失敗が“次の一手”になる。PDCAを止めないマインドセット

失敗が“次の一手”になる。PDCAを止めないマインドセット

どうも!小川です。

「せっかく時間をかけたのに
 うまくいかなかった」

「結果が出ない自分は
 向いてないのかもしれない」

Webマーケティングの実践を始めた人が
ある地点でよく感じるこのモヤモヤ。

特に「改善フェーズ」で
手が止まってしまうのは
珍しいことではありません。

でも、ここで知っておいてほしいのは

「失敗はやり直しではなく、
 次の仮説のためのデータ」

だということ。

今回は、失敗を次に活かす
“PDCAを止めないマインドセット”
についてお伝えします!

失敗はやり直しではなく、“検証データ”

「うまくいかなかったらやり直し」

つい、そんなふうに
思ってしまうことがありますよね。

でも実際には、失敗した時点で
すでに「検証」は始まっているのです。

「どの仮説が外れたのか」
「どの部分が刺さらなかったのか」

これを冷静に観察すれば
そこから次の改善案が生まれます。

事例:仮説が外れた広告コピー改善

たとえば広告コピーの改善でよくある例です。

「この表現ならターゲットに刺さるはず」
と思って出稿した広告。

でも、CTR(クリック率)が低く
CV(コンバージョン)も
ほとんど取れなかった。

このとき、多くの人は
「やっぱりダメだった」「やり直そう」
と考えがちです。

けれど実際には
「この訴求では反応が薄い」
という検証結果が得られたと
考えることができます。

たとえば、
Webマーケティング講座の広告で
最初に
「現役プロが教える本格派カリキュラム!」
という内容で出稿していたとします。

これは「講座のメリット(=特徴)」を
訴求しているパターンです。

でもCTRが伸びず、CVも取れなかった。
そこで改めて考えます。

「もしかすると、“スキルが身につく”ことより
 “将来に希望が持てる”という
 感情的な変化のほうが響くのかもしれない」

そこで次は

「何も知らなかった私が、
 “副業で初収益”を出せた理由」
「子どもとの時間を優先しながら
 在宅で働ける自信がついた」

といった
ベネフィット(=得られる未来)や
感情の変化に焦点を当てた
コピーに切り替えてみよう
という仮説が生まれます。

このように
“反応が薄かった”という事実そのものが
次の仮説を生む材料になるのです。

予算を使い切ることも、検証の一部

特に広告は
「お金がかかる=失敗の痛みが大きい」
と感じやすい領域です。

ですが、検証フェーズにおいてはむしろ
予算を使い切ってでも
“検証可能なデータを集める”ことも
重要なステップだと考えられます。

CVが出なかったとしても、それが
「どのターゲット・訴求に反応がないのか」
を示す材料になります。

言い換えれば
「成果が出なかったこと」そのものが
次に活きる貴重なログになるのです。

C→Aで止まってしまう理由

PDCAを回すうえで
多くの人がつまずくのが
C(検証)→A(改善)のところです。

「検証まではできたけど、
 次に何をすればいいかわからない」
「改善したいけど、
 どこをどう直せばいいのかわからない」

そこには、主に次のような要因があります。

・仮説に自信がありすぎて、検証結果を受け入れられない
・失敗がショックで、「自分には向いていないかも」と思ってしまう
・そもそも検証の読み取り方や分析の仕方がわからない

どれも、マーケティングに限らず
多くの挑戦で起こりがちな“つまずき”です。

では、ここから抜け出すには
どうすればいいのでしょうか。

まず知っておいてほしいのは
PDCAの“改善(A)”は
「やり直し」ではなく
「仮説を立て直すこと」だという点です。

つまり、Aとは
「もう一度P(Plan)に戻ること」。

新たな仮説を立てて
それをまた検証していくサイクルです。

仮説と“自分自身”を切り離す

ここで大切なのは
「仮説が外れたこと
 =自分の価値が下がったわけではない」
と知ることです。

多くの人が、仮説に自信を持って臨むほど
うまくいかなかったときに
ショックを受けてしまいます。

でも本来、仮説とは
現時点の情報から考えられる
もっともらしい予想
にすぎません。

自分の頭で考えた「仮説」が
間違っていたのではなく
「当時の情報では
 そこまでしか見えていなかった」
というだけのこと。

そう捉えることで
「じゃあ次はどんな仮説が立てられるか?」
と切り替えることができます。

この視点を持つだけで
「止まってしまう」状態から
「もう一手打ってみよう」という
気持ちに近づいていきます。

完璧を目指すより、“動き続ける”ことが大事

PDCAを止めない人には
ある共通点があります。

それは、「うまくやろう」とするよりも
「まずやってみよう」と考えていること。

一方で、
「ちゃんと正解を出せるようになってから動こう」
「万全の状態になってから行動しよう」
と思ってしまう人は
P(計画)から先に進めず
検証データが生まれないまま
止まってしまうことが多いです。

PDCAは「動くことでしか回らない構造」

PDCAの本質は
仮説を立て、行動し、
結果を見て、また仮説を立て直すこと。

このサイクルは
そもそも動いてみなければ
回りようがない構造なんです。

でも、完璧を求める気持ちが強すぎると…

「間違ってたらどうしよう」
「失敗したら評価が下がるかも」
「中途半端なものを出すのが怖い」

という感情がブレーキになって
最初の一歩を踏み出せなくなります。

でも実際には
最初の仮説が当たることのほうが
圧倒的に少ない。

だからこそ
まず動いてみて、
検証して、
修正していくことでしか
精度は上がっていかないのです。

完璧よりも、「少しでも前に進む」こと

大きな成功や「正解」を一発で出す人なんて
実務の現場ではほぼいません。

むしろ、地道に仮説と検証を重ねて
“地力”を育てていく人が
結果的に伸びていくのです。

特に初学者のうちは
「失敗の中にしか、伸びしろはない」
と言っても過言ではありません。

・失敗した
→ なぜうまくいかなかったかが見えた

・仮説が外れた
→ 次に試すべき手が見えてきた

・結果が出なかった
→ だからこそ、次の改善材料が得られた

これらはすべて、
“動いたからこそ得られた学び”です。

行動の量が、改善の質を高めていく

最初はうまくいかなくて当たり前。

でも、行動量がある人のほうが
仮説とデータの往復回数が多くなる分、
改善の質がどんどん上がっていきます。

広告配信でも、
最初の1本で完璧なコピーを書こうとするより
5本出して、3つ失敗しながら
2つの反応を見つけた人のほうが
圧倒的に強い。

動きながら、学ぶ。

その積み重ねがやがて
「この人、なんかすごいな」
と言われる力になります。

まとめ:失敗に“意味”を与えるのは、あなた自身

最初から完璧にできる人なんていません。

失敗の数だけ
仮説の精度が上がっていく。

そう考えれば
「失敗したかどうか」ではなく
「次に活かせるかどうか」が勝負どころです。

BMPで扱う実践課題も
最初からうまくできる必要はありません。

大切なのは
「やってみた」
「うまくいかなかった」
「じゃあ次はこうしてみよう」
という、PDCAを止めない姿勢です。

あなたの一歩が
次の仮説の“材料”になります!

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BMPは
Webマーケティングを
幅広く学べるオンラインスクールです。

Webマーケティングの実務では、
「正解を探す」より
「動きながら考える」力が求められます。

たとえば広告やアクセス解析などの施策でも
一度で成功することはまれで、
仮説 → 実行 → 検証 → 改善の
サイクルを繰り返すことが前提です。

BMPでは、ツールの使い方だけでなく
・数字をどう読み取るか
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思考力を実践形式で身につけていきます。

失敗しても止まらない。

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PS.

大変ありがたいことに、本日10月1日より、株式会社BREAKは 10期目 を迎えました。

この節目にあわせ、会社のロゴ・コーポレートサイトをリニューアルしました。

新たなロゴに込めた思い。

・旧ロゴ:グローバルな広がりを示す象徴として、創業期から共に歩んだ存在
・新ロゴ:地球をモチーフにしながらも、文字「B」を「壁を打ち破る」動きとしてデザイン化し、理念である「Break The Border」を直感的に表現

コーポレートサイト( https://break-c.com/ )もリニューアル。

、、、振り返れば9年前の2016年10月、31歳の誕生日に株式会社BREAKを創業。

当初は営業代行会社としてスタートしましたが、思うように成果が出ず赤字続き。自分の報酬を後回しにしながら仲間の給料を優先する日々が続きました。

そこからWebマーケティングの可能性に賭けて事業を完全ピボット。

毎日営業現場に出つつ、中古PCで昼夜を問わず必死に学びながら案件を獲得し、少しずつ形にしてきました。
その創業期の経験が、今の株式会社BREAKの基盤になっていると感じています。

仲間や多くの皆さまに支えられながら、ここまで走り続けることができました。心から感謝申し上げます。

私たちが掲げてきた理念「Break the Border」。

この理念を基に、Webマーケティング支援会社の枠を超え、オンライン講座「Break Marketing Program(BMP)」を通じて2,700名を超える挑戦者に伴走し、自治体や企業と共に地方創生や人材育成のプロジェクトも数多く実現してきました。

さらに、AI教育やリスキリング、移住×デジタル人材育成など──
気づけば事業の幅は、創業当初には想像もしなかった領域に広がっています。

ですが、どの取り組みも「挑戦を支える」という軸は変わりません。

10期目に入った今、株式会社BREAKは「ただのマーケティング会社」から「挑戦を支えるプラットフォーム」へ。

Webマーケティング・AI・教育・キャリア支援・地方創生──すべてを横断し、挑戦する人と組織の可能性を最大化する存在へと進化していきます。

挑戦には、不安もリスクも伴います。
しかし、挑戦なくして成長はなく、挑戦なくして未来もありません。

私たちはこの10期を「生まれ変わり」の年と位置づけ、
国内で確かな成果を積み重ね、その先に広がる舞台でも挑戦する人と組織の力を最大化し、社会に新しい価値を創造していきます。

“Break The Border” という理念の通り、枠を超えて人と組織の可能性を解き放つ存在へ。

10期目の株式会社BREAKも、どうぞよろしくお願いいたします!

株式会社BREAK
代表取締役CEO
小川佳祐