悔する。だから、死ぬ時に後悔しない生き方をしたい。
、、、そう覚悟を決めました。

10代の時から人生のテーマが「出会い」であり、新しい人や価値観、国、世界、文化に触れる事で、自分の価値観が強制的に拡大される感覚があります。
目の前の事を大切にしつつ、もっと沢山の出会いをガンガン求めていきたい。
改めて、僕の人生に関わっていただいた全ての方に、心から感謝したい気持ちでいっぱいです。
ここまで走り続けてこられたのは、挑戦を共にしてくれた仲間たち、そして関わってくださった皆さまのおかげです。本当にありがとうございます!

創業当初から掲げ続けてきた理念「Break The Border」挑戦を通じて、誰もが自らの可能性を広げられる世界へ。
その思いは今も全くかわってません。(むしろ強化されてる)
まだまだやりたい事があり過ぎて時間が足りないので、30代までに築いてきた土台をベースに、40代はもっと積極的にリスクを冒して挑戦していこうと考えています!
中身は14歳くらいで止まっている40歳になったおっさんですが、皆様これからもよろしくお願いします!
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