新紙幣発行で世の中はどう変わるのか?

新紙幣発行で世の中はどう変わるのか?

こんばんは、小川です。

先週7月3日、ついに新紙幣が発行されましたね!

今回の新紙幣では

一万円札:渋沢栄一
五千円札:津田梅子
千円札:北里柴三郎

以上の偉人たちに肖像が変更されました。

新紙幣の肖像に選ばれる基準は
一般的に広く知られており
日本国民が世界に誇れるような人物で
なるべく精密な人物像の写真や絵画などが
残っている人なんだそう。

後世まで実績が語り継がれて
紙幣の肖像になる…
すごいことですよね!

偉人たちへの尊敬の思いはさておき
Webマーケターとしては
新紙幣発行による世の中への影響が気になるところ。

そこで今日は
新紙幣発行の目的や経済効果などについて
お話ししていきますね!

新紙幣発行の目的とは?

なぜ紙幣のデザインを新しくするのか。

それは、「偽造防止のため」と言われています。

ですが世の中ではそのほかに
「タンス預金あぶり出しのため」
「キャッシュレス決済推進のため」
そんな理由も囁かれています。

ひとつずつ見ていきましょう!

偽造防止のため

一般的な理由としては「偽造防止のため」と言われています。

そのため新紙幣はもともと20年ほどの周期で刷新され
そのときの最新技術が搭載されているのだそう。

新紙幣には
見る角度で肖像の向きが変わる「3Dホログラム」や
高精細なすかしなどの技術が使われています。

また今回はユニバーサルデザインへの変更という側面も。

従来の紙幣の額面表記は漢字でしたが
外国の方にも使いやすいように
アラビア数字での表記に変更されています。

タンス預金あぶり出しのため!?

新紙幣の発行については
「タンス預金あぶり出しのためではないか?」
とも噂されています。

タンス預金とは自宅に現金で置いてある
まとまったお金のことを言いますが…

みなさんも自宅にありますか?

タンス預金なので
もちろん正確には把握できないのですが
30〜80兆円あるのではないかとも言われています。

「タンス預金をあぶり出す」とは
旧紙幣から交換するために
消費や投資などにタンス預金が使われて
経済の循環に寄与することを表現している言葉。

30〜80兆円もの金額が
全額ではないものの市場に流入してくるとすれば
経済の活性化につながることが期待できますよね。

政府はそれを目論んでいるのではないか
と、みんな睨んでいるというわけです。

キャッシュレス決済推進のためという話も

20年ほどの周期で刷新されてきた紙幣たちですが
今回が最後の新紙幣発行なのではないかと
考えている人たちもいます。

それはなぜかというと
キャッシュレス決済が進むのではないかと考えられるから。

これは噂などではなく、実際に経産省も
「キャッシュレス・ビジョン」を発表しています。
(参照:経済産業省「キャッシュレス・ビジョン」

新紙幣が発行されると
レジなどの機械をアップグレードしないといけないですよね。

中小企業などではその負担が大きく
キャッシュレス決済に舵を切る企業が増えるのではないかと
考えられています。

新紙幣発行をきっかけに
キャッシュレス決済導入が進んで
みんながその利便性に気付くのではないか。

そうした狙いもあるようです。

新紙幣発行による経済効果は1.6兆円!?

新紙幣発行による経済効果は1.6兆円とも言われています。

ATMやレジなどを保有する銀行や会社が
新紙幣対応のために
システムのアップグレードや
機器の入れ替えが必要になるためです。

紙幣が発行されるたびに
業者はこうした出費が必要になります。

そこでこれからは
キャッシュレス決済導入の増加につながるのではないか
と期待されています。

キャッシュレス化による経済への影響

キャッシュレスという言葉を何度も出してきましたが
キャッシュレスになると何がいいのか。

主には以下のような利点が考えられます。

・デジタル化で現金決済のコスト削減
・消費行動の自由度が高まる
・インバウンド対策

支払いを現金で受け取ると
管理する場所、人などのコストがかかってしまいます。

デジタル化することでそうしたコストが
不要になるのは大きな利点です。

またデジタル化には他の利点も。

データが蓄積され、分析に使えるようにもなります。

キャッシュレス決済をみんなが使うようになると
消費行動の自由度も高まります。

現金でしか支払えない場合
現金を渡す実店舗でしか買い物ができない
ことになりますが、

キャッシュレス決済が普及すれば
現金を受け渡せないところからでも購入が可能に。

例えばオンラインショップやSNSでも買い物ができるので
消費行動の自由度が高まります。

とはいえ日本はまだまだ
キャッシュレス決済導入が非常に遅れている国。

日本人自体にキャッシュレスに対する忌避感もあるようですね。

ただ世界はキャッシュレス化がどんどん進んでいます。

訪日観光客が
日本ではキャッシュレス決済があまりできないことを
不安視しているとの声も。

インバウンド獲得のためにも
政府としてはキャッシュレス決済を推進したい
ところでしょう。

マーケティングではPEST分析を行いますが
こうした社会情勢の変容は
リサーチや分析結果にも大きな変動を与えます。

それは施策にも影響を与える情報になるので
社会の動向というのは
常に気を配っておく必要がある情報と言えますね。

PEST分析とは

Politics(政治)
Economy(経済)
Society(社会)
Technology(技術)

以上の外部環境について
分析する手法です。

政策や法令による影響はないか
経済効果・経済規模はどうか
人々の消費行動やライフスタイルに変化はないか
テクノロジーの発展はあるか

こうした情報を収集し
マーケティング施策に活かしていく。

大きな視点でのリサーチや分析も
マーケティングには必要ということです!

まとめ

今回は
新紙幣発行による世の中の変化について
考えてみました。

経済効果、ユーザーの消費行動の変化、
インバウンド獲得。

新紙幣発行には
色々な影響があることが分かりましたね!

突然どうした!?
と思われた方もいたかもしれませんが
世の中の動向というものを
マーケティングでは把握しておく必要があります。

それによって正しい情報を収集でき
良い施策を打ち出せるようになりますよ。

PS.

実は先日、

熊本のラジオ局からご招待を受けて
番組に出演してきました!

・なぜ地方(熊本)にオフィスを出したのか?
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そして、、

BMP懇親会@東京にご参加いただいた皆様
ありがとうございました!

今週末は@福岡!

小川