優秀なマーケターの採用はこうする!効果的手法6選&成功する見極めポイントを解説

優秀なマーケターの採用はこうする!効果的手法6選&成功する見極めポイントを解説

デジタルマーケティングやWebマーケティングの需要が高まる中、実務を担当する人材の確保は、人事担当者の課題ではないでしょうか。

マーケター採用においては競争が激化していると言われる市場で、いかに優秀なマーケターを採用できるかどうかは経営資源にも関わる重要な問題です。

目次

マーケターの採用が難しい背景と現状

近年、デジタルマーケティング市場は急速に拡大しています。

しかし、この流れに対応できるほどの人材育成のスピードが伴っていないのが実状です。

ひとくちにマーケティングと言っても、SEO、コンテンツマーケティング、広告運用、コピーライティング、データ分析、SNS、MAツールなど、手法が多様化し求められるスキルが多岐にわたります。

それぞれの領域で専門知識や実務経験を持つ人材が求められやすく、施策を広げようとするとその分だけ人材が必要になるという側面もあります。

また、アップデートが早い業界のため、採用する企業側としても戦略が追いつかず、採用基準が曖昧になりミスマッチが起こったり、応募者を集められなかったりするなど採用活動が長期化するケースも見られます。

このような背景と現状を踏まえると、企業は自社にマッチするマーケターを採用するために、戦略的で柔軟な採用活動を行う必要があり、確保が難しい場合は未経験者を育成する策に踏み切る選択もありえます。

MAツールとは
Marketing Automation ツールの略で、マーケティング支援ツールのことです。顧客情報の管理、見込み顧客の育成、メールマーケティング、キャンペーン管理など、多岐にわたる機能を備えています。

【超重要】優秀なマーケターを採用するポイント4選

激化しているマーケターの求人市場において、優秀な人材の採用を成功させるには工夫と念入りな準備が必要です。おさえておくべき超重要ポイント4選を紹介しますので、必ず目を通してくださいね。

1.採用の背景と目的を明らかにする

的確な採用を行うには、採用が必要になった背景と、解決すべき課題はどのようなことかという目的を明らかにする必要があります。

これから採用するマーケターには、自社のビジネスを盛り上げてくれる適性があることが必須条件です。

そのためには自社独自の目線で、採用活動に至った経緯や将来のビジョン、チームのありたい姿などを整理し、それらが候補者にも伝わるように言語化しましょう。

2.ペルソナ設計で人物像を明確にする

目的を明確にしたら、次は自社が求めるマーケターの人物像を設定します。

人物像を具体化することで、経験やスキルレベル、キャリアの志向などが明確になり、候補者を絞るうえで効率的な採用活動を進められるうえ、このあとの採用手法の選択においても役立ちます

また、配属先の部署の雰囲気に合う人柄かどうかも大切な判断ポイントです。

お互いのミスマッチを回避するためにもペルソナ設計を行いましょう。

設定項目例

経歴、必須スキルや経験、歓迎スキルや経験、性格、年齢、価値観、キャリアの志向性、ほか自社や担当業務に関わる項目

3.ペルソナにあう採用手法を選ぶ

採用手法は、ペルソナにあわせて検討します。

ペルソナ設計をすると候補者の行動パターンが見えてきます。ペルソナの行動や思考にあわせて採用活動をすると、効率よく候補者に出会える確率が高まります

例えば、20代の情報発信好きな若手ならSNS、30〜40代のマネージャー候補ならスカウトサービスを利用するなど、手法を変えましょう。

4.転職希望潜在層へもアプローチ

転職活動をしていない転職希望潜在層へのアプローチも有効です。

優秀なマーケターは、必ずしも求人サイトや転職サイトへの登録や、積極的な求職活動をしているとは限りません。そんな人材に出会うためには、手法を少し工夫する必要があります。

LinkedInなどのビジネスSNSからのダイレクトスカウトやカジュアル面談、社員からの紹介も視野に入れましょう


求める人材をピッタリ探し当てて採用を成功させるために、企業側もしっかりと準備をして活動にのぞみましょう。

ニーズを把握!優秀なマーケターが望むこと

候補者のニーズを把握することも採用につなげるポイントです。自社に魅力を感じてもらうために、次の3つを明確にして伝えられるように準備しておきましょう。

キャリアプランをイメージできる

優秀なマーケターは、現在だけでなく将来のキャリアプランを見据えて仕事をしているものです。自己の成長やさらなるスキルアップがのぞめることや、どのようなプロジェクトに関われるのかといったキャリアに関する興味が高い傾向があります。

現在の領域でスペシャリストを目指すのか、マーケティング全体を管理するプロジェクトマネージャー、あるいは独立・企業を目指すなど、多様な志向に応えられるよう企業側も複数のキャリアパスを用意し、候補者にアピールできると魅力を感じてもらいやすくなります

具体的な仕事内容の提示と適切な年収

候補者に具体的な仕事内容や適切な年収を提示することもとても重要です。

優秀なマーケターは、自分のスキルや経験がどのように貢献できるか、具体的な実務にどう活かせるかを知りたいと考えています。そのため、担当する領域や具体的な業務内容を詳しく説明する必要があります。説明には、配属想定ポジションのレベルやビジネスの規模がわかる数字などを盛り込んでおくと、候補者は入社後の働く姿をイメージしやすいです。

また、優秀なマーケターは自身の能力が市場でどれくらいの価値があるのか理解しているものです。採用側も同業他社をリサーチするなどして市場価値を把握し、正しく評価していることを伝えられるようにしましょう

候補者には、自分のスキルを最大限に活かすことができ、成果を出すことで正当に評価してもらえ、さらに成長もできる、と期待してもらえることがポイントです。

職場環境が整っている

仕事をする環境も非常に大切な要素です。

柔軟な働き方が浸透している現在、自由なワークスタイルを望むマーケターは多くいます。具体的には、リモートワークやフレックスタイム制度を利用できること、さらにオフィス環境が快適なこと、福利厚生が充実していることも挙げられます。

これらは採用だけでなく、入社後の定着率にも関わります。マーケターとして活躍しやすい職場環境の提供も重視しましょう。


売り手市場にいる優秀なマーケターは、常に活躍の場を求め、成長機会を得られることを望んでいます。また成果に見合う正当な評価を得られる期待感も持っています。

そのためには、誠意を持って向き合うことが優秀な人材の獲得につながります

優秀なマーケターに出会える6つの採用手法

実際に、採用活動を行う際の手法を紹介します。それぞれに特徴があるので、設計したペルソナに照らし、求める人材に合わせた手法を活用しましょう。

ダイレクトリクルーティング(スカウト)

ダイレクトリクルーティングとは、特定の候補者へ的を絞って直接アプローチする手法です。

採用側から声をかけるため、応募や紹介のような待ちの採用では出会えなかった転職潜在者層の発掘にも役立ちます。スカウトには、全員に一辺倒のメッセージを送るのではなく、個々にアレンジした内容を伝えることで、候補者の意欲にささるアプローチができます。

スカウト向け転職エージェントのほか、SNSも利用できます。

ポイント
・スピード採用が実現
・自社の魅力を直接伝えられる
・採用担当者の手腕次第

マーケターの登録者数が多い転職エージェントを紹介します。
自社の求人に合う媒体を比較検討してみてください。

エージェント特徴登録者層費用目安
Wantedly・IT・スタートアップ系
・SNS・広報系が多い
・転職意欲の高くないライト層にもアプローチ可
20〜30代前半初期費用3~5万円+月額3~10万円
ビズリーチ・立ち上げや戦略ポジションに強い
・年収高め
管理職・ハイクラス層月額10~15万円+成功報酬約100万円
Green・IT・Web業界中心
・広告運用、デジマ経験者
約70%が25-39歳以下
中堅層
月額10万円~+成果報酬80~120万円
YOUTRUST・SNS感覚でカジュアル接点を持てる
・スタートアップに強い
20〜30代前半
フリーランス、副業マーケター
初期費用(見積もり)+月額10~20万円
doda ダイレクト・大手〜中小企業が広く利用
・データベースが豊富、自社管理画面から直接スカウト可
25〜39歳がボリューム層初期費用のみ、または月額+成功報酬

人材紹介(エージェント)

プロに任せたい場合には、人材紹介のエージェントに依頼する手法もあります。

豊富な経験のあるプロの視点やネットワークを用いて、自社の希望に沿う人材を探してくれるサービスです。初期の面談や採用段階から内定までの候補者とのやりとりも行ってくれるため、採用にリソースが足りない企業にとっては大きな助けになります。

エージェントによって得意な領域があるため、自社の採用戦略にマッチするパートナーと組むことが成功の鍵です。

ポイント
・採用活動の効率化と負担軽減
・非公開求人に出会えるケースも
・採用活動のノウハウを蓄積しにくい

マーケター採用に強い人材紹介エージェントを紹介します。

エージェント特徴登録者層対応エリア
マスメディアン・マーケティング・クリエイティブ専門
・業界特化型で候補者の質が高い
・即戦力からハイクラスまでの実務経験者
・SNS運用になれている20代Z世代など若手も豊富
東京都・神奈川県・富山県・石川県・福井県・岐阜県・愛知県・京都府・大阪府 ・兵庫県・福岡県
JACリクルートメント・企業と求職者の双方を担当する「両面型」でマッチング精度が高い・ハイクラス
・30~50代の実務経験者
東京・横浜・大阪・神戸・京都・ 名古屋・浜松・静岡・広島・福岡・仙台
リクルートエージェント・国内最大手
・求人数豊富
・Web・デジマ等広い
若手層~中堅・管理職層全国
レバテックキャリア・デジマに理解の深いキャリアアドバイザーが多い・即戦力
・利用者の約80%
が20〜30代
全国
※関東・関西・東海・九州が中心

社員からの紹介

社員からの紹介(リファラル採用ともいいます)は、有効な採用手法のひとつです。

自社に理解のある社員が紹介してくれるため、能力だけでなく社風や部署の風土にフィットしやすいのが特徴です。面接前から信頼性があることも多く、選考がスムーズに進みやすいのもメリットです。

紹介制度を機能化させるには、簡易なテンプレートを用意したり、成果時に紹介者にインセンティブを用意したりするなど工夫しましょう。

社員の中に、マーケティング業界出身の人や横のつながりが広い人がいる場合は、その社員を通じて人材を確保することも効果的です。

ポイント
・ミスマッチが起こりにくい
・採用コストが低い
・断る場合のプレッシャー対策も必要

SNS

SNSを活用して採用する手法も注目されています。

SNS採用には、2通りの手法があります。1つめはスカウト、2つめはブランディングです。

まずSNSでのスカウトとは、候補者が発信している情報を見てDM等で直接つながる方法です。SNS上で実績や作品などのポートフォリオを見たり、発信内容から考え方を知ったりすることができるので、事前に実力を把握しやすい側面があります。転職潜在層へのアプローチに適しています。

次に、SNSでのブランディングとは、自社の魅力をSNS上で発信し印象付ける手法です。企業カルチャーや働き方などを発信し、興味を持った候補者をフォローしたり、DMでカジュアル面談を提案したりするなどして距離を縮めていきます。

SNSで情報の発信やキャッチを積極的に行っている人はトレンドに敏感と言え、マーケティング職と好相性です。

ポイント
・普段の発信を見てスキルや実績をうかがい知ることができる
・企業の価値観に共感してくれる人が集まる
・発信の手間とスキルも必要
・他の手法と組み合わせると効果的

採用活動によく使われるSNSを紹介します。

メディア特徴
Xフォロワーとの距離が近く、マーケター同士のつながりが活発。
LinkedInハイクラス人材探しも可能。自己紹介や職務経歴が整理されている。
note自分の考えやナレッジを深く表現している。コンテンツマーケ人材にも◎
Instagramデザイン・ブランディング寄りのマーケ職と相性良し。

カジュアル面談

カジュアル面談とは、選考前にリラックスした雰囲気で情報交換を行う場のことで、取り入れる企業が増加しています。

会話の中で自社の雰囲気や働き方などの魅力をアピールしたり、候補者は応募検討前の疑問を質問したり、転職を決めていないけれど話を聞いてみたい、という距離感で話をすることができます。

SNS経由で声をかけたり、転職サイト経由でカジュアル面談を実施したりする企業もあります。

面接とは違った一面を垣間見られるなど、企業にも候補者にもメリットがあるためぜひ試してみてください。

ポイント
・転職潜在層にアプローチできる
・素直な意見や本音を引き出しやすい
・選考への移行率が高い
・売り込みすぎないよう注意し候補者の話も聞く

オウンドメディアリクルーティング

オウンドメディアリクルーティングとは、自社のメディア上で行う求人活動のことです。

自社主導で行うので、自社の魅力を自由な視点で情報発信することができ、共感度の高い人材に出会える可能性が高まります。先輩社員へのインタビューやオフィス環境、プロジェクト紹介など社風や仕事内容がわかるコンテンツのほか、トップからのメッセージなどを掲載します。

メディアは、公式ホームページの他、リクルートに特化した単独サイトを設置する場合もあります。他にも、企業ブログ、SNS、note、YouTubeなど、候補者のペルソナにあわせて使い分けたり、組み合わせたりすると効果的です。

ポイント
・採用コストの削減
・採用活動のノウハウを蓄積できる
・自社の魅力を自由にアピールできる
・即効性よりも着実性を重視

【比較表】自社に合うのはどれ?求めるマーケティング人材に出会う採用手法

ここまで6つの採用手法を紹介しました。
あらためてそれぞれの特徴を一覧にしましたので、採用手法を選ぶ参考にしてくださいね。

採用手法特徴向いている企業
ダイレクトリクルーティング直接アプローチが可能
採用スピードが速い
スキル条件や定義が明確
採用リソースがある
人材紹介プロに任せられる
非公開求人にも出会える
即戦力のハイクラスを早期に採用したい
採用担当者のリソースが限られている
社員からの紹介ミスマッチ防止
信頼度が高い
社風、カルチャーへのフィット重視
社員のつながりに期待できる
SNS共感者からの応募
拡散で認知に期待
SNS運用スキルがある
候補者と自然な接点を持ちたい
カジュアル面談ミスマッチ防止
選考プロセスの短縮
転職潜在層、ライト層にアプローチしたい
本音を聞きたい
オウンドメディア自社に合う人が集まる
SNSとセットで相乗効果
採用広報に注力したい
継続的に採用活動したい

採用活動は転職サイトのようなメジャーな方法に限らず、カジュアル面談といった新しいスタイルや、SNSまで活用できる時代です。自社の適性やマーケティング職と相性の良い方法を選び、マーケター採用を成功させましょう。

外部サービスを利用する際に確認すべきこと

採用活動には採用エージェントや求人サイトなどの外部サービスを利用するケースも多いでしょう。採用を成功に導くために、外部サービスを利用する際に確認すべきことも説明します。

マーケティング職の登録者数と紹介実績

求人サイトや人材紹介などを利用する際は、マーケティング職の登録者数と紹介実績に注目しましょう。

エージェント全体への登録者数が多くても、マーケティング職での登録者の母数が大きくなければ、豊富な人材からのマッチングは期待できません。

登録が少ない職種は、そのエージェントにとって得意分野ではない可能性もあります。マーケターの紹介実績が豊富なキャリアコンサルタントが在籍していることや、マーケティング職の登録が多いエージェントかどうかを見極めることも重要です。

サポートの手厚さ

外部サービスを利用する際、どこまでサポートしてくれるのかも事前に確認しておきたいポイントです。

候補者を提案してくれる程度のサービスと、要件定義から伴走してくれて、求人票の作成や一次面接などまで代行してくれるサービスでは、人事担当者の負担の工数がまったく異なります

また、ターゲット人材への提案力や、スカウト文面のアドバイスなどまで企業の立場で寄り添ってくれると、成果にも差が出ます

担当者によっても差があるため、初回の打ち合わせで相性を見極めましょう

料金体系

外部サービスの料金体系は、エージェントや媒体によって設定が異なります

主に、初期費用、月額、成果報酬の3つが発生しますが、いずれも必要になる場合や、成果報報酬のみ、という場合もあります。

料金設定も、規模によって見積もり費用を算出する場合と固定金額が設定されているものもあります。自社の予算とあわせて必ず確認しましょう。


外部サービスは便利な反面、サポートの充実度や担当者との相性が成功率に直結します。どれだけ自社を理解しようとしてくれるかを基準に選びましょう。

エージェントや候補者選びが難しいと感じたら、自社のスタッフを育成する方法も。

【事例】メルカリのオウンドメディア×リファラル成功例に学ぶ

フリマ大手の株式会社メルカリの事例です。

スタートアップ時期は余裕がなく1円たりとも無駄には使えない状況下で、採用活動を行うにあたりオウンドメディア「mercan」を立ち上げました。
求人広告を出すのではなく、一緒に働きたいと思う人に狙いを定めて口説く、という手法で成功しています。

社員が増え多様性が豊かになっても、自社のミッションとバリューをベースにつくっている文化があるとのこと。社員たち自身がそのミッションとバリューを語れる環境があるからこそ、候補者へ会社の魅力を存分に伝えられると言います。
そして社員と会社の関係を深めるために大きく貢献しているのが、会社のバリューを発信している「mercan」なのだそうです。

出典:日経ビジネス|メルカリ小泉社長が明かす「僕らがリファラル採用ができるワケ」(2019.5.30)

会社のミッションとバリューに筋が通っているからこそ叶う、効率的で効果的な採用活動ですね。

優秀なマーケターを見極める4つのチェック項目

ここからは、優秀なマーケターを見極める4つのチェック項目を紹介します。面接時の判断基準としてお役立てください。

☑ 周囲を巻き込むコミュニケーション力があるか
☑ 論理的思考を持っているか
☑ SEOや広告運用など期待する業務を任せられるスキルがあるか
☑ PDCAをまわす目標達成能力があるか

✓1.周囲を巻き込むコミュニケーション力があるか

コミュニケーション力は、マーケターには必須のスキルです。

プロジェクトには社内外の多くの人が関わります。必要な関係者を巻き込み、スムーズに進めていくためには、話すだけでなく聞く力や対応力、調整力も必要です。

これらを判断するためには、

「周囲を巻き込んで仕事を進めた経験」や、「伝え方で工夫していること」などを質問してみると回答によって判断しやすいでしょう。

✓2.論理的思考を持っているか

論理的思考もマーケティングに関わる上で重要です。

マーケティングでは、課題を発見し解決するために、分析や仮説を立てるなどして戦略を立てて行動するプロセスを繰り返します。論理的な思考で取り組むことが求められるため、想像や感想でなく、論理に基づいて話ができるかどうかや、構造を整理できるかなどを見極める質問をしてみましょう。

質問の具体例としては、「何か課題に直面したとき、どうやって解決策を考えていますか?」や、「過去に改善提案をした経験」で思考プロセスを聞いてみるのがおすすめです。

✓3.SEOや広告運用など期待する業務を任せられるスキルがあるか

入社後に任せたい業務に関するスキルがあるかどうかも、判断しましょう。

経歴だけではわかりにくい部分のため、実績や実務に関する質問や、ケースごとの対応について質問してみると判断しやすいです。

何をしたのか、ではなくどう考えて動いたか、どう改善したかを深掘りすると良いでしょう。

「SEOでの検索順位や広告効果が思うように出なかった場合、次にどういう対応をしますか」、「これまでに取り組んだ施策の中で最も結果を出したことを教えてください」という質問に対して、PDCA思考があるかどうかや数字を出して説明できるか、ツールを使いこなせるかなどがわかります。

✓4.PDCAをまわす目標達成能力があるか

PDCAをまわして目標を達成する能力を持っているかも重要です。

目標を達成することが最終的なゴールであるため、いかにクリアできるかを考えなければなりません。ここが抜け落ちるとやりっぱなしということになってしまいます。

計画が立てられているか、計測可能な観点があるか、改善提案ができるかなどPDCAの流れを意識した説明ができるかがポイントです。

目標達成のために考えて動いているかを見極めるには、このような質問をしてみましょう。

「達成が難しい目標に取り組んだ経験はありますか?どんな風に進めましたか?」や、「目標設定する時、どんなことを意識していますか?」などが適当です。

採用に困ったらマーケターの育成も選択肢に

マーケティング担当者の採用市場の競争が激化している中、策を練っても思うように優秀な人材を採用できないこともあるかもしれません。

もし、採用に課題を抱えているなら、外部から採用するという方針を変え、自社内で見込みのあるスタッフをマーケティング担当者に育成するという考え方もあります。

法人向けのマーケティングスクールなら、現役マーケターの講師による直接指導を受けられます。数か月程度の短期で活躍できるマーケターを育成することが可能です。

ブレイク 法人向けWebマーケティング人材養成講座

弊社、株式会社ブレイクが運営する「法人向け Webマーケティング人材養成講座」では、未経験者でも社内マーケターに成長できるカリキュラムを提供しています。

超実践型のオンライン学習を通じて、現場で結果を出すために必要な実践スキルを経験豊富なプロから学ぶため、卒業後は即戦力として活躍することができます。

2021年6月に、「採用担当者・経営者が選ぶWebマーケティング講座No.1」に選出されました。(日本マーケティングリサーチ機構調べ)

「Webマーケティング人材養成講座」の特徴

・現役Webマーケター講師がマンツーマンで徹底サポート
・現場に強くなる実践課題80%のカリキュラム
・案件の持ち込みOK!受講と並行して業務の進行が可能
・Webマーケティングスキルを網羅 & 業界内安値の受講費用


株式会社ブレイクでは、Webマーケティング担当者の育成をサポートしています。

【導入事例】「社内マーケター誕生!Webサイトの分析がスイスイ進み問い合わせ増加!」

あわせて読みたい▼
こちらの記事でも、法人向けWebマーケスクールについて詳しく解説しています。
【最短3ヶ月で成果】Webマーケ人材育成に悩む企業へ──現場で活かせる“実践人材”を育てるオンライン講座とは? │ Break Marketing Program

Q&A 優秀なマーケターを採用したい!成功するには

Q:マーケターの採用はなぜ難しい?

デジタルマーケティングの業界は著しく拡大している反面、人材育成のスピードが伴っていない背景があります。さらに、採用する企業側がマーケターについての理解が乏しいことから採用が難航しがちです。

Q:応募が少ない、何を見直せばいい?

戦略を立てて採用活動を行っていますか?求める人材のペルソナを設計すると、行動パターンが見えます。それにマッチする手法を選択します。さらに3章で紹介しているように、マーケターのニーズを把握して示すことも大切です。

Q:マーケターの採用にはどんな手法がある?

直接アプローチできるスカウトや、プロに任せる人材紹介のような外部サービスを利用するほか、信頼度が高い社員からの紹介も有効です。

最近では、転職潜在層とつながるためにSNSの利用や、カジュアル面談から選考に引っ張るという手法も注目されています。

継続して採用活動を行うなら、自社のリクルートサイトを立ち上げて社風やビジョンなどを自由に発信する手法も効果的です。

Q:優秀なマーケターに必要なスキルは?

面接では、コミュニケーション力、論理的思考、期待する業務の遂行スキル、目標達成能力を持っているかどうかをみましょう。判断するための質問例を7章で紹介していますので、参考にしてくださいね。


優秀なマーケターの採用には事前の備えが重要

売り手市場にいる優秀なマーケターを採用するには、事前に万全な準備を行いましょう。

採用の目的を明らかにし、ペルソナを設計して求める人物像を明確にします。そのうえで、ペルソナに出会える採用手法を使って活動しましょう。

ポイントは、候補者側も企業を選んでいるということです。キャリア志向のマーケターが望むのは、入社後の具体的な仕事の内容や市場価値に見合う評価が具体的に示され、将来のキャリアパスをイメージできることです。

採用活動が難航する場合、外部の人材だけを考えず、内部のリソースを活用することも視野に入れてみましょう。

社内のスタッフがスクールを利用して実践スキルを習得できれば、もしかすると採用よりもはるかに低いコストで社内マーケターを確保できる可能性があります。


株式会社ブレイクでは、現場に強いWebマーケティング担当者を育成する学習プログラムを提供しています。

Webマーケティング各分野のプロフェッショナルが、受講生を徹底サポート!自社の施策を課題として持ち込むことも可能です。

自社にWebマーケティング担当者を育てたいとお考えなら、ぜひお気軽にお問い合わせください。無料相談や無料セミナーも用意しています。