【初心者必見】GA4で押さえておくべき3つの基本ポイントを解説

こんばんは、小川です。

皆さんはWebサイトの分析に
GA4を導入していますか?

GA4は非常に便利なツールですが
機能がたくさんあって
どこを見ていいかわからなくなるなど
苦手意識がある方もいるかもしれませんね。

BMPでは
GA4を学べるカリキュラムがありますが
初めて触れる受講生さんの中には
戸惑ってしまう方も多数います。

そこで今回は
GA4とは何か
GA4の特徴や
GA4ではどんな計測ができるのかなど
GA4の基本について
解説していきますね!

GA4とは

GA4とは
Googleが提供するWeb分析ツールです。

GA4では
どんな人がどれくらい、どこから来て
どんなページを見ているのか、
その間の滞在時間や離脱率、
またはコンバージョンしたのかなど
Webサイトに訪れたユーザーの行動を分析できます。

GA4はWebサイトだけでなく
アプリを含めたユーザー行動も分析できるので
ユーザーの興味関心がわかる行動データを収集でき
より正確な分析ができるツールです。

多機能なツールが無償で利用できることも
GA4がメジャーなツールとなった理由のひとつ。

従来の分析ツールUAではできなかった
クロスプラットフォーム・クロスデバイス
によるユーザー行動の計測が可能になり
ユーザーの行動をより深く分析できる
ようになりました。

こうした機能を持つGA4が開発された背景には
ユーザー行動の変化があります。

かつては家にある1台のパソコンだけが
インターネットに接続できる唯一のデバイスでした。
(いつの時代だよ!と思う方も
いるかもしれませんが)

しかし現在は
スマホ、タブレット、ウェアラブル端末など
一人のユーザーが複数のデバイスを持ち
どこからでもインターネットに接続できる時代に。

そのために、
先にスマホで調べて、後でパソコンで購入!
というような行動の複雑化も起きています。

従来のUAではデバイスが変わると
別のユーザーとしてしか計測できず
正確な分析が困難になっていきました。

そこでデバイス・ブラウザを横断しても
同じユーザーとして計測できる
GA4が必要になったということですね!

さらにGA4では
プライバシーに配慮したデータ取得も
可能にしています。

近年、プライバシー保護のために規制強化が進み
サードパーティCookieも廃止の流れにありますが
GA4はこの風潮にも対応した形でデータ収集を
行っています。

世界で最も厳しいとも言われている
GDPR(EU一般データ保護規則)にも
準拠しているということで
安心して利用できますね。

プライバシー保護の一環で
IPアドレスの匿名化を設定する必要があり
UAのときはGTMを使って匿名化したり
していたのですが
GA4では自動的に匿名化してくれるんです!

ありがたいですよね。

しかもこれらが無償で利用できるというのも
本当に心強いです。

ちなみにGA4には有償版もありますよ!
(無償版と有償版の違いは
データ処理の制限や
データ保有期間の上限が緩和されることなど)

大規模なサイトでは有償版を導入しないと
正確なデータ分析が行えないので
注意してくださいね!

GA4の特徴

GA4の大きな特徴について紹介します。

・ユーザー解析の一元化
・BigQueryを無料で連携可能
・機械学習の導入
・自動計測が充実

ひとつずつ見ていきましょう!

ユーザー解析の一元化

これは先ほどもお話しした
デバイス・ブラウザをまたいだユーザー行動も
一人のユーザーとしてデータ計測できる
という話ですね!

GA4はユーザーをメインとし
そのユーザーが起こしたアクション(イベント)を
軸として計測しています。

ユーザーの行動を深く分析するには
GA4は有効なツールと言えますね。

BigQueryを無料で連携可能

BigQueryとは
ビッグデータの管理と分析を支援してくれる
ツールです。

Googleが提供しています。

このツール、UAのときは有料版でのみ
連携が可能でしたが
GA4では無料で連携可能になりました。

BigQueryとの連携により
より深いデータの分析や
BIツールへの出力、
MAツールや顧客サポートへの活用などが
できるのは大きなメリットですね。

機械学習の導入

GA4では機械学習が導入され
過去のデータから
ユーザーの購入や離脱などの行動予測が
できるようになりました。

この機能により、自社のホットリードに
Web広告のアプローチを行うなど
マーケティング施策を検討できるようになります。

機械学習の精度が将来的に向上すれば
マーケティングの強力な武器になること間違いなしですね。

自動計測が充実

GA4では
ページビューや初回訪問、
スクロールや離脱クリックなどのイベントが
自動で計測されます。

従来のUAでは
これらは全てGTMなどを使って
個別にタグを設定して計測していました。

それがGA4では自動で計測されるように!

初見では難しく見えるGA4ですが
実はUAよりは初心者に易しいツール
になっているということですね。

※GA4の自動収集を詳しく知りたい方はこちら
参照:アナリティクスヘルプ「[GA4] 自動収集イベント」

GA4のデータ計測を理解しよう

GA4の概要や特徴を見てきたので
ここからはGA4でのデータ計測について
解説しますね!

GA4の分析軸は「ユーザー」です。

デバイスやブラウザをまたいでも
同じユーザーとして認識して
1ユーザーごとの行動を分析します。

そしてデータの計測は「イベント」単位です。

GA4での「イベント」とは
ユーザーのアクションのこと。

ユーザーが初めてWebサイトに訪問した。
ユーザーがページをスクロールした。
ユーザーが商品を購入した。

こうしたユーザーの行動を
「イベント」として計測しています。

クロスプラットフォームの技術により
以下のような行動でも
同一ユーザーとして認識可能。

ユーザーがパソコンからWebサイトに訪問した。
ユーザーがパソコンでページをスクロールした。
ユーザーがアプリから商品を購入した。

Webサイトとアプリアプリを一元化して
分析できるようになったのは
データストリームのおかげです。

データストリームとは
GA4のデータの収集源です。

データストリームは
1つのプロパティの中に複数設定可能で
これをWebサイトやアプリに割り当てます。

複数のデータストリームを
1つのプロパティで分析することで
デバイスをまたいだ行動も
同一ユーザーの行動として
認識できるようになるということですね。

上でGA4の自動収集について
お話ししましたが
もちろん任意のイベントの作成も可能ですよ。

例えば
「離脱クリック」という
自動収集イベントを編集して
「どこへの離脱だったのか」を
計測することもできます。

サイトにアフィリエイトリンクが貼ってあるとして
アフィリエイトリンクへのクリックを
ASP別や商品別にわけて計測する
設定もできます。

自分が計測したいデータを集めて
自社サイトの改善に役立ててくださいね。

まとめ

今回はGA4の基本について解説しました。
便利な機能がついて
ほしいデータの計測ができて
詳細に分析できるGA4。

しかもそれらを無償で使えるので
利用しない手はありません!

すぐに全部理解するというのは難しいですが
使って慣れていけば大きな力になりますよ!

BMPでは
GA4を学べるカリキュラムも提供しています。

基本操作を覚えて
自社ビジネスに合わせた応用を覚えれば
Webサイトの改善に大きく貢献しますよ。

興味がある方は
ぜひお声がけくださいね。

PS.

先週の福井県に続き、
同じ北陸の石川県にも行ってきました!

金沢市役所・石川県庁とは8月に一度お伺いしており、
石川へのサテライトオフィス展開や、
デジタル人材の育成事業について改めて詳細を打ち合わせ。

そして、、、

年始からずっと気になっていた
能登半島地震後の現状を知るために、震災現場へ行って来ました。

実は約20年前に
TBSの「ワンステップ (https://www.tbs.co.jp/onestep/bknm/oa_45.html )」という

TV番組を通して
石川県輪島市に2週間ほどボランティアに行ったことがあり、

当時地元の方々との交流を通じてとても良い思い出があったので、
今年の年始に地震が起こった事が他人事ではなく感じ、
ずっと現地に行きたいと考えていました。

台風がくる前で途中までしか行けなかったんですが、
実際に行ってみると、、

道路は車が通れる程度には修復されているけど、
ひび割れも多く土砂崩れの後が何ヶ所も。

町では倒壊した家屋がいたるところにあって、
衝撃が大きすぎて言葉が出ませんでした。

震災から時間が経つとTVニュース等で
取り上げられる機会は減ってしまいますが、
現地ではまだ困っている方々が沢山いる事を目の当たりにし、

自分にできる最大限の事は何かを徹底的に考え、
実行し続けようと改めて思いました。

小川